アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

音大生 フェスティバル2015

2015-11-15 18:00:00 | 音楽/芸術

時間をみつけて学生オケを聴いて来た。

毎年行われている音大生によるフェスティバルで、関東にある音楽大学6校がそれぞれ演奏するものだ。今年は、洗足学園と武蔵野音楽大学。

演奏会自体は、前半にシベリウスの第2交響曲、そして後半がムソムグスキー(ラヴェル編)の展覧会の絵というプログラム。それぞれ聴きごたえのある内容だった。

アントンKが学生時代の頃と比べて、日本のプロのオーケストラの技術的側面の向上のついては、再三語ってきたところだが、今回のような学生オーケストラの世界でも、それと比例するようにトータルに上手くなったことがはっきりと言える。もちろん未だにプロとアマとの差はあるが、だからといって必ずしも良い演奏だから、良い音だから感動するというものではない。世界の超一流と言われるオケの演奏で、外面的しか心に響かず、がっかりしてホールを後にしたケースも多々あり、また一方、縦の線が揃わずに崩壊寸前のような演奏会でも、どこか共感し感動した演奏会も何度となく存在する。先入観なしに、目の前で初めて生まれる音楽に対して自分がどこまで入り込めるのか。そこのところがポイントとなり、これは自分自身の心の置きどころにも起因する。

話が逸れたが、今回の2校の演奏を聴いて思ったことは、各パートがバランスされていて聴きやすかったこと、特に弦楽器がコンマス引率のもと奮闘していた印象をもった。これは、オケごとに変わって登場した指揮者たちの努力の賜物だろう。レコード通り、教科書通りのきちっとした演奏だったように感じた。こういう演奏会では、聴衆の大部分がオケの関係者たちだろうと思うが、アントンKのように、何か面白い事を探すようなある意味逆らった聴き方をする聴衆は少ないだろう。単純に生演奏を聴きたいと思い足を運んだ演奏会なのだから・・・

11月8日 東京芸術劇場大ホール

シベリウス 交響曲第2番 ニ長調OP43

        梅田俊明 指揮 武蔵野音楽大学管弦楽団

ムソルグスキー(ラヴェル編曲) 組曲「展覧会の絵」

        秋山和義 指揮 洗足学園音楽大学管弦楽団


最近のCD-Rより(ムーティの演奏)

2015-11-08 20:30:00 | 音楽/芸術

秋のバーゲンセールのご連絡を頂いたので、気になっていたCD-Rを少しまとめて購入して聴いている。

例によってブルックナーの楽曲が中心だが、今回はムーティのブルックナー第1・第2・第6について。

リッカルド・ムーティは過去80年代にブルックナーの交響曲を第4・第6と録音している。どちらもベルリン・フィルを振った重厚な演奏だった。重厚と言ったのは、イタリア人であるムーティは、どちらかというと色彩豊かに派手に色づけした演奏を好んでいるような印象を持っていたが、ここでのブルックナーは、逆に色彩を押さえた奇抜なことをしない演奏で、重厚に当時は感じていたものだった。場合によっては、うるさく聴こえてしまうのブルックナーのフォルテだが、ベルリン・フィルを必要にして十分なバランスで鳴らしているのが印象に残っている。

こんなムーティだから、20年以上経った現在は、どこように変わっているのかが聴きどころであった。今回は、シカゴ響とニューヨーク・フィルを振った演奏だったが、結論からいうと、楽曲に向かうスタンスは過去のものとさほど変わりがない印象だった。

 第2の交響曲については、何年か前のウィーン・フィルの来日時に生で聴いた覚えがあった。あまり奇手を狙わずの演奏であったが、今回の2009年の演奏でも特に演奏における変化は聴きとれなかった。楽曲に合っているか合っていないかは別として、とにかくこの録音でも、シカゴ響のトータルなバランス感覚は素晴らしい。音色の安定感や、トゥッティの時の全体の音色の色彩感や響きには毎度のことながら恐れ入る。

指揮者ご本人曰く、ブルックナーの第1もお好みだそうで、正規録音こそないものの、その解釈といい大変聴きやすい演奏のように感じた。金管楽器を発散させることなく、といって決めどころでは圧倒するような解釈であり、楽曲への深い読みが伺える。もう少し時間をかけながら聴き込んで行きたいが、ムーティ自身も円熟期に入り、ますます期待できる指揮者の一人となりそうな予感がしている。

DIR-1251  ムーティ指揮 シカゴ交響楽団

DIR-0537  ムーティ指揮 シカゴ交響楽団

DIR-0248  ムーティ指揮 ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団


スバリストへの夢

2015-11-07 18:00:00 | 日記

モーターショーが開催されている。足早に覗いてきたが、前回よりは盛り上がりを感じる。

夢を乗せて走るスポーツカーの出展が多いこと、嬉しいじゃないか・・・

いつかはスバリスト復帰。

BH型からBP型まで5台乗り継いだ者としては必然のこと

頑張ろう!

 

自分への戒めをも込めて・・・