議会民進 2017年(平成29年)6月定例議会活動報告 第9号
〇いじめ克服力を!
6月15日(木)19時から東村山市議会の政策研究会「いじめで泣く子を出さないために」の公開学習会が市民センターで開催されました。テーマは『いじめ防止に向けた自治体の取組みに関して』でした。
講師は、木村真実弁護士、橋詰 穣弁護士でした。
お二人とも、いじめ防止対策審議会委員や社会福祉法人子どもの虐待防止センター法律相談担当等々をされている「いじめ防止」専門の法律家です。
その法律家の目から見た、いじめ問題の実態や対策について多くの示唆をいただきました。
いじめは、子どもの世界だけではなく、どんな社会にもあります。いじめの根絶を目指すことは難しく、いじめはなくならないものと考えて「克服する力」を学ぶことが大切とのことでした。
何よりも、教師に求められるのはクラス運営のリーダーシップよりも、子どもたちの話を聴き一人一人に寄り添い大事にする共感力であるとのことです。
子ども主体の取り組みとして「子供中心の双方向的な学習」を通じて、子どもは自由に意見表明をし、いじめを「克服する力」を学ぶことができます。
そのためには、教師が児童・生徒に向き合う時間の確保と心理的余裕が必要です。
大津市や足立区の調査報告書提言では、『教員が子どもと向き合える環境作り』として「時間確保のために事務作業の削減や教員の増員」が提言されました。
〇子どもファースト! 6月定例議会一般質問
かみまち弓子議員の一般質問要旨は、『1.栄養格差を縮めるために中学校の一律完全給食化を!2.自尊感情を高めDV、ギャンブル依存症対策を3.スクールゾーンの馬出しについて』でした。
おくたに浩一議員の一般質問の要旨は、『1.免許証自主返納者にコミバス無料パスを
2.Twitterを活用した「道路見守り」について3.「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」について』でした。
かみまち議員は、一般質問で「経済的にゆとりがないと感じている家庭の子どもほど、魚や野菜などを摂取する頻度が低く、菓子やインスタントラーメンなどを食べる傾向が強い。
公立中学の役割として相対的貧困状態の子どもの栄養格差を縮める観点からも一律完全給食にするべき」を政策提案。
また、おくたに議員は一般質問で「免許証自主返納者にコミバス無料パスや電動アシスト付き自転車購入費用助成制度を創設し選択可能に」を政策提案しました。
〇美住・富士見新路線コミバス本格運行
平成28年9月1日より実証運行を開始していた「富士見町を経由して東村山駅西口と久米川駅南口を結ぶ」新規路線は、2月28日までの半年間で利用者が2万301人、収支率が42.43パーセントでした。この運行実績を受け、地域公共交通会議の中で、平成29年9月1日からの本格運行への合意がされました。
また、多摩湖町地域の公共交通空白・不便地域の解消については、平成29年3月の地域公共交通会議に交通不便地域の解消を図る方法として、東村山市域へ所沢市のコミュニティバスを乗り入れる路線の提案がされました。議論の結果、所沢市との協議を進めることで合意がなされ、広域連携に向けた具体的な協議を開始しました。これから他市との広域連携について、地域内完結型運行との均衡性の課題の整理が必要です。
〇研 修
4月24日から26日まで大阪で開催された「全国地方議員社会保障研修会」に参加しました。特に印象に残ったのは、25日午前中の『子どもの貧困~現状の問題点と国・自治体施策』でした。
相対的貧困状態の子どもは、孤立や無力感という形で経験する。『生活・育ちの支援』大阪箕面市のNPO「暮らしづくりネットワーク北芝」では、子ども地域通貨「まーぶ」を発行し、子どもたちがお手伝い的な仕事をして自ら稼いで使うことを実施しているとのことでした。機会があれば是非、視察に行きたいです。
『自治体ができること』
①既存の制度を点検~学校での完全給食・・・栄養格差を縮める役割
②入学準備金の前倒し支給
③就学援助の周知と申請促進
④児童扶養手当の支給方法改善
⑤みなし寡婦控除の導入による減免措置
貧困の連鎖を断ち切りたいと思います。
〇いじめ克服力を!
6月15日(木)19時から東村山市議会の政策研究会「いじめで泣く子を出さないために」の公開学習会が市民センターで開催されました。テーマは『いじめ防止に向けた自治体の取組みに関して』でした。
講師は、木村真実弁護士、橋詰 穣弁護士でした。
お二人とも、いじめ防止対策審議会委員や社会福祉法人子どもの虐待防止センター法律相談担当等々をされている「いじめ防止」専門の法律家です。
その法律家の目から見た、いじめ問題の実態や対策について多くの示唆をいただきました。
いじめは、子どもの世界だけではなく、どんな社会にもあります。いじめの根絶を目指すことは難しく、いじめはなくならないものと考えて「克服する力」を学ぶことが大切とのことでした。
何よりも、教師に求められるのはクラス運営のリーダーシップよりも、子どもたちの話を聴き一人一人に寄り添い大事にする共感力であるとのことです。
子ども主体の取り組みとして「子供中心の双方向的な学習」を通じて、子どもは自由に意見表明をし、いじめを「克服する力」を学ぶことができます。
そのためには、教師が児童・生徒に向き合う時間の確保と心理的余裕が必要です。
大津市や足立区の調査報告書提言では、『教員が子どもと向き合える環境作り』として「時間確保のために事務作業の削減や教員の増員」が提言されました。
〇子どもファースト! 6月定例議会一般質問
かみまち弓子議員の一般質問要旨は、『1.栄養格差を縮めるために中学校の一律完全給食化を!2.自尊感情を高めDV、ギャンブル依存症対策を3.スクールゾーンの馬出しについて』でした。
おくたに浩一議員の一般質問の要旨は、『1.免許証自主返納者にコミバス無料パスを
2.Twitterを活用した「道路見守り」について3.「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」について』でした。
かみまち議員は、一般質問で「経済的にゆとりがないと感じている家庭の子どもほど、魚や野菜などを摂取する頻度が低く、菓子やインスタントラーメンなどを食べる傾向が強い。
公立中学の役割として相対的貧困状態の子どもの栄養格差を縮める観点からも一律完全給食にするべき」を政策提案。
また、おくたに議員は一般質問で「免許証自主返納者にコミバス無料パスや電動アシスト付き自転車購入費用助成制度を創設し選択可能に」を政策提案しました。
〇美住・富士見新路線コミバス本格運行
平成28年9月1日より実証運行を開始していた「富士見町を経由して東村山駅西口と久米川駅南口を結ぶ」新規路線は、2月28日までの半年間で利用者が2万301人、収支率が42.43パーセントでした。この運行実績を受け、地域公共交通会議の中で、平成29年9月1日からの本格運行への合意がされました。
また、多摩湖町地域の公共交通空白・不便地域の解消については、平成29年3月の地域公共交通会議に交通不便地域の解消を図る方法として、東村山市域へ所沢市のコミュニティバスを乗り入れる路線の提案がされました。議論の結果、所沢市との協議を進めることで合意がなされ、広域連携に向けた具体的な協議を開始しました。これから他市との広域連携について、地域内完結型運行との均衡性の課題の整理が必要です。
〇研 修
4月24日から26日まで大阪で開催された「全国地方議員社会保障研修会」に参加しました。特に印象に残ったのは、25日午前中の『子どもの貧困~現状の問題点と国・自治体施策』でした。
相対的貧困状態の子どもは、孤立や無力感という形で経験する。『生活・育ちの支援』大阪箕面市のNPO「暮らしづくりネットワーク北芝」では、子ども地域通貨「まーぶ」を発行し、子どもたちがお手伝い的な仕事をして自ら稼いで使うことを実施しているとのことでした。機会があれば是非、視察に行きたいです。
『自治体ができること』
①既存の制度を点検~学校での完全給食・・・栄養格差を縮める役割
②入学準備金の前倒し支給
③就学援助の周知と申請促進
④児童扶養手当の支給方法改善
⑤みなし寡婦控除の導入による減免措置
貧困の連鎖を断ち切りたいと思います。