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ダニー・モスのナゲル・へイヤーからの作品(CD)

2020-09-23 | JAZZ (CD)
暫くサックス奏者の掲載が続いていますが、続いて英国出身のダニー・モスがハンブルグのBLUE NOTE スタジオで行った録音(CD)を取り上げました。
「WEAVER OF DREAMS」 NH CD 017 
 
録音 1994年11月17日

ダニー・モスは、コールマン・ホーキンスをベースにしたゴリゴリのテキサス・スタイルかと思えば、ズート・シムスの様になめらかな演奏も披露するベテランです。
ピアニストは同じ英国出身のブライアン・レモン、そしてドラマーにブッチ・マイルスが参加しています。
ここでの1曲目は、ズートの演奏でもお馴染みの「9:20SPECIAL」で、モスはバックの確実なサポートに支えられ、スイング感たっぷりにフルトーンで鳴らしています。
また、「THEN I’LL BE TIRED OF YOU」、「WEAVER OF DREAMS」、「POOR BUTTERFLY」のような比較的ゆったりしたテンポでのプレイも心地良く、その中でも5曲目の「SMOKE GETS IN YOUR EYES」は、絶品のバラードです。
なお、8曲目の「MY ROMANCE」のように、ベースをフューチャーしたピアノ・トリオ演奏も含まれています。

一方、下記もスタンダードを中心としたプログラムですが、編成はカルテット+1としてロイ・ウイリアムス(tb)が加わっていることで、サウンドにも厚みが出ています。
また、こちらのドラマーはチャーリー・アントーニです。
収録されている曲は、最初の「SHINY STOCKINGS」から最終曲の「TAKE THE A TRAIN」まで良く知られた曲のオンパレードとなっています。
そして「DAY BY DAY」では、曲の最初と最後の部分においてテナーとトロンボーンの2人によるメロディの断片を織り交ぜながらの掛け合いや、ベースとドラムスの4バースによるソロも織り込まれ華やかな演奏もあります。
なお、10曲目の「BUT BEAUTIFUL」は、ロイ・ウイリアムスのトロンボーンをフューチャーしており、この後の収録曲はウイリアムスの出番が多くなっています。
「STEAM POWER!」 NH CD 075
 
録音 2000年9月17日

それにしてもこの2枚、いずれも名演奏ですが、70分を越える収録時間となっており、一気に聴き通すのは辛抱がいるため、大抵は2回に分けて聴いています。

コメント
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