気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

2泊3日  諏訪大社・御柱祭  その4

2016-04-16 10:12:56 | 旅行

 今日未明にも、最大震度6・5の地震が起こり、建物崩壊、土砂崩れ、など大きな被害が出たようです。

死者の数も、まだはっきりとわかりませんが一昨日の地震より多くなりそう。

余震におびえ、屋外に避難されている方には、追い打ちをかけるように、夕刻から雨模様。

次から次と試練の際に立たされている方々を見ると胸が痛みます。

テレビもつけっぱなしで、これでもか!!と地震の恐ろしさを見せつけられています。

 

 今日の新聞記事で、歴史学者、磯田道をさんの話が載っていますが、

歴史的に見て、東北で大地震が起こると、日本の地殻のバランスが崩れ、数年後九州で大地震が起こっているようです。

更に、小田原付近で地震が起こったという、怖い話が書いてありました。

九州の地震は人ごととは思えず、関東地方の直下型地震への恐怖もさらに倍増しました。

 

 月並みな言葉で、言い足りなさを感じますが、

亡くなられた方への心からのお悔やみを申し上げます。

そしてとりあえず、余震が治まるよう、日々の生活が取り戻せるように祈っています。

 

 続きです。

4月4日  川越し

 朝から雨。 ・・・・ 御柱見物は無理ね 

月曜なので、諏訪付近の美術館はすべて休み。

諏訪大社の代々神官を務めた守矢家の資料館 「守矢神長官」 に行き、家に帰るつもりだった。 

 

 ゆっくり宿を出るつもりで、テレビで御柱祭りの実況を見ていた。

何の気なしに窓を開けると  見えるではありませんか 木落としが

9時 木落とし開始の 前宮三の柱です  「氏子元気〇〇御柱祭」の幕の字も読み取れる

もちろん写真のように見えるわけでなく、性能の良い双眼鏡で見物

人も地面も御柱も綱も何もかも濡れているはずなのに、威勢の良さは変わらない

 

 すっかりテンションの上がった私達、雨の中を川越しを見に行く事にした。

ハイキング用の合羽を着て

 

丁度、前宮二の柱が、川越し直前だった。

ここは青緑一色。 それぞれの御柱はコスチュームも違う。

 

ナント運がいいのでしょう。雨なので、観客も少なく、良い場所で見る事ができた

川を渡り、引き上げている所。

掛け声と太鼓とラッパで豪壮に

 

また場所を変え、1時間後の本宮三の柱も見る事にした。

今日は川越しオンリー、集中です。

最初に、たいまつ隊が川に入る。 あたりはモウモウと煙る。

 

その後、大総代が、輿に載せられ川を渡り、

いよいよ本隊の 村旗が川を渡る。

 

「赤フン隊」が細い綱を持って渡る。 

この先に、太い綱が結び付けられ、御柱を曳く綱を用意する。

一口に川渡りと言っても、様々な行事と準備があるのですね。

 

その頃、御柱は、土手の下で待機中。

 

向こう岸では、喇叭隊、木遣り隊が準備完了。

 

川の中央の石に2人の子供がたち、開始の合図。

いよいよですね~

 

御柱が土手の上に顏を見せた

 

ズリズリっと引き出されてきた。

 

ソレ~~

オオッ~~

 

ドッボ~~ン

 

 御柱が泳ぐ~~

 

力を合わせ引き上げる。

この後、御柱屋敷まで曳き、 1か月のお休みとなる。

 

 この途中の川を渡っている場面は、直前に私のSDカードのメモリーが無くなり、撮れなかった。

川越しの動画を撮っていた夫が、動画を加工し、静止画を作ってくれた。 

一連の川越しを紹介でき、ホッ

 

 これで、この項はおしまい。

 

 諏訪神社の歴史は古代神話の時代までさかのぼります。

諏訪大社は、全国に一万ほどある諏訪神社の総本社で、人々に敬われ続けてきました。

 木を伐りだし、多くの人が乗っても安全なように「めのでこ」を丁寧に取り付け、

村民総出で大小の縄をない、膨大な時間と手間をかけ祭りの準備をする。

これはまさに、祭りというより、神事です。

 

 神事を村民全員で、地域全員で、氏子全員で行う事で、この地域独特の絆が生まれてきたことでしょう。

そしてこんな命がけの神事を行うという事は、この地方の自然が厳しく、

何があるかわからないという事も関係している気がします。

生きるためには祭りを通して、人同士の絆や、情報の共有、更に命をかけて「祈る」 事が必要だったのでしょう。

テレビだけではわからない事がいろいろと実感できました。

 

 5月に日帰りで、御柱が街の中を通る 「里曳き」 を見に行く予定です。

6年前の御柱では 「里曳き」の後の、祭りの最終 「柱建て」を見ました。

これで諏訪大社・上社・御柱祭の全部を見る事になります。

 

 6年後は下社の祭りを見に行く予定です。

6年後の祭りの時は 私72才、そしてその6年後は78才。

どう頑張ってもこの2回しか見られないでしょう。

何とか元気で会あと2回、この祭りを見たいものです。

 

 読んで下さって、有難うございました。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

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勇猛果敢なお祭り・・・ (nao♪)
2016-04-17 10:20:06
勇猛果敢な諏訪大社の御柱祭のシリーズを楽しませていただきました。
諏訪大社には上社&下社とも行ったことはありますが、実際の御柱祭りは見たことがありませんでした。
TVで見るとの違い現場の迫力は凄まじいものがあったかと思います。

川越しというのもあるのですね。知りませんでした。
6年後の下社のお祭りを目指して、ご夫妻ともどもお元気でお過ごしくださいね。

マイブログに銀河さんの鎌倉「段葛」をURLさせていただきました。
事後承諾でスミマセンが宜しくお願いいたします。

熊本地震の被害に心が痛みます。
日本中に活断層は2000もあるとか、その最大は中央構造線!
その断層に響いたらどうなることか!
東北の次は九州で、小田原にも及んだ歴史があるとは!
TVを見ているだけで一人住まいは不安が募り心臓がドキドキ、やめていた安定剤を再び飲み始めました。


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実況中継 (だんだん)
2016-04-17 10:29:23
ブログ訪問してる場合じゃ無いけども・・・
被災地の現実には、言葉も無いです。

銀河さん、とてもラッキーな場に居合わせましたね。
詳しく見せて頂けて、心は諏訪に飛んでます!
臨場感たっぷり♪
松江は12年に一度の、ホーランエンヤ神事がありますが。
大変な準備と人手を要する御柱も、毎年は無理ですね。
一部始終はまだ続くのね、楽しみ~
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nao♪さん (☆銀河☆)
2016-04-17 12:00:28
 読んでくださって有難うございます。
これをブログアップしないとなんだか落ち着かなくて、
皆さんの所に訪問もできず、すみませんでした。

前回の御柱祭はほんの一部しか見ていなくて、全体を一度見たいと思っていました。
祭りの迫力に触れる事ができ、満足しました~♪
次回、また行けるように元気にしていたいです。

段葛、リンクしてくださって有難う。
うれしいわ。

nqo♪さん、また安定剤のみ始めたのですか!!
naoさんこそ、お体に気を付けてね。
と言っても、不安だらけで、お気持ち想像してしまいました。


返信する
だんだんさん (☆銀河☆)
2016-04-17 12:07:39
 読んでくださって有難う♪

木落としの場面は良く紹介されていますが、
川越し・・・・知らないですよね。
是非、紹介したいと思い、実況中継(笑)しました。
現地に行かないとわからない事がたくさんあり、
少し御柱祭の精神にも触れた気がしました。

地震頻発、被災者の皆さんの不安な気持ちを
考えるといたたまれないですね。
この先どうなるのでしょうか。




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臨場感! (ラッシーママ)
2016-04-17 23:17:30
熊本の地震、時間が経つにつれ、死者の数も増えてて余震も凄いと・・・
早く終息して、普通の生活に戻れるように祈るしかないです。

今回の記事、臨場感たっぷりで、今迄TVで見ていたのでは分からない
細かいところまで詳しく説明してくれて、この写真を見てるだけで銀河さんの興奮が充分伝わってきます。

ご主人が撮ってた動画を加工して静止画にしてくれて
写真で見てる私でも興奮しそうです。

元気に6年後の下社のお祭り、観に行って下さい。
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ラッシーママさん (☆銀河☆)
2016-04-18 11:39:18
 本当に地震の怖さを実感しています。
大きな地震の後に本震が来るなんて話、聞いたことがありません。

臨場感たっぷりと言って下さって嬉しい~~。
テレビでは木落とし中心なのですが、他にも見どころが
沢山あると紹介したかった!!
動画をブログに載せたかったのですが、
それは無理とわかりました。

興奮の3日間でした。
絶対に次の御柱も行きます!!
返信する
Unknown (ビオラ)
2016-04-18 15:40:19
今回の地震は「今まで体験したことのない地震」
東北では「千年に一度の大地震」・・・
こんな言葉が続く日本列島に住む私たちは一体どうしたらよいのでしょうか?
テレビに映る無残な光景に言葉もありません

諏訪大社の御柱祭りとは何本もの柱がこんなにいくつもの工程で
そしてこれだけ多くの人々が関わって行われるのですねぇ。
一口には言えないその興奮が詳しい実況と共に伝わって来ました。
そしてこの祭りに掛ける氏子の皆さんの心意気と、
祭りを実際に観たいとの思いに突き動かされた銀河さんの執念?も感じられるご報告でした~~
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Unknown (tona)
2016-04-18 20:04:20
川越しもご覧になったのですね。
雨の中大変でしたでしょう。
入る人はとても水が冷たいとか、見る方も寒かったことでしょうね。
下社の計画ももう入れて、準備万端、ちょっと今より疲れるかもしれませんが、心の張りが出来ましたね。
そんな張りがもうたくさんあることでしょう!
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Unknown (hiro)
2016-04-19 10:04:35
銀河さん、おはようございます♪
御柱祭りは迫力がありますね。
山出しの様子はテレビのニュース番組で見ましたが、
銀河さんのブログの方が写真も多く、ずっと詳しいです。
御柱祭は6年ごとに行われているのですね。
ということは前回は2010年だったのですね。
映像はいつも頭の中にインプットされているので、
そんなに月日が経っている様には思えず、毎年行われて
いるものかと思っていました。

地震の歴史学者、磯田道をさんの話、初めて知りました。
次は小田原かと思うと、しっかりと備えをしなければと思いました。
被災者の方々は今も余震におびえ、大変な思いを
されていると思います。
一刻も早く普通の生活を取り戻せるよう願ってやみません。

返信する
ビオラさん (☆銀河☆)
2016-04-20 23:59:57
 震度7が2回もあったなんて、信じられない事が起きました。
もう700回以上も揺れているそうですが、現地に住む方達は
いつも足元が揺れて、船酔い状態なのかと思います。
体調を崩し、亡くなってしまう方も増えています。
地震列島に住む恐怖を感じています。

>皆さんの心意気と、
祭りを実際に観たいとの思いに突き動かされた銀河さんの執念?も感じられるご報告・・・<

ブログを書き始めたら、「すごい祭りなのよ!!」と
お知らせしたくなりました。
2泊3日なのに4回にわたって書いてしまいました
返信する

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