アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

多客時のお楽しみ~EF62重連「越前」

2018-06-09 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

朝の上野口は、前日からの夜行列車が次々に到着し、今では考えられないくらいバラエティに富んだ列車たちが見られたもの。東海道線の九州ブルトレはどこかゴージャスで気品があったが、上野口の列車たちは、東北・上信越それに常磐と、特急や急行列車が入り乱れ、その走りからはより旅情を感じられた。特に冬場には、雪だるまと化した列車が目の前に現れ、まさに北国の使者を想像させた。夏場には、帰省客でごった返した上野を引切り無しに旅立つ列車の姿に胸が躍った。

今回はそんな多客時に撮影した急行「越前」を掲載。高崎から回送を兼ねたEF62が重連でけん引している。臨時列車運転の多い時期には、このパターンはよく見られ、アントンKも幾度となく遭遇したもの。碓氷を越えて福井からやってくる急行だから、上越周りの急行達とは異なりけん引機は当然ながらEF62となるが、同一形式の重連はやはり見ごたえがあり素晴らしい。増してこの時はパンタグラフも4基上げてきて嬉しさ倍増だった。

1979-10-10   606ㇾ EF6225+17  急行「越前」  東北本線:西日暮里付近