掛井酒店

純米酒(日本酒)の話題を中心に、ドイツビールやワインなどの入荷情報、日々の出来事を発信します。

素敵な贈り物

2008-07-05 13:52:33 | 出来事
前回のブログでお伝えした、村重酒造の日下杜氏・製造の浦野様がご来店されておられた正にその時、三次市(旧・双三郡)三和町の美和桜酒造の金尾恵弘杜氏が奥様とご来店下さいました。
ご用の向きというのは、予てから杜氏が自ら「当店の看板を作って下さる」という有難いお申し出を聞いており、その看板が完成したという事で、届けに来て下さったと言う訳です。
以前、梅田酒造「本州一」の土居亨杜氏からも酒樽(鏡を割る時の板の部分)で作られた立派な看板を戴いた事があり、現在当店に飾らせて戴いています。(下写真)

事前に看板についてのお話を、金尾杜氏から伺った時に「看板に入れる文字は、店名だけではなく何かのフレーズを入れたいのですが・・・」との事でした。
その後、店名の前に入れるフレーズを事もあろうに、真面目そうに見えて、実は超お茶目なT鶴の石○杜氏に相談されたらしく、再度金尾杜氏より連絡が有った時に「とても失礼なフレーズになってしまったので、冷静に考えるとお店には飾れないかも・・・・でもこのフレーズを考えたのは石○杜氏ですから・・・」と弁解交じりのお話・・・
ひょっとしてへん○い酒屋な~んて入ってたら本当に店内では使えないかも・・・などと想像したりしておりましたが・・・。
後でご紹介致しますが、画してとても素敵なワンフレーズが店名の前に書き加えられる羽目に成りました。

いよいよその看板です。
丁寧に和紙で包まれた、いかにも金尾杜氏らしい包装

さあ開けてみよう   オ~・・・・
すご~ぃ・・・・・。手間の掛かった立派な看板です。感激です
ムム・・・・店名の上に「ダメな酒専門商 やっぱり落ちはこういう事だったのね・・・・。でも「○んたい酒屋」じゃなくてよかった・・・これなら店に飾れそう「って・・使うんかい

「ダメな酒」とは、我々片寄った日本酒ファンの中では、個性豊かな素晴らしい酒を指す事が多いのですが、T鶴石○杜氏はその事よくご存知で、金尾杜氏に進言されたのでしょう。
普通一般の方が「ダメな酒」なんて聞くと「エ~」と思われるでしょうが・・・そこはご愛嬌
「掛井酒店」の部分は文字が浮き出た形・「ダメな酒専門商」の部分は日本建築の欄間の様な感じになっています。

また、看板の裏には看板材料や取扱い説明などと共に、下の写真のような宣伝「木の看板・表札承ります」の文字も・・・。
この看板を見て気に入られた方は、是非お電話で「金尾木工」へ注文しては如何でしょうか。

金尾杜氏本当に素敵な贈り物有難うございました。


今度は我が家の二階の「西条秘密倶楽部」の看板もお願いしてみようかな~。