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私の愛聴盤 (第102回)

2017-01-09 | 私の愛聴盤
第102回はテリー・ギブスの「テイク・イット・フロム・ミー」です。
「TAKE IT FROM ME」 IMPULSE AS-58
  
1. TAKE IT FROM ME
2. EL FATSO
3. OGE
4. PAULINE′S PLACE
5. 8 LBS., 10 OZS.
6. GEE, DAD, IT′S A DEAGAN
7. ALL THE THINGS YOU ARE
8. HONEYSUCKLE ROSE
TERRY GIBBS(vib) KENNY BURRELL(g) SAM JONES(b) LOUIS HAYES(ds)
録音 1964年1月16日

コンボからオーケストラまで、数多くのバンドで活躍してきたテリー・ギブスのスモール・コンボでの傑作集です。
ステレオ録音のこのアルバアム、
中央にヴァイブとその後方にベース、左にギター、右にドラムスを配置しバランも良く、メタリックなテリー・ギブスのヴァイブと、ケニー・バレルのギターの音色が見事に融合しています。
加えて、淡々と4ビートを刻むサム・ジョーンズのベースに、サクサクとルイス・ヘイズのワイヤ・ブラシが・・・、
レコードでいうA面は、ミディアム・テンポで演奏される最初の「テイク・イット・フロム・ミー」で完全にノックア・ウトです。
いずれも3分前後の小品で、ヴァイブとギターのユニゾンでテーマが演奏される「8リブ、10オンス」まで、あっという間の5曲です。
B面に移り、アップ・テンポで演奏される「ジー、ダッド・・・」は、リーダーのオリジナルの簡単なリフ曲ですが、ヴァイブ、ギターのソロと続いて、ラストでドラムスとの4バースを挟んでの力演です。
3拍子で演奏される「オール・ザ・シングス・ユー・アー」は、ギターがテーマを、バックでヴァイヴがオブリガートを付けており、ルイス・ヘイズのブラシとハイ・ハットによる絶妙なサポートがこの曲を一層引き立てています。
最終曲の「ハニー・サックル・ローズ」は、テリー・ギブスがヴァイヴの振動を抑えて面白い効果を出しています。
全曲を通じて、
ピアニストはいないけれど、A面はジヨージ・シアリングのバンドのような雰囲気を持っています。
それにしても、ここでのケニー・バレル、
ソロも良いけど、バックに回った時のスイング感が特別で、このアルバムの立役者ではないでしょうか。

コメント (2)
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