アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

常磐線貨物列車は金太郎へ・・

2013-03-31 18:10:41 | 鉄道写真(EC)

今日で3月も終わり、明日から新年度に突入する。年度末の慌ただしさは感じたものの、何かこう釈然としない閉鎖感のようなものも感じながら過してきた3月であった。明日からの新年度は、さらに明るさを増した世の中に変わって欲しいと思うが、自分の器の範囲で公私とも地道に歩んでいければ有難い。

 

今回のダイヤ改正で、噂通り常磐線の貨物列車は、全て金太郎(EH500)に置き換わった。今まで常磐線南部地区は、EF81及び新鋭のEF510が貨物牽引して台頭しており、その牙城は揺るがないと思われたが、アッという間にEH500が入線し、現在は新たなシーンを展開している。

 

写真は、震災を境に消滅したED75牽引の常磐線貨物列車。常磐線の茨城北部~福島県下は、被写体こそ限られていたが、その景観が素晴らしくお気に入りの場所の一つだった。未だにこの区間は通行止めが続いている。出来ることなら、一日も早く開通し、ここを誇らしげに通る金太郎を拝みたい。

~~~~~~~~

 

2009(H21)-11-03     92レ   ED751016                                 JR東日本/ 常磐線:鹿島-原ノ町

                                            Nikon D3  AF-I Nikkor 500mm f/4D +TC-14BS II

                                                                                                               


川崎界隈の桜とともに・・・

2013-03-26 16:56:23 | 鉄道写真(EC)

今年の桜は、開花と思ったら、一気に咲きだしてしまい思うように撮影はできていない。ここのところの、天候もパッとせず、中々撮影ができていないのが現状。臨機応変に対応したいところだが、どうも今年は機会を逃してしまっている。

桜前線に合わせて、今後北を目指さなくては・・

今年、川崎界隈の桜を朝練メンバーにご教授頂き、始めて新町界隈にお邪魔してみた。線路沿いの遊歩道に、かなり立派な桜が十数本あり、7割方咲き誇っている。しかし日ごろの行いが悪いのか、それまでのお日様もみるみる雲の影へお隠れになり、それとともに、トーンダウンしてしまい、1時間足らずで撤収と相成った。それと桜の枝も、安全性からか、線路にせり出した枝は無残にも切られていて、ちょっとカメラを向ける気になれなかった。思いのほか難しかったが、もう少し時間をかけてみたいポイントであることは確か。1時間足らずで6本もの貨物列車が通過するポイントは、なかなか今の時代存在しないからである。

~~~~~~~~~~

2013(H25)-03-23        単8698レ        EF66116             川崎新町-浜川崎

                                              Nikon D4  AF-S VR 28-300mm f/3.5-5.6G

                                                                      (脚立使用)


再認識した朝比奈隆の魅力

2013-03-24 07:58:06 | 音楽/芸術

世の中春休みになり、新しい年度に向けて何かと慌しい今日この頃だ。時間が自分を追い越していくようにどんどんと進み、時代に取り残されていく感覚の毎日だが、こんなとき、何も考えずに音楽に身を置くことは自分とって大切な時間だ。

今から35年前に衝撃を受けて以来、アントンKの宝となっている朝比奈音楽。当時を考えれば、一生聴いていくだろう音楽に出会えた喜びを感じて心踊っていた。しかし、この35年の長い月日には、音楽趣味上、あるいは自分自身にも色々な局面が訪れ、経験、体験を余儀なくしてきたわけで、あの頃感じていた朝比奈音楽と今とでは、少し変化してきたことは確かなことのように思える。

もちろん、アントンKのメインデッシュは、昔からクラシックであることは変わりないが、若い頃から、今でいうJ-POPや、海外アーティスト、ハードロックまで手を伸ばして聴きこんでいた。特に、X JAPANは、いまだに気になるアーティストの一人であり、復活してからもツアーには必ず参戦している。最近、目立った国内における活動がないことが残念ではあるが、きっと今年は何か動いてくれるのではないか。

クラシックの演奏会に限ると、最近の数々の国内のコンサートについて考えれば、総じてどれも優劣付けがたい素晴らしい演奏ばかりで、誰にでも、誰と聴いても外れのない演奏会なんだと思う。昔とは違って演奏技術も上がり、それなりに聴衆を引っ張り感動へと導く力量は大したものだ。しかし、アントンKには、なかなかそこまで響かなくなってしまった。そつのない上手い演奏。スマートでカッコ良い内容。これが、現代の演奏の集大成か。違う・・

求めているのは、もっともっと人間味溢れる目に見えない精神性の高いもの。技術より気持ちが優先する演奏だ。誤解を恐れず言うと、たとえ音が揃っていなくても、フォルテが汚くても、気持ちが出れば良いという中身の演奏だ。今は、時勢を反映してか、安全運転のプロ、安全運転の演奏が多いように思えてならない。サラリーマンの演奏者たちとでも言えるだろうか。そりゃ演奏家たちだって生活があるから、仕事として演奏していることぐらいは理解しているつもりだ。でも、朝比奈時代は、少なくともこんな感じではなかったように思えてならない。彼は、いつも演奏者に、「本番が終わるまでは、演奏する曲を好きになってほしい」と言っていたそうだ。好きでなければ、どうしても、仕事としてやらされている感が強くなってしまうだろう。もし仮に好きな曲の演奏となれば、全く内容は違ってくるはず。全体としてまとまった良い演奏になるだろう。

あの時代、可能な限り朝比奈のコンサートに通った頃、共通して求めていたものは「一体感」だったのかもしれない。生きていくことに必死だったけど、数々の演奏会に接することができて幸せだったと、今さらながら懐かしく思っている。

~~~~~~~~~~~~~~~~

そんな中、朝比奈の演奏会で忘れられないのは、やはり暮れに行う恒例の第九の演奏会だった。晩年の何回かだけだが、大阪まで行って聴くことができたことは、今も自分の誇りになっている。写真は、その第九のオーケストラスコア。朝比奈自身のものだ。左ページに、演奏歴を綴ることが彼の常とされているが、さすがに第九は演奏回数が多くて、ページ溢れている。


小田急線も様変わり

2013-03-23 16:33:51 | 鉄道写真(EC)

このところ、地元の足として毎日利用している東急東横線ばかり目立ってしまっているが、今月は小田急線の一部が地下化されて、その様相が変わってしまうので、切り替え最終日の日にちょこっとお邪魔してきた。今回の地下化で、それまでの踏切が9つも無くなり、交通渋滞が解消されると言われている。沿線の人々は大変喜んでいるのだろうな。とにかく「開かずの踏切」として小田急線では有名だったところらしいから、生活しやすくなれば、なおよろしいことだろう。

今回の区間の中でも、最も馴染みのある下北沢駅のホームの先端に立つ。最終日のこともあって、同業者が入れ替わり立ち替わり、大変なことになっていたが、平日の昼間でも、ひっきりなしにやってくる小田急線を次々記録でき、息つく暇もないほどだ。今日の最終電車でラストということでか、ご近所のご婦人参やら、乗り換えの途中と思しきサラリーマンの方々も、皆さんカメラ(携帯電話の方が多いか?)を電車に向けて記録していた。先日の東急渋谷駅といい、明らかに昔とは違う雰囲気。それだけ、簡単にカメラを持てる時代になったということか・・

~~~~~~~~~~~~

2013(H25)-03-22              OER8000系とOER3000系                     小田急線/ 下北沢駅

                                              Nikon D4  AF-S VR 28-300mm f.3.5-5.6G


ブルトレ「さくら」と桜

2013-03-21 21:07:03 | 鉄道写真(EC)

東京では、今日桜が満開になったと、TVが伝えている。まだ3月も22日だからかなり早いペースだろう。年々早咲きになるとは思っていたが、ここまで早いのは、記憶にないくらいだ。昔は入学式のころ桜が咲き、満開の木のもとで記念写真など撮ったものだが、世の中も変わってしまったが、気候も変化したということか。

その昔、九州ブルトレに「さくら」という名門特急があった。現在は新幹線にその名を復活している名称だ。晩年には、併結特急になったりして、見るも耐えない扱いだったが、1列車で下り、2列車で上る「さくら」は、この九州ブルトレ群の中でも、アントンKには別格に思えた。そのわけは、ここでは話さないが、格調高いヘッドマークのデザインも含めて大好きな列車だった。この伝統ある列車名「さくら」と桜とをコラボしたいと思うことは必然なことで、当時は沿線をあちこちロケハンし、撮影ポイントを探したものだ。結局、満足できる作品など残せなかったが、「さくら」と桜を求めて東奔西走した思い出は、今でも鮮明に心に刻まれている。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

          1997(H09)-04-10   4レ   EF6642   さくら                  JR東日本/ 東海道本線:真鶴 - 湯河原    

                                                                                 Nikon F5   Nikkor  135mm f.2S   RVP