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マイルス・デイビスのライブ・アルバム

2014-02-02 | JAZZ
マイルス・デイビス
(マイルス・デューイ・デイビス三世 Miles Dewey Davis III) 1926年5月26日 - 1991年9月28日

ジャズ・トランペッターの第一人者であるマイルスは、ビ・バップ、ハード・バップ、モード、エレクトリック、フュージョンと、モダン・ジャズの初期から現在に至るまで常にその中心にいた人であり、時代に応じて様々な音楽性を我々に見せてくれました。
その中で、1968年1月~5月にかけてスタジオ録音した「マイルス・イン・ザ・スカイ」は、エレクトリック・サウンドを導入した最初のアルバムとして大きな反響を呼び、その後の超話題作「ビッチェズ・ブリュー」へと繋がって行きます。
これらのアルバムは、従来のアコースティック・サウンドとは違い、ロックのリズムやアフリカ音楽にあるポリリズムをベースにしたファンク色の強い音楽となっています。

今回取り上げたアルバムは、1970年6月にニューヨーク・フィルモア・イーストで行われたライブの実況録音盤で、1970年4月にリリースされた大作「ビッチェズ・ブリュー」に続くものです。
これは、6月17日(水)から20日(土)の4日間に渡って繰り広げられたライブが、演奏された曜日ごとに「ウエンズデイ・マイルス」~「サタデイ・マイルス」として編集され、LP、CD共に2枚組となって発売されています。
しかし、1日およそ1時間の演奏は、プロデューサーであったテオ・マセロの手によって、LP片面に収められる長さとなるようにハサミが入れられています。
当日の曲目とメンバーについては、輸入盤、国内盤のリストを掲載しました。

「MILES DAVIS AT FILLMORE」 
COLUMBIA/LEGACY C2K 65139 (SONY MUSIC JAPAN CICP 1223~4)
  


そして、この世界、4日間のノー・カット盤もあるのです。
木曜日の演奏分が最後となり、昨年暮れにやっと出ました。
   

この4日間の内容を云々するのはおこがましいので、最初に発売された土曜日の演奏について、中山康樹さんによって書かれた記事を紹介します。
 

ノー・カット盤は、いずれも公式盤と遜色ない音質で当時の生々しい雰囲気を味わうことができますが、ハサミを入れたテオ・マセロの編集の凄さも良く分かります。

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