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リターン・オブ・ザ・グリフィン

2019-11-10 | JAZZ
オリン・キープニュースのプロデュースによるジョニー・グリフィンの久しぶりの録音、
と言っても、今から40年以上前の作品ですが。
「RETURN OF THE GRIFFIN」 GALAXY GXY-5117
  
1. AUTUMN LEAVES
2. WHEN WE WERE ONE
3. A MONK′S DREAM
4. THE WAY IT IS
5. FIFTY-SIX
6. I SHOULD CARE
JOHNNY GRIFFIN(ts) RONNIE MATHEWS(p) RAY DRUMMOND(b) KEITH COPELAND(ds)
録音 1978年10月17日
全6曲の内、最初と最後にスタンダードを配置し、中の4曲がグリフィンのオリジナルという構成となっていて、タイトルの如く長かったヨーロッパでの活動からの帰国に合わせて録音されたもので、かってのプロデューサーの元で、ニューヨーク録音とくれば、グリフィンの心境は察するものがあり、かなり張り切ってプレイしていることが分かります。
10月の録音ということからか「枯葉」が最初に配置されていますが、この演奏は今にも爆発するように激しく、他の奏者の演奏とは一味違います。
3曲目の「A MONK′S DREAM」は、御大の曲とは異なるグリフィンのオリジナルですが、ゴツゴツ感のある曲想はピアノもモンク仕立てのプレイで、まるでモンクのオリジナルの様に聞こえます。

オリン・キープニュースの解説によると、このアルバムのメンバーは、グリフィンのツアーに参加していたとのことから息もぴったりで、リーダーのプレイに引っ張られてグイグイと進み、あっという間の演奏集となっているのですが、最終曲のスタンダード「I SHOULD CARE」で、やっと一息つける感じがします。
惜しむらくは、ベースの音がアンプを通しての増幅された響きとなっているところですが、グリフィンのブリブリ・テナーに対抗するには致し方ないのでしょうか。

コメント (2)
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