まわりで起こっていること

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13年介護して77歳で逝った

2017年06月07日 | Weblog

昨夜は、隣組のお通夜で。

家族葬だから、お手伝いは結構ですよ、の回覧板が回って来てもいたのだけど。

お線香だけでも、とお寺へ向かった。

そこにいたのが、表題の女史で、ご近所では、姦しおばさん、で名うての。

とでも書いておくか。

当夜の御仁は、77歳ではなく、73歳で亡くなったんだけど。

ニュートンとかなんだったか、そんな科学雑誌の好きな方で、落ち着いた話ぶりと。

その嫁さん、僕より、三つ四つ年上になる、彼女のおしゃべりは、あるいは、お節介好き、いや。

よく気がつく嫁さんとの対照ぶりが、そのコントラストが、有名な。

そんな方で、一方、表題は、姦しおばさんのご主人のことで。

富士川の在から、60年前に、この地に嫁に来て、云々カンヌン、と言うわけだ。

そりゃ、僕が生まれた頃なんだ、と。

それにしても、13年介護、ってのは、大変だったね、今なら、いろんな施設もあるから。

と言うと、その頃も、それなりに可能だったんだけど、息子から、商売の方は、俺らでやるから、かあさんは。

父さんの世話を、自宅でしてくれ、と言うリクエストがあったそうだ。

父さんは父さんで、昔遊んだ人だから、俺を施設に閉じ込めて、今度はお前が遊ぶんだろう、的なこと。

言われた、なんて冗談めかしておっしゃっていたけれど。

77歳の13年前、といえば、ほぼ、今の僕の年齢だよ。

その頃から、寝たきりか、しかも、寝たきりなのに、最後まで頭はボケずに、オシメはしたけど、と。

ほんの五分十分の間なんだけど、リアル情報が、ぐわんと押し寄せ。

同席の女史、僕が小学校一年の時に六年生で、学校へ連れて行ってくれた方なんだけど、かどやのチーコちゃん。

彼女と、帰りは一緒にそぞろ歩き、しながら。

あたしも70の声を聞いたら、途端に、あちこち、言うところが出て来てね、なんて。

転んで鎖骨を折ってからは、と言うことで、ほんと、みなさん、「良い子」、あるいは、「優等生」、「聞き分けのいい」。

そんな方が多くてね、社会から、世間から習ったことに、素直、と言うのか、その通りになるのが当たり前、人として。

みたいなね。

反逆者はいないのか。

習ったことではなくて、自分に素直な、と言うのか、体感を、社会が強いる解釈ではなく。

自分自身で切り開く解釈、解説、理解、なんてとこに、行かないのかな、ってのが。

偽らざる、今日この頃の実感だな。

いや、誰を責める、とかじゃなくてさ。

だって、もったいないじゃない。

社会の自分、じゃなくて、自分の自分なんだからね。

なんて感想を持ちつつ、くだんのチーコちゃんが、おばさんはどうしてる?

会うといつも、チーコちゃんチーコちゃん、と言ってくれたから、と言うので、デイサービスへ行ってるけど。

元気だよ、よろしく言ってた、と伝えておくよ、と約束したので。

帰宅するなり、手振り身振りで、母親に伝え。

なんとか伝わり、ことなきを得た、とも違うか、少なくとも、その瞬間には、チーコちゃん、の言葉から。

その当時の感情が刺激されたことは間違いなく、それは、命への寿ぎ、とも言えるかね。

寿ぎ、といえば、昨日、いとこたちとのメールグループに。

おじと三男坊との会話を録音したのが、アップされていて。

入院前、カラダ不如意になる前は、剣呑な仲だった、彼らが、まさに、この間、ご紹介した。

俳優にして介護士くん、みたいな応対を、三男坊くんがしていて、とてもいいインタビューでね。

簡単な言葉にしちゃえば、和解と再生、再誕、とでも言えるか。

そんな気分が伝わって来て、こちらも嬉しくなっちゃうような、そんな録音でね。

GJ、ひと頃流行った、good job の略ね、それがふさわしい仕事をしたな。

早速、この後、その感想を、彼に送ろうと思う。

山田洋次監督の、「家族はつらいよ」が、熟年離婚に続き、無縁社会をテーマに、なんて話ね。

それはそれでありつつ、家族の復興を丹念に画策している御仁もいらっしゃる、と言う。

そんな話で、今朝は〆るとしますか。

 

 

コメント
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