この間、なくなった義弟は、ぼくのことを、興がのると、たつにい、と呼んでいた。
年齢は、ひとつ上なんだけどね。
彼の息子達と、あかるく話す姿を見て、たつ兄がうらやましい。
おれ、どんなふうにしたらいいのか、わからないんだよ、と。
いまになって、ありありと、その言葉とかれの思いが、よみがえってくる。
そりゃ、おじさんとおやじとは、子ども達も対し方がちがうんだよ、おれも、自分のおやじにはそうだったし、と言うは言ったんだけど。
ぼくに、そのとき、なにができたんだろうか、あるいは、なにをしなかったんだろうか。
死は、悔恨を置き去りにしてゆく。
こんな書き方をすると、また、娘に、かっこつけすぎ、といわれそうだけど、今の真情にぴったりくるんだよな。
年齢は、ひとつ上なんだけどね。
彼の息子達と、あかるく話す姿を見て、たつ兄がうらやましい。
おれ、どんなふうにしたらいいのか、わからないんだよ、と。
いまになって、ありありと、その言葉とかれの思いが、よみがえってくる。
そりゃ、おじさんとおやじとは、子ども達も対し方がちがうんだよ、おれも、自分のおやじにはそうだったし、と言うは言ったんだけど。
ぼくに、そのとき、なにができたんだろうか、あるいは、なにをしなかったんだろうか。
死は、悔恨を置き去りにしてゆく。
こんな書き方をすると、また、娘に、かっこつけすぎ、といわれそうだけど、今の真情にぴったりくるんだよな。