ED60は、ED16に比べれば新型電気機関車に分けられるのだろうが、台数も数台と少なく、何せアントンKにはご縁のない機関車だったと言える。大糸線の貨物輸送用に3台と、確か関西の阪和線用にも竜華に数台在籍していたはずだ。ご縁で言えばED61の方が、それまでに中央東線で走りを何度か撮影しているので身近だったと言えるのだが、当時は何がどう異なっているのかわからず、外観がED71に似ているな、くらいにしか感じてはいなかった。まだまだ観察力も未熟であり、当然感じないから、残されている画像も大したものはない。
掲載写真は、学友とともに上信越を撮影に出た時のもの。上越線から信越線まわりで、大糸線に入ったと記憶している。私鉄買収線である大糸線は、この時が初めての撮影だったが、私鉄時代のポールと思われる支柱がまだ残存しておりまだ未開拓の地だった。
1979-02-16 176ㇾ ED601 大糸線:中垣-一日市場