アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

今なお現役「川崎グリーンシャトル」

2014-06-25 19:00:00 | 10年前の足あと

不安定な天気が続いている。自分が忙しいこともあって平日はカメラを持てないでいるが、梅雨とはいえ早く夏空が見たい今日この頃。夏至も過ぎて早朝、夕方の撮影には都合がよいから天気も落ち着いてほしいものだ。

今回は、10年前の写真シリーズ。まだ川崎界隈には、EF64の0番代、それも重連運用が多々残っていた。一度撮影を試みたいと思っていたEF64重連による川崎グリーンシャトル号。撮影するにはスジが悪く苦慮したことを思い出すが、今見ると結構よく解らないところで撮影していた。特徴のあるコンテナが機関車次位にはなくて間抜けな写真だが、当時のスターEF644号機でやってきたのでうれしかった思い出が残る。今でもこの列車は、牽引機こそ違うものの運転しており、カマ番の良い時にきっちり記録しておきたい。

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2004(H16)-06-10   153レ  EF644+64     JR東海道貨物短絡線:尻手付近


急坂を下りるデハ1型

2014-06-23 20:00:00 | 鉄道写真(私鉄)

前出しが遊び写真だったので、今回はもう少しチャンと写っているものを・・・

止まない雨を恨めしく思いながら、ホームで次の電車を待っていると、レールを鳴らしながら接近してくる上り電車が見えた。まるで「滑り台」でも滑り降りるように身体をくねらせてやってきたのは、これまたデハ1型の最古参の車輛。この日は、3運用確認できたから、ついていたのかな?写真としては、前照灯が欲しかったが、車内の雰囲気も伝わり、それらしく撮影できたと思うが、いずれにせよ箱根登山の最急勾配80‰を下るデハ1型は魅力的に感じた。

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2014(H26)-06-22                    デハ107                箱根登山鉄道:宮の下にて


あじさい電車~箱根登山鉄道

2014-06-22 21:00:00 | 鉄道写真(私鉄)

この週末は、あいにくの悪天候、今日はこの時期らしい1日雨降りの日曜日となったが、この雨の似合う紫陽花が見頃の箱根まで足を延ばしてきたので掲載しておこう。

予報通りなら、午後から雨は上がるはず・・しかし登山電車で箱根の山へ入ると中々そうはいかなかった。結局、撮影タイムは、しとしとと降り続き、久しぶりにカメラを濡らしての撮影となった。曇天の撮影は、なるべく灰色の空はフレーミングしないという鉄則通り、狭い線路端をうろつき構図を探るが難しいものだ。雨足が強まる中、轟音とともに上ってきたのは、還暦はとうに過ぎている、箱根登山の主であるデハ1型だ。コイツと紫陽花のコラボがやはりここの鉄道風景にマッチしているのではないか。釣りかけ駆動に、昔と同じコンプレッサーが鳴り響く。何かそれを聞いただけで来た甲斐があった。

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2014(H26)-06-22     箱根登山鉄道 デハ1 (103)        大平台にて


昨今の日本のオーケストラ

2014-06-18 23:00:00 | 音楽/芸術

季節は巡り鬱陶しい梅雨に入った。雨は降らなくても困るが、降りすぎても困る。最近は過ぎる傾向があるから、何をするにもあれこれ思いを巡らせければならない。結構大変なことだ。ま、それはともかく、雨降りの休日は、自宅での音楽鑑賞が心地よい。最近は、CDソフトを増やすこともなく、またエアチェックに熱心になることもなく、既存のものを聴き直すことが増えた。1度や2度聴いても、響かない演奏も多いが、これは自分自身も少し情熱がダウンしているのかもしれない。それでも、新しい刺激を求めてまたコンサートに出向きたいものだ。海外のオケは、ただ目の前の舞台にいるだけで満足してしまい、先入観にやられてしまう事も多いだろう。どこに重点を置いて鑑賞できるか、本当に五感に訴えてくる演奏かどうかの見極めがポイントだろうか。

それにしても、昨今の日本のオーケストラはどこも押し並べてグレードが上がっている。これは、専門家たちの意見を交えても確かなことだと思っている。世の中サッカーワールドカップで賑わっているが、20~30年前これほど騒がれていただろうか?今や日本の選手もその技術力が当時より格段にアップし、世界の名門と呼ばれる国々と競い合えるようになった。スポーツの世界とは比較できないが、クラシック音楽の世界も同様に、20~30年前のオケに比較すれば、全くと言ってよいほど違っている。今年3月に聴いた都響のマーラーなんて、どこかのヨーロッパのオケのように鳴り響いていた。素晴らしいことだ。今朝比奈御大が現役なら、どんな演奏を我々に聴かせてくれただろう、なんて最近考えている。

日本の主要なオケがベートーヴェンのシンフォニーをそれぞれ担当してまとめたCDが手元にあった。日本代表といえば昔からNHK交響楽団だと思われているが、今は必ずしも当てはまらないと思っている。東京~大阪のオケはもちろん、先日聴いた京都や、山形、札幌や金沢と、地方の楽団も素晴らしい音楽を届けて下さる。今後が楽しみで仕方がない。


黄昏の鶴見川

2014-06-16 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

朝からイベント列車を追い、最後はココと決めていた鶴見川橋梁。真夏を思わせた日中も、この時間は嘘のように涼しくたそがれている。夕日が刻々と露出を変化させ落ち着かない。と、まもなくゆっくりとした足取りで役者の登場、赤く染まったキャンパスにシルエットで浮かび上がった。それは、かつての急行「能登」や「鳥海」を彷彿とさせ心が熱くなった瞬間だった。

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2014(H26)-06-15   回9727レ  EF641001 旧客5B  鶴見川橋梁