39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

音楽のコース料理/テレマンのターフェルムジーク第3集

2012-10-28 23:01:20 | テレマン

こんばんは
亡くなった母には年の離れた妹がいて我々は兄弟のように一緒に育てられた。
ボクにとっては姉の上にもう一人姉がいたような感じである。
ボクから見て叔母になるのであるが、キツい姉の上の優しい姉のような存在であった。
その叔母が今日、行田から訪ねて来てくれた。
事情があって日帰りである。
母が市民病院に入院中も同じように日帰りできてくれた。
母が亡くなったと知らせを受けてじっとしては居れなかったろうが残念ながら葬儀には出てくることが出来ず、このまま納骨されてしまったのでは心残りでならないと言うことで体力を振り絞って出て来てくれた。
僅か4時間あまりの滞在であったが、僕たち兄弟3人とボクの家内と次男そして叔母とその息子、色あせたアルバムの写真を見ながら昔の話で盛り上がり大変充実した楽しい一日だった。
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さて、日曜日の夜と言うのは明日からまた仕事という憂鬱な気分が徐々に湧いて来て、まだ寝るのは早いと容赦無い時間の流れに無駄な抵抗をするのがお決まりだ。
そんな時は音楽が一番、まずはギターだ。
ようやく左手首の傷みが治まり、いつまた傷むのかと心配しながらであるが30分ほどギターを楽しんだ。
曲目はもちろん、バッハで無伴奏チェロ組曲第4番プレリュード・アルマンド・クーラント、クーラントの後サラバンドに入ろうかと思ったのだが、すこし左手が心配になり今日のところはここまでとガマンした。
次はレコード鑑賞、昨日買って来た2枚組1,580円(2割引で購入)の高額レコードはもちろんテレマンで
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ターフェルムジーク第3集
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フランス・ブリュッヘン指揮 アムステルダム合奏団
チェンバロはグスタフ・レオンハルト
オリジナル楽器による演奏である。
ターフェル・ムジークとは英語に直すとテーブル・ミュージックであろうか、日本語にすると食卓の音楽である。
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ターフェルムジークは本来は王侯貴族のフォーマルな宴席のための音楽である。
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と言うことで、料理にコース料理があるように音楽のコース料理である。
おそらく、前菜からスープ・主菜(肉とか魚)・デザートと言った料理の流れに沿った管弦楽曲群と言ったところだろう。
料理に合わせていたかは疑問ではあるが、和食で言えば懐石料理のような一種の芸術的な料理群を意識したものではなかっただろうか。(私の勝手な解釈であるが)
これらの管弦楽曲群は、第1集も第3集も管弦楽組曲・四重奏曲・協奏曲・トリオソナタ・ソナタ・終曲の順に並んでおり、形式の変化も美しさの要素であろう。
そう言ったところは器や盛りつけや配膳などにこだわるコース料理と同じである。
これで第1集と第3集が手に入った訳でこうなると第2集が欲しくなる。
どちらの版もTEREFUNKENでブリュッヘンとレオンハルトとアムステルダム合奏団、ジャケットは異なるがおそらく同じシリーズの録音によるものだろう。
第2集にいつ巡り会えるか楽しみである。
いや~道楽って本当にいいもんですねえ・・・