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鬼才トリスターノ

2018-05-06 | JAZZ
レニー・トリスターノの実質的な活動は1940年代から60年代に限られており、このアルバムの日本出のタイトルは「鬼才トリスターノ」でした。
「LENNIE TRISTANO」 ATLANTIC 1224
  
SIDE A
1. LINE UP
2. REQUIEM
3. TURKISH MAMBO
4. EAST THIRTY SECOND
LENNIE TRISTANO(p) PETER IND(b) JEFF MORTON(ds)
録音 1955年 NY

SIDE B
1. THESE FOOLISH THINGS
2. YOU GO TO MY HEAD
3. IF I HAD YOU
4. GHOST OF A CHANCE
5. ALL THE THINGS YOU ARE
LENNIE TRISTANO(p) LEE KONITZ(as) GENE RAMEY(b) ART TAYLOR(ds)
録音 1955年夏

過去に多くの評論家がこぞって絶賛したクール派の総師、
当時、その評論家たちの言葉に誘われて購入したものの、その良さが理解できず今迄レコード棚に置き去りにされていた1枚、
片面はピアノトリオ、もう片面はリー・コニッツの入ったカルテットを中心にした演奏集で、トリオ演奏は硬質で難解で妥協を許さないトリスターノの世界があり、今でもその素晴らしさを理解するには難しいです。
セロニアス・モンクの演奏にはすーっと入って行けるのに・・・です。
トリオ演奏は、いずれの曲も途中でフェイドアウトされており、トリスターノの楽曲の構成と独特なアプローチを知るのみのものです。
一方のカルテットのほうは、曲の終わりに拍手や聴衆のざわめきが入っていることからライブ演奏の様です。
コード進行に従って淡々とプレイするコニッツのアルトに対し、バックを担当するトリスターノはトリオ演奏の時とは違い普通のピアニストのように聞こえます。
そして、「THESE FOOLISH THINGS」や「ALL THE THINGS YOU ARE」でコニッツが吹くテーマ・メロディにホッとさせられるアルバムでもあります。

コメント
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