アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

梅雨の晴れ間の誘惑

2012-07-04 19:43:29 | 鉄道写真(EC)

この梅雨の季節は、正直1年を通して撮影には向かないシーズンだが、1年で一番日が長いシーズンでもあるため、毎日のように天気予報とはにらめっこになる。長雨のあとの、つかの間の晴れ間は、洗濯するにも貴重だが、撮影時にも大変貴重な場合が多い。

先日もそうだった。この日も、朝からはっきりしない天気であったが、午後から回復との予報が出ていた。最近立て続けに予報が外れているので(失礼)、大して当てにもしていなかったが、この日は、予報通り、いや、予報よりはるかに回復し、空は青空、太陽はサンサンサンシャイン!乾いた風が心地よい状況になった。こうなると、いてもたってもいられなくなり、カメラ片手に近場で撮影行きと相成った。

夕方の斜光線の中、現れた65PFは、いつになく表情が違い、今までになくハンサムに見え、また誇らしげに見えた。これだから、鉄チャンはやめられない。


東北遠征③~EF81改番初見

2012-07-03 22:46:10 | 鉄道写真(EC)

さて、東北遠征も二日目に突入、早朝の青森を後にして目指すは、津軽線の中小国。ここでは、下り北斗星と、上りの「はまなす」を狙う。朝日は拝めるかも?というかすかな期待も裏切られ、明るくなってきた空には、どこまでも分厚い雲が広がっていた。いくら夏至といっても、時刻はまだ午前5時前、フィルムカメラであったなら、とっくにあきらめて帰る露出だ。それでも、通過時刻には、そこそこな明るさまで回復して、何とか目的は達成できた。

この後は、特に何の予定も入れずにゆっくりと帰ろうと考えていたが、帰りがけの駄賃とばかり、奥羽線に立ち寄り、貨物列車と、「あけぼの」と撮影することにした。掲載した写真は、「あけぼの」の前に現れた、今や貴重になりつつあるEF81の貨物列車。改番後(+600)の723号機がやってきた。雑誌等で、すでに改番号機は見ていたが、実際に見ると、やはりあのJR字体には違和感を覚える。同じ改番でも、EF65PFの方は、従来の字体のようだが、字体だけで随分と印象が変わるものだ。これが裏日本縦貫線の主EF81の末期の姿になるのか、この先まだ末長くの活躍を願いつつ帰路についた。


東北遠征②~北上線DE10

2012-07-02 19:45:19 | 鉄道写真(EC)

今回のED75牽引による24系の急行「いわて・平泉」号、回送列車もあわせて5回撮影できたが、ここからが、第2ステージとでも言おうか、機関車が変わりDE10の重連となり、北上線を走破するわけで、さらに気合いが入る。北上市内での休息もほどほどに、撮影地へと向かうが、かつてD51が走ったころの微かな記憶を頼りに向かったポイントには、すで同業の鉄チャンが群れを成しており、安堵の気分も一瞬で消えていった。こんな中、どうにか撮影スペースを確保して待機。その間にも、同業者はさらに増えて、この狭いスペースに50~60人くらい集まったのではないか。いつも新鶴見でご一緒するH氏や、最近誌面でご活躍のS氏まで現れ気分は否応にも高揚していった。

天気は、相変わらず安定せず、結果としてマンダーラの曇写真となったが、まあこれは、この時の状況を考えてもこれで良かったのではないかと思える。昔訪れた時と何ら変わらない風景の中を走るDE10重連は、都内で入替えに従事するカマと違って、とても誇らしく見えたから、きっとそれだけで満足してしまったのだろう。


東北遠征①~ED75のブルトレ

2012-07-01 19:44:19 | 鉄道写真(EC)

今回は、東北DCキャンペーンの一環で運転された急行「いわて・平泉」号の撮影に、最近撮影地で知り合ったM君と遠征してきた。この列車自体は、金曜の夜関東を出発、翌朝盛岡に着くという夜行列車であったから、走行写真は、おのずと撮影場所が限られるが、その後の回送列車が北上線を大きく迂回して青森まで戻るという経路だったため、さらに撮影意欲が高まってしまったのは明らか。そして、この夏至のシーズン岩手まで行くのだから、津軽線で、北斗星~はまなすの撮影となるのは、当然といえば当然の成り行きだ。

未明の都内から、一路みちのくへ車を走らせ、最初の目的地宮城県の岩沼付近へ・・天気予報は、まずまずな予報だあったが、現地に着くとやはり曇ベース、時より朝日が顔を出すといった状況で、不安定なのは想定内だ。列車通過まで、さほど時間もないので、そうそうにポイントを決めて、まずは無難に一発。ED75の24系牽引は、もう何年振りだろう。JR貨物のED75が引退してしまった今、かつて決して好きではなかった700番代(やはりP型1000番代が一番!)でも、とても愛着を感じてしまうのはどうしてだろう。やはり久々に見るED75は、掛け値なしにカッコ良い!

息つく間もなく車に乗り込み、次なる撮影地へ思いを走らせ、一気にアクセルを踏む。仙台での停車を利用して追いぬき、宮城県北部で、もう一度撮ろうという作戦なのだ。かつては、色々動きまわった撮影地だが、最近の情報は皆無だったので、果たしてその撮影場所はわかるのか、わかっても撮れるのか、考えればきりがないが、来てしまった以上とにかく行くしかないし、行って判断するしかない訳で、このスリルというか、張りつめた充実した時間はたまらない。いよいよ通過時間が5分と迫るなか、たくさんの同業者の中で、何とか場所を確保し列車を待つ間、どんどんそれまでの雲が切れ、晴れ間が出て、まさにベストの状態の時、列車が通過して思わず歓声が上がった。