アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

EF81撮影記~信越線

2013-06-30 18:29:52 | 鉄道写真(EC)

この週末は、朝練メンバーのM氏とともに大分ダイヤ改正で少なくなったEF81貨物の撮影に行ってきた。

当初は、今各地で運転されているイベント列車を絡めて北東北を廻ろうと考えていたが、さすがに梅雨シーズン、天候が不安定であまり期待できないことから、今回は最も晴天が望まれるであろう新潟県に行ってみた。結果は、全国どこでも不安定のようで、何とも煮え切らない空模様であったが、久ぶりにのM氏との撮影に楽しい時間を過ごすことができた。

それにしても、EF81の貨物列車はかなり減ってしまった。そのダイヤから、午前中が勝負とにらみ行動したが、半日で上下合わせて3本しか該当列車がない。関東のEF65PFは、改番したとはいえ、まだまだその存在を微動だにしていないように感じているが、同時に改番したEF81の方は、勢力は明らかにEF510に移っている。一概に比較出来るものではないと思うが、やはり海沿いを長距離走行し冬場は風雪に耐えながらの長年の使用が老朽化に拍車をかけているのだろうか。

写真は、晴天想定で現地入りしたものの、不甲斐ない天気に直面して、やる気がそがれて撮った、本日最初のEF81貨物。晴れたら完全逆光のポイントで敢えて撮ったが、案外よい雰囲気が出たので添付した次第。

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2013(H25)-06-29           80レ  EF81729     JR東日本 / 信越本線 : 北条-越後広田

                   Nikon  D4   AF-S Nikkor  70-200mm  f/2.8G ED VR II

                                                                                         (脚立使用)


EF66の鮮魚列車

2013-06-27 20:53:17 | 国鉄時代(カラー)

当然のことながら、国鉄時代には、多種多様の貨物列車が走っていたが、スーパーライナーと並んで気になっていた列車の中に、鮮魚列車がある。東京と下関を行き来する定期列車で、5050レ~5051レを名乗っていた。編成はというと、かのレサ10000系列の統一編成で、貨車なのにTR201という空気バネ台車をおごっていて当時は大変驚いたことを覚えている。牽引機はこれまた当然のようにEF66があたり、日夜突っ走っていた。

掲載写真のこの日は、EF58の団臨が西へと下るスジがあり、それを狙いに静岡まで遠征した時のもの。フィルムの順番からいって、メインの露払い列車のようだ。対して編成は長くはなかったが、結構な速度でやってきて、通過後、魚の生臭い匂いが漂ったことを思い出す。この付近、当時は木製ポールがまだ残っていており、良い雰囲気だった。

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1984(S59)-12-13        5051レ     EF6626         東海道本線 : 金谷-菊川

                                          Nikon  F3P   MF  Nikkor  105mm f/2S     PKR


パイプオルガンの響きの中で

2013-06-24 23:03:48 | 音楽/芸術

旧友に誘われて教会でオルガン演奏を聴いてきた。

久しぶりのカテドラルは、昔と少しも変わることなくそびえ立っていたが、この空間だけ都会のド真ん中のあるにも関わらず、シーンと静まり返っており、この雰囲気は相変わらずで、とても心落ち着く場所には変わりなかった。大聖堂の中へ入ると、すでに多くの聴衆が大きな十字架を前に着席していて、自由席であることもあり、我々も後方に落ち着いた。今日の催しは、オルガン・フェスインジャパン2013ということで、英国からオルガニストの「トーマス・トロッター」氏の演奏がメインのようだ。英国人ということで、お国ものの、イギリスの作曲家たちのオルガン曲がドームに鳴り響く。アントンKにとっても、イギリス音楽は、まったくもって不勉強であり、ましてオルガン曲となると今まで聴いたことはない。深く輝きに満ちた音色は、時に牙をむくが、人間の喜怒哀楽の全てがここにあるように、身体に天から降りそそいでくる。曲の終わりで現れるピカルディ終止は、混沌とした心に光を射してくれる。ゲネラルパウゼの後の残響は、7秒とも、9秒とも言われているが、全てのポリフォニーが背筋から染みいるのがわかった。こんな音楽の中に身を置くと、普段の自分の小ささや、情けなさを感じて、涙があふれてきてしまう。普段は、その忙しさに感けて忘れていること、自分のすぐそばにあることを気付かずにいることを一瞬にしてわからせてくれたような感覚になった。オルガンのその音色の素晴らしさを改めて感じたひと時であった。

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2013(H25)-06-24       東京都文京区 東京カテドラル関口教会 聖マリア大聖堂にて


EF210-901変運用で鹿島初入線

2013-06-23 20:11:44 | 鉄道写真(EC)

今日は、当初から家族運用が入っており写真は諦めていたが、試作機が鹿島へ入るとの連絡を頂き、夕方だけちょこっと撮影に行ってきた。思いのほか予定していた雑務雑用は早く片付き、これなら夕方の上りに間に合うとの判断で、あまり深く考えずに東関東道へ。桃太郎EF210の試作901号機が、鹿島線貨物列車に運用されることがどれだけ珍しいかよくわからないが、いつもファンで賑わっている重田踏切へ行ってみることにした。まあ、今回春のダイヤ改正では、3往復の貨物列車が2本に減便され、牽引機も、65PFとEF210(どちらも新鶴見区)に変更されているが、今日のEF210-901は岡山区の所属なので、今のところ滅多に鹿島線には入線しないということになるのだろうか。時より晴れ間も見えていた天候も、日が傾き始めるとやはり西の空には雲が湧いてきて露出も下がり始め、一気に気持ちもトーンダウンとなる。しかし、この場所は、今の季節晴れると列車の真正面から夕日が指すことになり、あまり好きな光線ではないから、今日はこれで正解と自分で慰めていた。4~5人でのんびりしていたこの重田踏切も、通過時間が近づくにつれ、徐々に撮影者が増えだし、最終的には15人ほど集まっただろうか。その中で一番線路寄りを陣取って撮影してみたが、全検明けのカマにしては、もう随分と汚れていてちょっとガッカリしてしまった。岡山区といえば、東海道~山陽を縦横無尽に日夜走破している運用ばかりだから、車体の汚れは致し方ないか。今日のローカル線入線の変運用などこのカマにとっては楽勝なのかな?何て考え変に納得して帰路に就いたが、よく考えたら、今日は自分も同じように変運用の一日だったということか・・・まあこんな日もあるさ。

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2013(H25)-06-23     98レ   EF210-901     JR東日本/ 成田線:下総神崎-大戸

                            Nikon D4  AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED  VR II


甲種回送は定番で・・ (E6系新幹線)

2013-06-22 19:24:24 | 鉄道写真(EC)

今日は、E6系新幹線の甲種回送の日。前回(6月1日)は、東北へ遠征に出かけていたため、かろうじて羽越線内では撮影できたが、肝心の直流区間では撮影できず、今日は何とか撮影したいと心待ちにしていた。西からやってくるスジは、いつもの8860レで、昔ならブルトレに混じって上ってくるスジは変わらない。しかし今朝は少し違っていた。早朝から上京の貨物をやろうと、新町で待っていたものの、新鶴見経由以外の列車は現れない。後で分かったことだが、昨晩の大雨の影響だとか。いつものことと仕切り直すが、果たして甲種回送は無事上ってくるのか不安が募っていた。変電所で工臨までやった後、東戸塚へ移動。同業者も思いのほか少なく、ホッとしながら撮影準備にとりかかったところ、何と時刻変更で、甲種回送はすでに通過後とのこと!残っていた方々は、遅れの貨物狙いの撮影の様子だった。こうなったら、計画は変更、またまた朝撮影した変電所まで早めに戻って、いつ来るかわからない甲種回送を迎え撃つことにした。

さて変電所は朝とは違い、たくさんのギャラリーがすでにスタンバイしており、多少気後れしてしまったが、おなじみの顔ぶれも多々いらっしゃったので、安心して撮影に加わることができた。通過までのおよそ1時間の間、183系電車の団臨やら、遅れの貨物やら盛りだくさんとなり、定刻より多少遅れながら、無事E6系の回送も定番位置にて撮影ができた。この場所での甲種回送は、この1年で色々撮影できたが、今日の新幹線車両E6系は、沿線のそのギャラリー数といい、今までとは別格と言っていいほど人気があったようだ。今や国鉄型の大ベテランとなったEF65PFと、平成の最新型電車E6系とのミスマッチング!これもまた鉄チャンの醍醐味だ。

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2013(H25)-06-22      甲種8860レ  EF652060 E6系秋田新幹線車輛      新鶴見-鶴見(変電所)

                        Nikon  D4  AF-S Nikkor 70-200mm f/2.8G ED VR II+TC-14 II