39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

遺品を整理しながら思い出に浸る

2012-10-22 23:07:39 | 雑談

こんばんは
どんよりと曇り空、今夜から明日の朝にかけて雨のようです。
昨日は、実家でゴソゴソしている時に父の遺品のレコードを大量に見つけました。
17cm盤と言うのかな?
約50枚ほど出てきました。
ジャンルはいろいろでクラシックから歌謡曲までいろいろのようです。
その中から見つけたこの3枚

Dsc01379

岸洋子ですね、懐かしいですね。
父は岸洋子が好きだったですね・・・思い出しました。
父の音楽趣味はタンゴ・マンドリン・ハーモニカ、レコードはクラシック全般と岸洋子ですね。
小さい頃、父のあぐらの中に座って一緒にタンゴを聴いていたのを覚えています。
鉄針の蓄音機だったですね。
ハーモニカも出てきました。

Dsc01378

もう何本かあると思うのですが、これは晩年になって買いそろえた物で吹きながら昔を思い出していたのでしょう。
左側のは右側にレバーがついていてコレを押すとおそらく半音上がるのでしょう。
写真がへたでよく見えないので撮り直しました。

Dsc01380

まあ、レコードはこれから少し楽しめますがこのハーモニカは完全に遺品として父の思い出ですね。
宝の持ち腐れですよね。
遺品は他にも焼き物や掛け軸などがたくさんありますが、姉いわく「どれも安物よ」とのことです。
鑑定眼を持ち合わせてないので全然分かりません。
箱に入っているのは高いのかな?・・・そのていどです。
これらの遺品は父の死後母が守って来たのですが、その母もいなくなり今度は我々子供で守っていくことになり、姉の言うガラクタはボクのところに来そうです。
ボクの部屋は狭いし、どうしようかな・・・
母の遺品は衣類や装飾品です。
母は編み物が好きで指導員の資格まで取っていました。
若い頃は機械編みで歳を取ってからは手編みで相当な数の物を編んでいました。
おかげでセーター類は買ったことがないと言うぐらいでした。
母の遺品は姉と妹と家内で、合うとか合わないとか言いながら少しずつ分けていくようです。
脳腫瘍が発見されてから最後に編んだマフラーと言うのもあるようです。
しばらくは休みのたびに実家に行って、遺品を整理しながら思い出に浸ることにしましょう。


いろいろと考えさせられました

2012-10-21 23:14:25 | 雑談

こんばんは
母が亡くなって一週間が経ちました。
今日も家内と母の家に行って、姉も来てくれて掃除をしたり片付けたりしながら、少しずつ遺品を出してみて思い出を語っていました。
・・・
我が家は基本的には無宗教ですが、お寺はあります。
こういうのは無宗教とは言わないのかもしれませんが、今まで母が信徒として登録していたお寺に今度はボクが門徒として登録することにしました。
門徒と信徒の違いは信徒は他に門徒になっているお寺があり都合でこのお寺で法要等をする場合と言った感じです。
母がどうして信徒で登録していたのかは分かりませんが、おそらく母の母のお墓が九州のお寺にあるからと言った理由によるものでしょう。コレからはボクが本家としてお寺と付き合うので門徒になりました。
浄土真宗は他の仏教と同じく仏陀から始まっているのですが、他の戒律の厳しい宗派と違い、戒律などはほとんどなく自然体の宗教のように感じます。
初七日のお寺さんの話では、もっともと思うことをいろいろと聞くことが出来ました。
・・・
「祟りの思想」たたりと言うのは怖そうですが、たとえば墓に水がたまると悪いことがあるとか、納骨を怠るとバチが当たるとか、49日が3ヶ月にまたがるとよくないとか、友引に葬式をすると良くないとか、そんなことはすべて根拠のない意味のない迷信で言葉や数字の語呂合わせでいいとか悪いとか全くナンセンスと言うことです。
ボクも全くそう思います。
今回、命日が10月14日で49日は12月1日になり、3ヶ月にまたがることになります。
3ヶ月は「みつき」それが「身につく」と言う語呂合わせで、「始終苦が身につく」とでも言うのでしょうか、こんなことでも気にする人は多いらしく、姉も知り合いからそう言われたと言っていました。
死んで焼かれて煙と灰になってしまった人間が今生きている人間に何が出来るのでしょうか、ましてや父や母が我々子どもや孫に祟るはずがないではありませんか。
母は父の遺骨を納骨せずにずっと自分の部屋で守ってきました、そのことを母の脳腫瘍と結びつけて祟りとかバチが当たったとか言う人がいたら言ってやります、
「あなたは心の弱い人ですね」
人は、自分に困ったことやイヤなことがあるとその原因を自分以外に求めます。
知り合いや他人に原因を求めると人間関係が悪くなるので、物や状況や語呂合わせに原因をなすり付けようとします。
自分の身に起きたことはすべて自分の生き様の一部で、そうなるべくして起きたことであり、それは自分の選択した状態であり、自分の責任です。
元来人間は弱いものです。
悪いことがあると、たとえば墓のせいにしたり、方角が悪いとか、日柄が悪いとか、ゴロが悪いとか人のせいとか自分のせいとかにせず、なんとか納得しようとします。
それが迷信や祟りの思想となって来ているように思います。
・・・
ボクは霊柩車は宮型と決めていました。
宮型は値段が安いと言うのもありましたが、それは死者を神輿に乗せて送り出す日本の伝統文化で日本人の心のすばらしい面だと思うからです。
それと霊柩車の経路を葬儀場が実家のすぐ近くと言うのもあり、実家の前を通ってほしいとお願いしたのですが、「町内会の同意が得られないので」ということで断られました。
宮型の霊柩車は町内通行禁止、リムジンならいいと言うことです。
昔は霊柩車が通れば近所の人は合掌していたでしょう、それが日本人の心じゃなかったですか?
宮型の霊柩車を嫌う、これも死の恐怖から来る心の弱さの現れのような気がします。
どうやらボクの方が変人のようですね・・・
・・・
父の時もそうでしたが母の葬儀に際していろいろと考えさせられました。
明日からいつもの通りに仕事だ、なんとかして自分を奮い立たせて頑張ろう。


怒濤の7日間が終わりました

2012-10-20 23:05:27 | 雑談

こんばんは
久しぶりですね。
怒濤の7日間が終わりました。
今日、初七日を終えてやっと一段落し、あとは49日と納骨までしばらくのんびりできます。
・・・
日曜日の11時58分医師の死亡診断を聞いた時は本当に信じられませんでした。
明け方に痙攣が起きて胃液が逆流して気管に入ったと聞いていましたが、その処置はチャンとしていて僕たちが駆けつけた時は「特に今すぐどうこうではありません」と言うことでした。
少し苦しそうに息をしていましたが、急に両目をぱっちり開けて何かを見ているようなので皆で声をかけていました。
息が苦しそうなので看護師がのどの痰等を吸引すると楽になったらしいのですが、だんだん息が浅くなり時々止まっては吹返すようになり、スッとどこかに吸い込まれるように息をしなくなりました。
しばらく、呆然として信じられませんでした。
でも、そんなに苦しんだり悶絶したりと言うことはなく静かに穏やかに逝ってくれたのでよかったです。
・・・
しばらく呆然としてふと病院の窓から空を見上げると、その日は朝から曇りでどんよりとしていたのですが、珍しい雲が空一面に出ていました。
その雲はあることは知っていたのですが実際に見るのは初めてでした。
その雲は「乳房雲(ちぶさぐも)」といいます。
空一面の厚い雲から丸い乳房が垂れ下がるように雲が垂れ下がっています。
デジカメを持っていたので写真を撮れば良かったのですが、なぜかその時は写真を撮れませんでした。
今思えば、撮っておけば良かった・・・
家内に「あれは乳房雲と言って珍しい雲なんだよ」と説明し、そこから気を取り直して喪主として葬儀の段取りを始めました。
・・・
~垂乳根の 母を亡くして 仰ぎ見る 空にふっくら 乳房雲~
ボクも小さい頃は母の乳房にぶら下がって育てられたんだろうなあ・・・
よくがんばったね、おつかれさま、もうういいよ・・・
そんな言葉を出すのが精一杯でした。
幸いにも姉と妹とボクと家内の4人がそろっているところで逝ってくれました。
誰か一人でも立ち会えなかったとしたら可哀想だと母が待っていてくれたのかなあ・・・
そんなかんじでした。
・・・
葬儀は必ずしも悲しみにくれるものではなく、今までなかなか会えなかった親戚に会えて、その点では楽しいものでした。
特に、東京の長男夫婦が駆けつけてくれて、孫の顔を見せてくれたのは嬉しくて楽しくて、思いがけなく親戚一同に紹介できていい「親戚デビュー」になりました。


1mmの雨と言うのは

2012-10-14 09:15:44 | 健康・病気

おはようございます
曇りです。
雨がほんの少しパラパラとします。
今朝の天気予報では降水確率ゼロでしたが、この程度は降っているうちに入らないでしょう。
1mmの雨と言うのは1m四方に1リットルの雨が降ることで、畳一枚に1升でも同じですが、結構な量のことを言っています。
降水確率は1mm以上の雨が降る確率なのでパラパラでは降ったことにならないと言うことですね。
・・・
今朝、姉のところに病院から電話があって、母はゆうべ痙攣したそうです。
そのとき少し嘔吐して胃液が気管に入ったそうです。
脳の病気の場合はよくある症状で、今すぐ慌ててどうのこうのではありませんが、痙攣止めの点滴をするそうです。
こうやって少しずつ症状が進んでいくのは分かっていますが、さみしいし落ち着かないし今日の天気のように肌寒い曇りの沈んだ気分です。
・・・

Dsc01257