アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

首都圏散歩~高架線を行く初期型EF15

2018-06-16 22:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

国鉄時代、八王子機関区には主に中央東線で使用する機関車が配置され、首都圏を含めて広範囲で活躍していた。まだまだ都心でも貨物扱いをする駅が多く、武蔵野線開通後でも都内まで乗り入れてくる貨物列車は数多く見られた。

当時八王子機関区には、EF13・EF15・EF64等の配置があったが、ダイヤ改正でEF13が一気に淘汰され、代わりに各地からEF15が集められた年があった。EF13は総数31両の少数派だが、旧ゴハチの車体を載せているというくらいでどごか地味。それに引き換えEF15は圧倒的に台数も多く形態も様々で趣味的には楽しめた。EF60500番台が転属してくるまでの数年間ではあるが、馴染みのある撮影地で色々なEF15を撮影することを楽しんだ時期。1980年前後はそんな頃だった。

今回は、そんなEF15の中から仲間内では一番の注目ガマだったEF154号機。EF15初期車だから、福米時代の経験を持つ独自の形態が色濃く残されている注目車。スノープロウこそ外されていたが、何といっても正面貫通扉にもヒサシが装着されて厳めしい顔つきで人気だったのだ。この日も雑誌の運用表を頼りに、人伝えで情報を入手し、かなり強引に中央線高架駅まで急いだことを思い出す。かなりの曇天で普通カメラは構えないだろう日和ではあるが、4号機初対面とばかり気合が入ったことが懐かしい。そこまでして撮影した画像には思えないが、青春時代の群像の一部として掲載しておく。

1979-03-10   1461ㇾ  EF154   中央東線:高円寺にて