アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

山手貨物線散歩道3

2018-06-13 17:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

山手貨物線には、もちろん貨物列車のみならず、団体列車や多客臨の回送列車など、多くの列車が設定されていて賑やかだった。当時の山手線は、ウグイス色の103系電車。どこかの量販店の「回るい緑の山手線♬・・真ん中通るは中央線♬」と歌われる由縁の電車だろうか。やはりアントンKには、この時代、国電と呼ばれた時代が原点であり、今でもなぜか一番しっくりくる。すでに半世紀近くの時間を越えて、そんな訳のわからないことを述べても致し方が無い。ただネットも携帯もない、アナログの社会が懐かしく思えるだけだ。

今回は、恵比寿付近をいくEF64の客車列車。前日夜、新宿を経ち翌朝長野県へ到着するカニ族(登山客)のための客車列車の設定があった。これは下り列車のみで、上り列車はすぐに回送列車として都心に戻ってくる。新宿から山貨を通って品川まで回送されていたと思う。いつものように、貨物列車を待つ合間にやってきたと思われるが、バックに見えるエビスビールの倉庫がとても懐かしい。ちょうど現在は、恵比寿ガーデンプレイスなどという施設に代わっているが、こう見ると、倉庫の前には、何本かの側線も見えるから、恵比寿駅も当時は、貨物扱いのある比較的大きな駅だったことが偲ばれる。そういえば、この側線を使ってEF58や客車を設置して、ビアホールならぬビール列車が一時期あったことを思い出した。

1976-07-24  回9434ㇾ EF6416 ハハフ8両      山手貨物線:恵比寿-目黒