土木技術者が撮った中南米の「光りと影」の写真 及び 他国風情

 約22年間の中南米赴任中に土木技術者の視点から撮った写真。開通前のパナマ運河に架かる第二アメリカ橋は圧巻 & 他国事情

テグシ そのⅠ

2018-11-24 11:30:14 | Honduras
 テグシの街で歩いている人は大半が新聞売りと車の窓ふき少年です。
 我々外国人は当局のお察しがあり一人歩きは自粛で夜間は厳禁です。
 それは拳銃を突き付けられて車に連れ込まれたら逃げようがないからです。
 
 私が訪問する関係者の周りには歩行者は全く居なく車とガードマンしか見ません。
 旧市街に行きたいのですが昼間でも恐いとの事で自粛しています。

 車を持たない人はマイクロバス利用です。坂の上ではマイクロバスは見ません。
 少し急ぎの人はTAXIを使います。こちらも坂の上では見ません。
 坂の上は高級住宅街で乗用車は必要ないので対象外と考えます。

 TAXIはメーターはなく、一律で、テグシでは乗ったことはないのですが、
 Y市では一区間、メーターはないのですが、10分以内の距離なら何と150円です。
 5回乗車があって、ハンバーガーコンボセット約1ケ分になります。
 前者が安くて、後者が高いのです。後者は米資本で日本と同じ価格です。

 テグシの街を通行していると米資本のファストフード店が多数あります。
 例えばMACならば市内に複数あります。
 その他、これも外国資本と思いますが大型スーパーも10件以上はあります。
 こういう品質優先の店の地元産以外の品は日本とほぼ同じ位の値でです。
  
 スーパー以外に大きな青空市場や露店売りは多くみられます。
 一般の人のご用達と考えています。ここの市場や店の値段なら納得します。
 
 失礼ですけど、この国は裕福には見えないのですがスーパーは沢山のお客さんです。
 平均賃金は日本の1/4くらいと考えてますので、不思議です。
 家族全員で働いているのでしょう。
  
 実際、一般の人達は貧困に苦しんで生きる為に国外に移民を余儀なくされています。
 それは、移民する国の最低賃金をもらった方が生活が可能と考えているからです。
 
 ここY市では、明るい時間に交差点に立って
 ・痩せこけた夫婦が子供の病気の写真をもって寄付金を募集したり
 ・片足や片目がなくて仕事に着けない人達とか
 一見してそれが本物だと見える人達が交差点で信号が赤の時に車に寄ってきます。
 
 こういう人達がいるという事はやっぱり貧しいのです。だから 
 移動サーカスや遊園地が来て人々に楽しみを与えているかもしれません。
 蛇足ですが、
 サーカスは入場料を取りますが、遊園地は入場は無料です。
 遊具には未だ乗っていないのですが一回乗ればTAXI代=300円くらいと思います。

 やっぱりTAXIは安すぎます。と言うのはこの国は車社会で(電車はありませんので)
 非産油国ですので、日本と同じくらいの燃料の価格です。
 テグシでは毎週週末にはTAXIやバスの運転手や学生がストライキをしています。
 今月は米国への移民キャラバンを応援する人達も加わりがデモをやっています。

 支離滅裂な長い前置きになりました。

 都合三回に分けて掲載します。

 ・そのⅠは「Y市からテグシ間の車窓風景」


 高速道路の出入口のドライブイン。
 料金所は高速道上にあり、途中で降りればロハです。 


 片側2車線の本線に進入しました。


 同上


 今は雨季ですし、山のお天気ですから移り変わりがあります。


 同上


 同上


 同上


 同上、大型トレーラーが約半数を占めます。


 同上


 同上


 長ーい坂の下りです。


 テグシやその周辺都市は周りを山に囲まれた盆地です。


 これはススキです。北半球は日本と同じものですね。


 同上


 一刻一刻お天気は変化します。


 同上


 同上


 料金所。大型車は車輪の軸数で料金が違ってきます。


 すわー、火事?


 煙突が見えています。


 コーヒーを焙煎しています。
 ここホンジュラスのコーヒーは日本にも輸出されていて本当に美味しいです。


 この塀の中に庭園があります。下記、正門の右側です。


 その庭園の正門です。美しい庭園が垣間見えます。


 正門の左側です。
 庭園はお墓でした。
 多分、上流階級の極一部の人達のものと思います。


 この風景は南米ボリビアのすり鉢状のラパス市に似ています。


 ビルが見えて来たら市内です。


 そのⅡに続く。

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