まわりで起こっていること

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暴風のこと、春の嵐、とか言わなかったっけ

2016年01月19日 | Weblog

夕べから、強風が吹いて、家がとんできそうだった。

築何十年かの、古い家だからね。

風といえば、富山は八尾の、風の盆だ。

以前にも書いたけれど、彼の地の御仁が、繰り返し、風よ、そんなに吹かないでくれ。

という願いというのか、祈りのお祭りなんだ。

と言っていたことを、思い出す。

田んぼの中の家の作り方、なんて言ったか、あれが印象的でもあるね。

風を防ぐための、林を作り、その中に家を建てる。

稲作の民は、強風は嫌いだろうし、かたや、たたらを踏んで風をおこす、鉄を作る民は、風よ!吹けふけ。

だろうしね。

あと、漁師や海運の民は、それこそ、順風満帆という風を待っていたことだろうし。

それぞれに、それぞれのなりわいに応じた、願望といのか、そういうことだろうね。

そんなご先祖様方を持つ、それぞれが過去、というか、前世を知らずに集う、いわゆる都会暮らしってのは。

そりゃ、さまざま、目に見えない異和もあるよね。

はたして、この強風が、罪穢れ、禍事を祓い清めてくれるのでしょうか。

そんな視点で眺めたら、暴風注意報ってのも、まんざらではないね。

そうはいっても、現実の暮らしのなかでは、今日も、わが社員さんは、現場での作業なわけで。

風速10mを超えたら、作業中止、という決まりはあるにしても、そのあたりの判断がね、とても。

辛かったりするので、当方としては、禍事を払い終わったら、風よ、もう、あなたの御役目は終了でいいですよ。

という祈りを投げかけたくもあるのです。

昨日は、母親のファンヒーターが壊れた、ということで、エディオンに走った。

彼女にとって、寒気の中の必需品、それとともに、一日の大半を過ごすわけで。

たぶん、なければないで、昭和の一桁生まれなんで、それなりの過ごし方を、創意工夫もするかも。

なんだけど、そこはそれ、もったいない、という美徳のもとに、おのれの肌感覚を犠牲にし。

なんて仕儀にもおよび、ということも予想されるんで、じゃ、これにしましょう、と買い求めたわけだ。

先週末に買った、モニターね、それと大差ない金額で、どうなんだろう、どちらが原価、安いのか高いのか。

なんて身も蓋もないことを言う前に、作ってくださった方への感謝、それを使わせていただくことへの感謝。

感謝の心が大事なんだろうね。

そこで結びつく関係性、とでもいいましょうか、なんて、書いていくと、魔法の言葉、ありがとうございます。

なんてことにも行き着きそうだけど。

モノそのもの、ではなく、モノの後ろ側に込められた思いにね、至ると、これは、たぶん、21世紀の関係のあり方も。

見えてくるのではないか、という仮説ですが。

今朝の表題なんだけど、春の嵐も吹くじゃなし、とかいうフレーズがね。

身内に起こってくるんだけど、なんか、あったような気もする。

わが列島では、風の名前が、何百とある、と、たしか、谷川健一さんが、どこかで書いていたけど。

海と山と陸という列島への風は、そこかしこで、さまざまな迎え方をされたんだろうね。

いろいろ書いてあったけど、忘れました。

さて、今晩は、同友会の新年会。

昨夜は、風邪気味だったので、予定の会合もスルーさせていただき、早めの就寝にて、今日の日にそなえ。

というわけで、強風の中ではありますが、皆様方の、かけがえの無い一日となりますよう、お祈り申し上げます。

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