あしたのブログ!趣味や日々の報告ページ

このページを活用し趣味や日々のことなどを中心に報告しています。

レッド・ロドニー・リターンズ

2019-11-17 | JAZZ
前回のジョニー・グリフィンのリターン・アルバムに続いて、こちらのリターン・アルバムは一寸事情が異なる帰還盤(2年ぶりの復帰)です。
「RED RODONEY RETURNS」 ARGO LP 643
  
1. SHAW NUFF
2. RED HOT AND BLUE
3. I REMEMBER YOU
4. 5709
5. WHIRLWIND
6. JORDU
7. SHELLEY
8. TWO BY TWO
RED RODNEY(tP) BILLY ROOR(ts) DANNY KENT(p)
JAY CAVE(b) FRANK YOUNG(ds)
録音 1959年
ドラッグにより演奏活動を中断していたレッド・ロドニーのベスト・プレイが詰まっている1枚、と言っても、このレコーディングの後、暫くは姿を消してしまうのですが・・・
ブラウン・ローチ・クインテットと同じ楽器編成で、それにも負けず劣らずの演奏、
バッパーのレッド・ロドニーの最高傑作と言われる所以は、最初のガレスピー作曲「SHAW NUFF」で証明されます。
2管による「WHIRLWIND」の流れるようなテーマに続いてのロドニーは、ベースとドラムスをバックにストップモーションも交えて非常にスムースなソロを展開していて、後半でのブラシによるドラム・ソロもかっこよく決まっていて、このアルバムのハイライトを成す1曲だと思います。
ミュート・トランペットで美しい響きの演奏をする「I REMEMBER YOU」や、ローチ・ブラウン・クインテットとの聴き比べも可能な「JORDU」等々、ハード・バップ満載の演奏が詰まっています。

ロドニーの相方を務めるテナー・サックスのビリー・ルートは、フィラデルフィア出身ということもあり、同地で録音されたクリフォード・ブラウンのラスト・セッションでもそのプレイを聴くことができます。
作曲も得意なダニー・ケントは、4曲のオリジナルを提供していますが、ジャズクラブのハウス・ピアニストを務めていただけあって、ここではしっかりしたタッチで気持ちのいいプレイを展開しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする