あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

ビック・バンドに続いて

2018-10-14 | JAZZ
ビック・バンドに続いては、カウント・ベイシーに所縁のある人たちによる演奏集。
「FOR BASIE」 PRESTIGE 7127
  
1. ROCK-A-BYE BASIE
2. TEXAS SHUFFLE
3. OUT THE WINDOW
4. JIVE AT FIVE
5. DIGGIN′ FOR DEX
PAUL QUINICHETTE(ts) SHAD COLLINS(tp) NAT PIERCE(p)
FREDDIE GREENE(g) WALTER PAGE(b) JO JONES(ds)
録音 1957年10月18日
これは6人編成のアルバムで、フレディ・グリーンが参加しているところに価値があり、リーダーは、ポール・クインシェットとなっていますが、全員が貫禄十分のプレイで楽しい演奏集です。
全5曲の中で、4曲目の「JIVE AT FIVE」は、ジョー・ジョーンズお得意のハンド・ドラムに加え、フレディの刻むリズムに導かれて2管によるテーマが演奏された後、テナー・サックス → トランペット → ピアノ → ベースとソロが繋がれテーマに戻る構成になっています。
この中で、ナット・ピアースのピアノは、ベイシーのそっくりさんのように数少ない音で始まりますが、徐々に本性を現したモダンなプレイになっていくところなどは微笑ましいです。
この曲以外は、トランぺッターのシード・コリンスが、オープンとミュートを吹き分けるぐらいで凝ったアレンジは無く、テーマの後は2管とピアノがそれぞれ順番にソロを取るだけの演奏集です。
なお、簡単なリフで始まる1曲目の「ROCK-A-BYE BASIE」は、マザーグースの子守歌として知られる「ROCK-A-BYE BABY」をもじって「ベイビー」を「ベイシー」に替えた粋なタイトルとなっていて、冒頭から4人によるリズム隊のスイング感を十分味わうことができます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする