まわりで起こっていること

since2004.12「糠漬け初心者」

運命の分れ道

2007年03月17日 | Weblog
66歳で亡くなった方のお葬式。

祓いの席で、たまたま、隣同士になった方。

以前、その会社に勤めていた方なんだけど、82歳。

20年ぶりにお会いしたけど、お元気だった。

大正15年生まれのその方は、商業高校を卒業すると、満州へ就職したという。

そこには、放送部に、森繁久弥もいたらしい。

2年いて、その地で、軍隊の試験を受けたら、海軍と陸軍の両方に合格。

届いた入隊日は同じ日だった。

その頃は、結構、混乱していたんだよね、と。

その後、陸軍は中国の奥地へ転進、海軍は朝鮮半島へ。

彼の場合、海軍を選んだらしい。

そこが運命の分れ道。

海軍は3ヶ月、朝鮮で訓練をしたあと、門司を経由して、品川へ。

それも、終戦の年の7月だった。

もし、陸軍へ行っていたら、そのまま、シベリア送り。

もう、会社をやめてから20年になるという、その方は、ボランティアで、交通安全の仕事をしているらしい。

現役のときより若返っている、という印象だった。

晩酌を2合やる、といい、倍に薄めて、4合にして飲むんだけど、俺の新発明、とも言っていた。



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