まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

宝船

2010年08月27日 | Weblog
季節はずれなんですけど。

初夢。

これ、お正月の二日の夜でしたか、それとも、元旦から二日にかけての夜なのか。

いずれにしても、新年はじめての夢だね。

よく言うのが、一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなすび)ですね。

初夢に、こんなものが出てくる夢をみると、幸せになります、くらいのウタイだよね。

僕は経験ないか、または覚えてないかですが、布団の下に、宝船の絵を入れておくと、いい。

という習慣があったらしい。

これも、初めての夢は、縁起のいいものを見させてね。

ということなんでしょうね。

宝船には、恵比寿様やなにやら七福神が乗っていてね。

いかにも、福がきそうな気配満載なんだけど。

しかし、これも、そのずっと昔は、空の船だったらしい。

もともと、夜には邪気邪霊が、まとわりつくので。

今年一年、邪気邪霊がこないように。

寝ている間に、そういう方々を、船に載せて、常世の国へ、連れていってくださいね。

ということだった、というんだね。

これ、折口信夫が書いてるんです。

ほんと、人間って、おもしろいし。

しかも、習慣が、勝手に変更していってね。

それで、古い方々が、初夢は、こうしなさい。

というようなお手本を、しかも、もともとのおこりとはちがうお手本を、ね。

若輩のものたちに、教え諭す、という構図だね。

若者言葉でいえば、これって、どうよ!?

ということですね。

この構図に似た習慣で、ご苦労されている方は、ぜひ、言ってきてくださいね。

コメント
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