アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

川崎界隈のターゲット

2013-11-28 20:30:00 | 鉄道写真(EL)

新鶴見界隈に「朝練」と称して出勤途中に小1時間ほど撮影を楽しんできたが、最近では、日の出も遅くなり露出が厳しい状況に変わってきた。この時間帯のメインターゲットは昔も今も8094レに変わりはないが、もうひとつ上げるとすると、ホキ列車ではないだろうか。現行のダイヤでは、時間がずれて以前より遅くなったので、出勤途中でとはいかなくなってしまったが、専用貨物列車ホキ20両編成での走行シーンは中々見応えがある。今朝は、仕事の合間を見つけて撮影に出た。

一度撮ってみたかった、浜川崎進入のシーンだ。この付近の踏切からの撮影は、何度となく行っているが、駅からの撮影は初めて。錆びついた架線柱、紅白に塗られた背の高い送電線の鉄塔、複雑に配置された線路、ポイント、遠くから聞こえる入替機の汽笛、そして貨物列車の走行音。この界隈のイメージの全てはここにある。遠くから南部支線の発車を待っていたロクヨンは、ゆっくりと歩を進めこちらに近づいてきた。駅に入線するのには、いくつも線路を渡らなければならないのだ。ポイントをいくつも渡りクネクネと進む様は、まるで大蛇のよう。手を振ったら、機関士が「ピッ!」と返してくれた。

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2013(H25)-11-28    5764レ     EF641041         JR東日本/南武線:浜川崎駅

 


篠ノ井線のEF64重連貨物列車

2013-11-25 20:30:00 | 10年前の足あと

さて、10年前の11月には、篠ノ井線~中央西線と遠征に出ている。毎年この時期にお決まりのごとく出掛けていた訳だが、やはりこの頃は、ロクヨンの0番代の地味でひたむきな魅力に取りつかれていた時代で、記録を見ると、この日はロクヨンの団臨が運転されていて、それを中心に廻っていたようだ。

写真は、姨捨から一気に下って篠ノ井へ急ぐロクヨン重連のオイルトレイン。この列車5471レは、前日新鶴見を発車して、夜行で中央東線を走り、篠ノ井線で夜明けを迎えるような早朝のスジ。当時は、この5471レとそのすぐ後に5465レがあり、もちろんどちらもロクヨンの重連で運転されていて、撮影には非常に効率が良く、ターゲットにしていた思い出の列車だ。現状にように、西線にEF641000番代が入り、この地区でEH200が幅を利かせるなんて夢にも思わなかった、本の10年前のことなのだが・・随分と時間が流れてしまった感覚になってしまう。

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2003(H15)-11-15    5471レ  EF6416+59     JR東日本/篠ノ井線:桑原(信)-稲荷山


秋の吾妻線②~185系

2013-11-24 20:30:40 | 鉄道写真(EC)

今年の紅葉は、昨年同様猛暑のためか、色がマダラで濁りがあるように思える。先週、木曽路へ行った時は、随分と発色が良い紅葉を目にすることができたが、群馬のこの辺りは今一つといった感じだった。

紅葉を写真にする場合、逆光で狙うのが色合いを強調できて綺麗に撮影できる。風景写真では、ごく当たり前のことらしいが、今まで自分が求めてきた鉄道写真の概念からは、随分と外れてしまう。しかし被写体が変わり、カメラが変わった現在、今までの撮り方にはこだわらず、少し撮影も自由度を上げていこうと思っている。

写真は、赤いモミジや黄色くなった落葉樹の間をすり抜け、築堤を降りる185系「草津」。厳密にいえば、かろうじてサイドに光が入るが、ほぼ完全逆光での撮影。昔のようなポジフィルムでは、まず撮らない構図だが、今回はデジカメの力を借りてシャッターを切った。露出さえ補正すれば、綺麗に撮れてしまうから、これはこれで良いのかも・・

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2013(H25)-11-23             JR東日本/吾妻線:群馬原町付近


ブルトレ「鳥海」

2013-11-23 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

この週末に、再びリバイバルで「鳥海」が運転された。今年2回目、GW以来のことだ。特に今年は、この手の団臨が多く運転されている。鳥海~おが~天の川~と言った具合。確かに、かつての列車名での復活運転は、そそられる半面、当時を偲ぶには、姿がかけ離れていてがっかりすることも多かった。来年は運転本数より企画内容で楽しませてほしい。

写真は、今回撮影に行かなかったので、22年前の現役当時のブルトレ「鳥海」号。午前中の良い時間帯に上ってくるスジだったので、比較的撮影回数は多い方だが、同じような写真が多く、もっと考えて撮影すればよかったと今さら反省している。上越国境でも撮影は可能だったはずなのに、撮っていないのは汚点だろうか。汚点ですよ・・

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1991(H03)-11-25    2022レ EF641031 鳥海        JR東日本/高崎線:倉賀野-新町


秋の吾妻線~185系

2013-11-17 20:30:00 | 鉄道写真(EC)

快晴の土曜日を迎えて、紅葉のピークは過ぎている事はわかっていたが吾妻渓谷へ行ってきた。

吾妻線の撮影は何年振りだろうか。どこまで記憶を遡っていいのかわからないくらい。とにかく久しぶりとなった。今回は、俯瞰ポイントを求めて山に入るつもりで、それなりの装備と覚悟で珍しく出発したのだが、結果はショルダーバックにカメラを入れ、手袋を着用し、上着も忘れずに着るくらいのことで終わった。渋川からR353へ折れて奥へ行くにしたがい明らかに紅葉の色合いも変化して色が渋くなっていた。道中、下調べした地図にはない道がたくさんあり、およその見当で山奥へ向かってみた。これらの地図にはない道、例の八ツ場ダム建設のためにできた道路のようで、当然装着しているカーナビにも道の表示がなくなったが、多くのダンプカーとすれ違い、トンネルを抜ける。ようやく急勾配をせり上がって行くと目的地らしき光景が見えてきた。何台かの同業者の車も確認できたが、皆さん熊避けの鈴を鳴らして山へ入っていた。確かに最近では、考えられない所に出没と聞くから、ちょっと怖くなったものの、ここまで来て引き下がれない気持ちで準備。ポイントは、樽沢トンネルが見下ろせる地点で、しばらく登っていくとすぐにわかった。日本一短いトンネルがはるか下界に見え、また近くの変電所あたりまで見渡せる光景だ。空気は澄み渡り、風が心地よい。こんな中、手前の黄色を入れて静かに列車を待った。しばらくすると青空の下、慣れ親しんだモーター音が山々に響き渡ってきた。来訪の途中には、全く周りの景色にはそぐわない新線の橋などが建設中だったが、本当にここもダムの底に沈んでしまうのだろうか。

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2013(H25)-11-16     3031M     185系(OM09) 草津   JR東日本/吾妻線:岩島-川原湯温泉