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マックス・ローチとアンソニー・ブラックストン のデュオ

2023-10-08 | JAZZ
1979年のヴィリサウ・ジャズフェスティヴァルでは、前回掲載のアーチー・シェップの他にアンソニー・ブラックストンとのデュオも行っていて、これもその音源を収録した2枚組アルバムです。

「ONE IN TWO - TWO IN ONE」 hat Hut SIX 2R06
  
MAX ROACH (perc, gong, tuned cymbals)
ANTHONY BRAXON (as, ss, sn, cont bcl, cl, fl)
録音 1979年8月31日

これは、ベテランの2人がお互いの持ち分をわきまえながら、多くの楽器を駆使して演奏を繰り広げる77分50秒のドラマです。
演奏はデュオとソロの応酬による共に明快極まりない内容で、フリー・ジャズというよりは、お互いが持ち前の楽器を駆使して最大のパフォーマンスを展開するという内容となっています。
マックス・ローチは、ドラムセットの他にゴングや特殊なシンバルを効果的に使っており、またアンソニー・ブラックストンの吹くコントラバス・クラリネットは、ヒキガエルの雄叫びのようにも聞こえて旨く演奏に溶け込んでいます。
演奏開始後、74分あたりで一旦終了して大きな拍手に包まれますが、その中でアンコールのかけ声があったことから、それを受けてドラムスとソプラノ・サックスによる小品が演奏されて終演となっています。

全曲を通してメロディらしきものはありませんが、2人の演奏が切り替わる度に拍手が聞こえます。
また、通して聴くには2枚組のレコードを夫々裏返しする必要がありますが、それも苦にならず一気に聴くことができる内容となっています。

アルバム・ジャケットの内側に、ブラクストンが吹いているコンドラバス・クラリネットと、ローチが使っているターンド・シンバルの写真がありましたので、ここに掲載しました。

 

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