アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

今も鉄道が語りかけるものw

2021-11-10 20:00:00 | 旅行

鉄道写真というジャンルが存在するのなら、昔に比べたら随分と世間に認知され、中身も今や幅広くなったと感じている。車両を大きく撮影して記録写真として整理したり、逆にどちらか言えば、風景の中に鉄道を置き、または人物を敢えて画像の中に取り込み、旅情を誘うような撮影技法。スピード感を前面に出し、感情のままに写したような作風。とにかく鉄道写真とは言っても、多種多様な写真が存在している今日、昔と明らかに異なることは、不特定多数の方々の画像をネットを介してみることが出来ることだろう。そこから多くの刺激を貰い、自分に生かせればさらに考えも広がるという物。アントンKも昨今のネット文化に驚嘆しつつも、感心させられることが多くて、大いに楽しんでいる者の一人となった。 

幼少の頃、二本のレールをいつまでも見ていて、飽きなかったことを思い出す。この目の前のレールが何処まで繋がっているのだろうと、想いにふけっていた時代が今さらながら懐かしい。あの頃は、レールがそこにあるだけで、夢が広がったものだった。幼いアントンKに何かを語ってくれていたのかもしれない。そんな想いを画像に閉じ込めることが、今のアントンKの目標になりつつある。

車両の写っていない画像。これまで鉄道写真だということは言いたくないが、山奥に消えていく線路は、どっか切なく、想いを掻き立てる。腕木信号機や、タブレットなど役者も揃い踏みだ・・またいつかここを旅してみたい。

1993-08-21    JR西日本/因美線内にて


懐かしい電車たちとのひと時~長電3500形(元営団地下鉄3000形)

2021-10-23 18:00:00 | 旅行

前日は最高気温が30℃に届かんとするくらい気温が上がり、ここは長野か?と思えるほどの天気に恵まれた。

しかし翌日は予報通り、未明から雨になり、朝は気温が一気に10℃以下まで下がる。山では初雪が降っているとか・・最近の天気の乱高下にはほとほと参ってしまう。近年は異常ともいえる気象が各地で継続しているが、やはりこれも温暖化の影響なのだろうか。ますます日本の四季を肌で感じることが気薄になってくる。本当に心配だ。

いつも本やビデオでしか見ていない懐かしの電車を見せようと、愛孫とともに長野まで行ってきた。住まいが東急沿線ということから、どうしても毎日見ている身近な東急線に愛着を感じているのは、アントンKも同じこと。大好きな機関車は、せいぜい週一が精一杯で、少々敷居が高いのだ。今回孫のお目当ての8500形が、間近で確実に見られる場所として須坂を選んだが、ホームから至近距離で何本もの8500形が見られ、孫の眼差しは真剣そのものだったことが印象深い。「なぜ、田園都市線からいなくなるのか?」という質問に対しての一つの答えとして、地方に来てこうやってまた元気に走っている姿を見せたかったのだ。編成は随分と短く乗車こそしなかったが、間近で到着から発車までを眺めて満足した様子。またまた電車好きにさせてしまった。

アントンKが思い入れ深い、長電3500形に手を振る愛孫に、ファインダー越しに感動してしまった時の画像を添えておく。

2021-10          長野電鉄:須坂駅にて

 


山奥に潜む魅力的な機械!?~ENR-1000

2019-11-06 20:00:00 | 旅行

かなり古い年代物の画像ばかり続いてしまっているので、たまには最新の撮れたて画像を掲載してみる。

今月に入り、紅葉を求めて福島~新潟地区へと行ってきた。被写体はいつもの通り鉄道車両ということになるのだが、がむしゃらに車輛ばかりを追うのではなく、そこにある風景、景色をまずは楽しみ、心に留めて、ぐっと心癒されたところで、思うままにカメラを向けてきたような、かなりスタンスの変わった撮影行きだった。これはこれで気分が随分と変わり、明日への英気を養うことに絶好だったのである。この地区でも、連休に設定されていた季節臨や、臨時客車列車も運転されていたようで、多くのファンから、何回撮っただの、あそこは晴れただのと聞こえてきていたが、今のアントンKには、そんなことすら些細な意味のないことに感じてしまう。撮影回数を競ってそれが何になるのだろうか。同じ趣味界でも、人それぞれの価値観で行動や作品が大きく異なってくる。だから面白いとも言えるのだが、最近では一期一会の想いを大切にしたいと考えるようになった。

ENR-1000型投排雪保守車両。今回アントンKは初めて間地かでこの車両を見た。車籍はなく正確には鉄道車両ではなく保守機械の部類の属するらしい。除雪車両というと、すぐにラッセル車を思い浮かべてしまうが、DE15に代わってこれからの季節に活躍する車両なのだ。とても大きな車体で、前後のウイングも厳つく中々精悍なたたずまいなのである。運よく初電の前に動き、紅葉の美しい中で撮影することができた。白銀の世界になる本番前の慣らし運転といった様相だが、色づいた山々にブルーのボディは映え渡り、思いもよらぬ発見に心躍ったのである。

2019-11   ENR-1000     JR東日本/只見線:大白川付近


菊の御紋に「敬礼」

2016-09-22 10:00:00 | 旅行

車輛は変わっても、緊張感は変わらない御召列車。

美しいその姿が通り過ぎる時、不思議と空気感が「スッ」と変わっていく。

大きな窓から見える両陛下の立ち姿。

沿線に向かって手を振るお姿には、いつも頭が下がる想いだ。

2016-09-11    E655系御召列車                 JR東日本/羽越本線

 

 

 


ターンテーブル 梅小路

2015-02-04 18:00:00 | 旅行

関西に出かけたついでに梅小路蒸気機関車館に立ち寄り。

この地は、近い将来「京都鉄道博物館」に変わるべく現在大きな建屋が建設中であった。大宮の鉄博に始まり、名古屋、そしてこの京都と鉄道の大規模な博物館が次々と出来る訳だ。楽しみと同時に、何だか複雑な心境になる。若い頃、撮影するために追いかけていた車両たちが、現役引退し綺麗にお化粧され展示されるのだから、それだけ時間が過ぎたということ。国鉄時代は遠くなりにけり・・といったところか。

この近くに山陰線の新駅も誕生することも決まり、たくさんの鉄道ファンでごった返すんだろうか。きっとこのターンテーブルにもSLはもちろん、ELやDLが乗って展示されるのだろう。そんなことを思いながら、歴史あるラウンドハウスを廻ってみた。

***********************

2015(H27)-01-25        JR西日本/梅小路蒸気機関車館にて