39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

怒濤の7日間が終わりました

2012-10-20 23:05:27 | 雑談

こんばんは
久しぶりですね。
怒濤の7日間が終わりました。
今日、初七日を終えてやっと一段落し、あとは49日と納骨までしばらくのんびりできます。
・・・
日曜日の11時58分医師の死亡診断を聞いた時は本当に信じられませんでした。
明け方に痙攣が起きて胃液が逆流して気管に入ったと聞いていましたが、その処置はチャンとしていて僕たちが駆けつけた時は「特に今すぐどうこうではありません」と言うことでした。
少し苦しそうに息をしていましたが、急に両目をぱっちり開けて何かを見ているようなので皆で声をかけていました。
息が苦しそうなので看護師がのどの痰等を吸引すると楽になったらしいのですが、だんだん息が浅くなり時々止まっては吹返すようになり、スッとどこかに吸い込まれるように息をしなくなりました。
しばらく、呆然として信じられませんでした。
でも、そんなに苦しんだり悶絶したりと言うことはなく静かに穏やかに逝ってくれたのでよかったです。
・・・
しばらく呆然としてふと病院の窓から空を見上げると、その日は朝から曇りでどんよりとしていたのですが、珍しい雲が空一面に出ていました。
その雲はあることは知っていたのですが実際に見るのは初めてでした。
その雲は「乳房雲(ちぶさぐも)」といいます。
空一面の厚い雲から丸い乳房が垂れ下がるように雲が垂れ下がっています。
デジカメを持っていたので写真を撮れば良かったのですが、なぜかその時は写真を撮れませんでした。
今思えば、撮っておけば良かった・・・
家内に「あれは乳房雲と言って珍しい雲なんだよ」と説明し、そこから気を取り直して喪主として葬儀の段取りを始めました。
・・・
~垂乳根の 母を亡くして 仰ぎ見る 空にふっくら 乳房雲~
ボクも小さい頃は母の乳房にぶら下がって育てられたんだろうなあ・・・
よくがんばったね、おつかれさま、もうういいよ・・・
そんな言葉を出すのが精一杯でした。
幸いにも姉と妹とボクと家内の4人がそろっているところで逝ってくれました。
誰か一人でも立ち会えなかったとしたら可哀想だと母が待っていてくれたのかなあ・・・
そんなかんじでした。
・・・
葬儀は必ずしも悲しみにくれるものではなく、今までなかなか会えなかった親戚に会えて、その点では楽しいものでした。
特に、東京の長男夫婦が駆けつけてくれて、孫の顔を見せてくれたのは嬉しくて楽しくて、思いがけなく親戚一同に紹介できていい「親戚デビュー」になりました。