奄美の農と暮らし

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ここでは熟年Uターン者の島での奮闘の日々を綴ります。

パッションの糖度

2013年05月30日 | 晴耕雨読

 暑さがいく分か和らいだので、懸案の春カボチャのほ場の除草剤散布を決行しました。50aの面積の久しぶりの全面散布で、300リッタを使用しました。

 防毒マスクにゴーグル、そして上下のウインドーブレカー、完全防備で挑みましたが、いかんせん気温は30℃、熱中症ぎりぎりの作業になりました。時々、思考が停止して、散布した畝が曖昧になったりしました。

 午前に散布を終え、衣服は汗でびっしょりになり、倉庫で着替えて、クールダウンを兼ねてトマトの出荷を行いました。

 午後は、猛暑の中、パッションとトマトの収獲をし、クールダウンを兼ねて出荷準備をしました。早朝の涼しさは束の間、猛烈な暖湿気流による海霧が発生し、避暑に市街に食糧の買出しに出掛け、ついでにJAに立寄りました。

 帰宅して、再びハウスに向かう途中、直売店のパッションとトマトの完売が目に入り、急きょトマトとパッションの補充を行いました。口コミの威力を垣間見た気がしました。トマトはシーズンのピーク、市街のスーパーでも安値の傾向で、小生も4玉入りの袋で200円で販売し、みごとに完売しました。トマトは健康食品で、ビールのつまみにも合いますね。

 ハウスの戸締りを終え、帰宅してシャワーを浴び、一日の至福の時間でトマトを肴にビールを飲み、商売とは機知と痛感しました。そんな中、酔う前にパッションの糖度測定を行いました。2個測定し、食味の違いも比較して、糖度1度の相違は結構な甘味の違いでした。小生のパッションの糖度は16度前後、今後は、18度前後になるような施肥設計や土作りが課題になりました。糖度計は、果樹農家には必須のアイテムと認識しました。

 手前味噌ですが、小生のパッションは収獲中盤で十分に甘くなりました。


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