アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

10年ひと昔~8094列車

2023-09-18 08:00:00 | 10年前の足あと
朝練が疎かになっている・・・
 始業前の小一時間線路端に立ち、おのずと決めたルーティーンを当たり前のように周り、何事も無かったようにその日一日が動き出す。そんな毎日がほぼ日常だった時代から早10年が過ぎた。そこで出会った鉄仲間はもちろん今も現役で、川崎界隈の線路端に行けば、どこかしらで出会う偶然の快感がいつも溜まらなかった。そして最近、職場の鉄仲間たちからも多くの刺激を貰い、自らの堕落さを猛省している。何気ない日常こそ、将来の宝となることは解っていながら、いつの間にか自分自身が変わってしまっているのだ。
 もちろんアントンKの日常の変化がそうさせるのだが、今ほど原点回帰という理念が頭の中を駆け巡ることはない。年々早く感じる時間経過の中で、いかに自分にとっての充実した時間を見つけることが出来るかが、今後の人生をも決めるというくらいの覚悟で・・・
 掲載は、朝練のメイン列車だった電機重連の石油列車。この列車があったから、多くの鉄仲間と出会い今でも親しくさせてもらっている、アントンKにとっては特別な貨物列車なのだ。ダイヤ改正ごとに、けん引機関車の担当変え、あらゆる組み合わせに一喜一憂した当時がとても懐かしい。夏草に覆われ、線路も見え隠れしていた盛夏の貨物線を往く。更新機が先頭でやってくると、ハズレくじを引いた感覚だったが、今や関東には貨物機ロクヨンの姿は無く、更新機さえ動いていない状況らしい。あっという間の10年。これからの10年はどんな時代になるのだろう。

2013-08-10     8094ㇾ  EF641011+EH200-10        東高島付近
 

今なお現役!EF65PF栄光の歴史

2021-06-30 16:00:00 | 10年前の足あと

いまだ最後の活躍とばかり、日夜黙々と運用を熟しているEF65PF型電機。現在では、国鉄時代とは異なり会社によって状況も様々違ってしまった。

アントンKには、現存するEF65PFの中でも、元東京機関区だった機番たちには、他機とは少し違う栄光の歴史を感じてしまう。特に綺麗に整備され大切にされているだろう、現田端区の65PFの姿を久しぶりに見た時には、かつてブルトレの先頭に立ち、連続運用を熟していた時代が彷彿と蘇ってしまうのだ。この春の改正で、その田端区のEF65PFたちにも余剰という波が押し寄せていると聞く。末永い活躍を期待したいところだ。

昔山陽本線山口県下で撮影した、東海道ブルトレを掲載しておく。朝霧が時間とともに晴れてきて、視界が開けてきたところに突き進んできた特急「みずほ」。この1105号機も現在でも元気で活躍しているのだろうか?たとえ地味な工臨仕業でも、我々ファンの前に姿を見せてくれることで、かつての栄光の姿がまた脳裏に湧き上がってくるのである。

1981-03-20   5ㇾ  EF651105    みずほ  山陽本線:小野田-厚狭


国鉄型特急電車の終焉~185系

2021-03-13 14:00:00 | 10年前の足あと

ダイヤ改正日を迎え、特急「踊り子」から185系電車が引退していった。今後も臨時等で見られるはずだが、今までのような頻度ではなくなる。国鉄時代に生まれた車両たちが次々と引退し、いよいよ国鉄時代が、昭和時代が遠くなったと言えるだろう。

40年にわたる185系電車の活躍は、考えれば途方も長く、特急「踊り子」の代名詞として君臨していたが、私鉄への乗り入れやそれに伴う分割併合など、特徴ある運用も難なくこなし今日まで走り続けた実績は大きい。アントンKにも伊豆への観光特急としての思い出もある。一足先に引退したスーパービュー踊り子用の251系とセットで、今井浜や下田へ行ったことは懐かしく忘れ難い。今日からは後継のE257系へと引き継がれ、また新たなシーンが生まれていくことだろう。風光明媚な路線を走るだけに、また感動できる光景に巡り合いたいものだ。

最近の画像は、SNS等で同じようなものが乱出されているので、ここでは国鉄時代の1枚を掲載しておきたい。185系がデビューして間もない時期、田町電車区には伊豆特急用に183系1000番代が配置されていて、一時だが185系とともに運用されていた。当時の185系電車は、それまでには無い奇抜な外観で、とても目立っていた印象がある。

1982-06-12  3031M  踊り子  185系&183系  東京駅にて


いにしえのEF81~その魅力に迫れ!

2020-03-11 20:00:00 | 10年前の足あと

国鉄型電気機関車の中で、今や唯一の交直流型電機EF81。未だに現役の電機機関車として活躍中である。JR貨物機となり、九州内で余生を送っているカマもあるが、JR東日本にも現役機が存在していて頼もしい限りだ。特に田端区の機関車たちは、一時期後継のEF510にその任を譲り、ヤキモキした時期がある。当時の優等列車だった「北斗星」や「カシオペア」のことだ。専用の塗装機まで複数揃えて活躍していたが、EF510-500番台が一気に登場して取って代わったのだ。しかし現在まで運転されている団体列車の「カシオペア」では、再びEF81が返り咲いたのである。ある意味幸運な機関車とも言えるが、信頼性の高い優秀な電機である証であろう。こんなレアなケースで生き残っているパーイチも、今となってはとても魅力的に映り、多々撮影の構想を練って再びチャレンジしたところだ。

前出の成田線の続きで、成田臨で登場したEF81の雄姿を掲載しておく。JRになり、それまでのローズピンク塗装は赤色に代わってしまったが、再びローズピンクが復活しているのはご存知の通り。アントンKの年代からすれば、この赤は交流機を想像してしまい、やはりEF81には似合わない。ハチマルの後継機であるパーイチは、ローズピンクだからこそ魅力的なのだ。

1996-01-07  9843ㇾ  EF8187     14系9B    JR東日本/成田線:小林付近


青梅線の桜並木

2015-03-22 21:00:00 | 10年前の足あと

今年も各地で桜の開花のニュースが聞かれる時期になった。いよいよ春本番のこの時期、夜明けも早くなりどこかワクワクして好きな季節だった。しかし昨今では、アントンKにとって花粉症の時期と重なり1年通しても大変辛い季節に変貌してしまった。あと1か月くらいだろうか。早く落ち着いてほしい・・・

今回は、昔の写真から・・

ED16がまだ活躍していた頃、ちょうどこの時期(3月~4月)青梅線へと足を運んだ。当時まだ垂涎の的だったEF57(ゴーナナ)が健在だったから、どうしてもその合間をぬってという印象が強いが、沿線に桜の咲くこの時期は、何度となく訪れることができた。本線上の旅客列車を牽引するスターとは違い、石灰列車を黙々と牽いていたED16は、まだ駆け出しのアントンKには魅力的に映っていた。73系電車に揺られて、古里で下車、桜並木を目指した遠い日。今でもこの桜並木は健在なのだろうか。

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1976(S51)-04-18          Mc73609ほか4連         青梅線/古里-鳩ノ巣にて