アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

首都圏を走ったEF15重連の石油列車

2018-06-17 16:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

八王子機関区を話題にしたからには、この話題を外す訳にはいかない。

八王子機関区のEF13が淘汰された後、新たに八王子から新鶴見まで当区のEF15による定期重連の貨物列車が出現し、アントンKの周りでは随分話題となっていた。5472列車、タキを連ねた長い編成で、これを八王子機関区のEF15が重連でけん引するというものだ。この列車、いつの改正からいつまでと正確には調べ上げた訳ではないが、自身も後のEF60に代わってからのこの列車の撮影もしていることから、かなり長い間の運転だったと推測できる。当時、まだEF58も元気な姿を見せていた時代、前述のように、ゴハチの動きを気にかけながら、かたや八王子区のEF15にも気を注いでいた。所属する全てのEF15で5472列車を撮影しようという作戦だったのだ。結果は、難なく撮影は完了してしまったが、40年前の出来事とはいえ、何とも意味のないことを撮影の糧にしていたものだと、今さらながら当時の悪行を懐かしんでいる。それより、この後の時代、高崎線のEF65重連である5780列車や、現代まで継続の根岸貨物の8094列車(8097列車)が撮影の糧となり、いくつになっても進歩がなく変われないものだと自らを戒めている。

掲載写真は、当時の定点撮影地として5472列車撮影時に徹底的に通った武蔵境。現在は、線路自体高架線になったから、この地も跡形もないことだろう。雑木林バックに気軽に撮影が可能で、同じような写真が数多く残されている。

1979-03-17    5472ㇾ  EF1581+73    中央東線:武蔵境付近にて