御柱祭の続きを書こうとしたら、熊本県の地震の報道があり、動揺してしまいました。
まだまだ、状況がわかりませんが、被害が小さい事を祈るばかりです。
そして、どうか東日本大震災のような、2次被害、3次被害などが起こりませんように。
こんな時にお祭りの続きを書くのは、不謹慎な気もするのですが、
途中で止めるわけにもいかず、気を取り直してとりかかります。
1か月前に、JTBの、御柱祭の木落としを観覧席で見るという1泊のツァーを見つけたが、結構価格がい。
それに御柱見物だけでなく、寄り道や、周辺の観光が組み込まれていた。
諏訪周辺は何回も来たことがあるので観光はいらないが、今回は観覧席でしか木落としが見学できないそうだ。
どうしたものかと思っていたら、夫がネットで観覧席のみの予約受付を見つけてきた。
早速申込み、宿探し。
でもほとんど諏訪の宿屋は満員。
やっと茅野にビジネスホテルを見つけた。食事は期待できないので素泊まり。
4月3日 木落とし・川越し
この日が、私達にとってはメインの日。
何と言っても見どころは木落とし。
開場集合は8時で、9時からの本宮一の柱の見学だったが、気がせいて、7時15分には集合場所についてしまった。
周辺を歩き、下見。 観覧席は足場パイプをつなげ床を敷いた、3階建位の仮設だった。
集合場所に戻り、指示を待ったが、手際の悪い事!!
観覧席に案内されたのはだいぶ時間が過ぎてから。
そして間違った席に案内され、いざこざがあり、皆さん、不満爆発状態。
(6年後、観覧席を買う方は〇谷観光バスは止めた方が良いかも)
木落としを 木を引っ張り出す所からゆっくり鑑賞したかったが、落ち着いたのは予定時間9時の10分ほど前。
それでも木落とし寸前には 緊張感が伝わる。
中央の白い人が、柱の先頭に乗る。 栄誉ある役目に誇らしく手を挙げる
準備完了 この後中央の喇叭隊、木遣り隊は脇に行き、いよいよ木落とし。
いざ
下に着いた時の写真。
残念ながら滑り降りる時の写真はナシ。
私の目に焼き付けました。
8500円もした、高い高い観覧席だったけれど、最後しか見ていないので、イマイチ中途半端。
どこかでもう一本見られないかと場所を探したら・・・・ありました
個人のお宅で見られるようになっていて、こちらは2000円。
1時間後の木落としを最初から最後まで見ましょう。
次は前宮一の柱。
電線が邪魔で、位置も低いけど、どんな動きをしているのかよくわかる
「おんべ」を左右に振る事で、柱を右に左に揺らし、ズリズリと前進してくる。
わかりにくいけど、柱が出てきた
白旗が上がった
木落とし開始
わ~~~~わ~~~大歓声、喇叭喇叭、で賑やかな興奮
今回も私の目に焼き付けたので写真はナシ
2回も見たので大満足。
市民センターの前で実況中継をしていた。
ここでシートを敷き、一休み。屋台で買った海苔巻と稲荷寿司が、手作りで美味しい
結局12時の回の3本目もここで見てしまった。
何度見ても飽きない。
実は偶然にも友人が2泊3日で御柱を見に来ている。
「もしかしたらここにいるかも」 と期待せずに周囲を見渡したら、お友達に囲まれ、いるではありませんか
偶然の出会いを喜び合いました。
その後川越しの会場へ。
テレビでは木落としばかり放映しますが、実は見どころはほかにもある。
それが川越し。
途中、先ほど「木落し」をしていた、 前宮一の柱が町なかを曳いていた。
「めのでこ」が木に引っかかっても構わず進む。
狭い道を、民家にぶつからないよう、電線に引っかからないよう、「めのでこ」を左右に振りながら曳く。
町を通るだけなのに、ひやひやする。
御柱の大きさを改めて実感。
可愛い木遣り隊。
この日のためにずいぶん練習したのでしょうね。
川越し待機中の先頭集団。
川越しは、柱を奉納する前に川で清めるという意味があるそうだ。
「赤フン隊」が、「おんべ」を持って走り、川の途中から泳ぐ。
(赤フン隊って面白い名前でしょ。どの御柱にも、必ず赤フン隊がいる。
皆を代表して身体を清める意味を持つらしい)
周囲には救助隊が控えている。
川は冷たく、この御柱の時ではなかったが、実際におぼれそうになっていた人もいて、救助隊が取り囲むように助けていた。
大変なお祭りです
4月の川はまだまだ冷たい。 今まで心臓マヒになった人はいないのかしら。
喇叭隊には女性もいるみたいだけど大丈夫かしら。
突然、柱の後ろが、ググッと持ち上がり、ドボンと柱が川に入る。
対岸にいたので、見る事ができたのはここまで。
川を渡った柱は「御柱屋敷」で 山の神様に感謝をささげ、1か月静かにお休みする。
屋敷と言っても、8本の柱が並ぶ広場。
この場所に柱がやってくるのを見た。
「めのでこ」が引っ張られ、堤防の向こうから、角を出した時には、ドキッ
思わず目が潤むような感動を味わった。
この場所で、今まで柱を守ってきた山の神が、山に帰る。
「山の神様 お帰りだ~ 皆様ご無事でおめでとう」 という木遣り歌がここで歌われる。
諏訪大社の木遣り歌は、日常の言葉で歌われていて、歌詞がとても聞きやすく、私にもはっきり内容がわかった。
ただの観光客なのに、「御柱様、ゆっくりお休みください」 と、いう厳かな気持ちになった。
この日はこれで終了。 疲れた~~
大小の差はありますが各地に同じ様なお祭りが残っていて心が躍りますが、中々行けません。良いなぁ~(^◇^)/
私も実際に見たことはないけれど
「だんじり」を思い浮かべました。
この祭りでも民家の軒が凹んでしまったのを見ました。
家の人はニコニコ笑って見ているだけ。
おおらかです。
銀河さんはお祭りがお好きなのですか?
ドイツに行ったときに日本中の祭りをほとんど見て歩いていた男性がいました。すごい情熱を傾けていましたっけ。
入場料の値段も凄いのですね。ビックリです。
今回御柱祭りのテレビの報道は全く見ていませんが、
多分、木落としの場面がメインでしょうね~。
実際に見て見ると祭りの壮大さが実感できます。
友人に御柱祭りの話をしていたら 「銀河さん祭り好き?」
と言われました。
特に沢山行っているわけではありませんが、去年は品川神社の祭りで興奮し、
大国魂神社のくらやみ祭りは毎年行くし、角館のお祭りにも行った事があります。
全国見て歩いた男性の気持が少しだけわかります。