アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

山手貨物線散歩道2

2018-06-12 17:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

こちらは、目黒駅近くの掘割付近をいくEF10けん引のタキ編成の貨物列車。おそらく(ステップが白いから)東京機関区所属のEF1035と思われるが、特に調べてはいないので定かではない。

今では狙った列車以外の列車が並走あるいは逆走していると、「裏カブリ」と言って嫌う節があるようだが、アントンKは逆に他の車両が登場してくれた方が有難く思う。もちろん狙いの列車を隠されては論外だが、少しでもファインダーの中の情報量を多く写したいと思っているから、列車のすれ違いなど大変好物なのである。今回は、たまたまタキの貨物列車を待ち、シャッターを切るタイミングで逆方向から重連単機が飛び込んできたの図。当時は、ズームレンズもなく、マニュアルフォーカス、もちろん連写もできないから、1コマ切りで完結する訳だが、もし現代のような機材なら色々な角度で撮影出来ただろうか。少なくとももう少し広く撮って、駅に停車中の山手線は画面に入れたかった。おそらく当時そこまでの視野はなく、運よく機関車が並んだだけで満足だったのだろう。こういった予期せぬ出来事が、より鉄道撮影を楽しくしていると思っている。だから、今の情報量とは比較にならないけれど、昔の方がとても充実した時間を過ごしていたと思えるのかもしれない。

1976-02-20   2179ㇾ EF1035   山手貨物線:目黒付近