福居 良の演奏をレコードで

これまでに、福居良の貴重な音源は一通り聴いてきましたが、ここにきて過去の２作品がレコードで再発されました。

こちらは、バリー・ハリスのパートナーであるLisle A. Atkinson(b)とLeroy Williams(ds)を従えてのニューヨーク録音で、地下鉄の写真が雰囲気をだしています。
「IN NEW YORK 1999」　HRLP 155
　　

そして、彼の３番目のレコーディングとなったソロ・ピアノ集、
2枚ともジャケットのデザインはCDと異なるため、別のアルバムの様で新鮮です。
「MY FAVORITE TUNE」　HRLP 191
　　

この２枚、リマスタリング・エンジニアはそれぞれ異なりますが、好きな福居の演奏が、柔らかい音でありながら粒立ちがしっかりしたレコード特有の「音」で楽しめます。
特に、ニューヨーク録音のトリオ演奏の方は、CDに比べてベースの輪郭がよりはっきりしていて好ましいです。
これで、彼の５作品が全てレコードで聴くことが出来るようになりました。

２０２０年４月の富士山

こちらもやっと桜の季節になりましたが、桜と五重の塔（忠霊塔）で有名な新倉山浅間公園は、新型コロナウイルスの影響で、今年は閉鎖されていて行くことができません。
そこで今回は、富士見孝徳公園からの桜と富士を撮りました。

臨時駐車場に車を止めて、長い坂道を登っていく途中、民家の庭に桃の花が咲いていました。


目的地に着いて、神社の階段を上ったところでは、桜は見事でしたが、これに隠れて富士山は良く見えませんでした。
　

そこで少し移動して、富士と桜、それに富士吉田市が一望できる場所を探しました。
　　　

日中で、しかも快晴とはいかずコントラストはイマイチですが、満開となった桜と富士を楽しむことはできました。
この富士見孝徳公園は、「関東富士見百景」にも数えられている観光スポットですが、地元でも知る人は少ないようです。

レコードの長尺演奏（山下洋輔トリオ）

１９７０年代の山下洋輔トリオのヨーロッパでの活躍は素晴らしいものがあり、その足跡はレコードでも聴くことが出来るのですが、レコード盤は片面２０数分という時間の制約から、長時間演奏の場合は両面に跨って収録されるため、演奏が中断されたようになり芳しくありません。
その中で、メールス・ジャズ・フェスティバルの実況録音盤である「CLAY」は素晴らしい内容にも係わらず、「ミナのセカンドテーマ」が両面に渡って収録されており、坂田明のクラリネット・ソロの途中で盤をひっくり返さねばならず、これが切れ目なしに聴けたらと常々思っていました。
「CLAY」　enja 2052
　　

山下洋輔トリオのレコードの中でも、このアルバムだけが中々CDになりませんでしたが、最近１，３２０円（税込）という格安の価格で発売されたので、早速購入しました。
このライブ盤は、このトリオの数あるライブの中でも飛び切り素晴らしい内容で、それは何といっても最初に収録されている「ミナのセカンドテーマ」ですが、元はと言えば、映画「荒野のダッチワイフ」のために作られた山下のオリジナルです。


凶暴な山下のピアノは言うに及ばず、森山威男のブラシとバスドラを駆使したドラム・ソロに続いて１５分４０秒あたりから登場し、１０分以上も吹き続ける坂田明のクラリネット・ソロが抜群で、レコードでは演奏開始後１８分辺りでひっくり返していたものが、集中力を切らせないで聴けることがなによりです。

改めて通して聴きましたが、それにしてもすざまじい演奏です。（汗）

春野菜を買ってきました

休日だというのに新型コロナウイルスのこともあり、アチコチ歩き回ることができないため、近くの農協で春野菜を買ってきました。

買ったのは、菜の花、のらぼう、そしてタケノコです。


タケノコは、米ぬか、タカノツメと一緒に３０分程茹でた後、熱を取ってから水にさらして、葉っぱ類と共に、今夜の料理に使いたいと思います。