39ギター

35年ぶりに弾き始めたクラシックギター
神経痛と戦いながら
どこまでバッハに迫れるか
蝶も花もアーチェリーもあるよ

メトロノームに合わせてみた

2010-09-13 09:37:45 | ギター

おはようございます。

涼しくなってきましたね。

夏が終わり秋の気配が深まってくると、人間の体は冬に備えて脂肪を蓄えようとします。

最近は、体重減少のペースが緩やかになり時には逆転して増加傾向になり、何とかがんばって現状維持という状態です。

秋冬の間に体重を増やさないでおくと次の夏でまたさらに体重が減らせる、ということでダイエットもこれからが勝負かも知れないですね。

昨日は、ギターの練習をメトロノームに合わせてやってみました。

メトロノームは、約20年前に買ったものでピアノ教室とか娘の吹奏楽部とかで使われて、最近やっと手元に戻ってきたものです。

SEIKOのSQ-77というモデルで9Vの四角い乾電池が入るものです。

音が電子音のものは安いのがありますが耳障りで、これは音が電子音ですが木を叩くようないい音です。

メトロノームに合わせて弾いてみると、自分のテンポがどんなにいい加減なものかがよく分かります。

チェロ1番のプレリュード、メーターを♪108(4分音符で54)に合わせて弾いてみました。

始めの4小節は一定のパターンで問題ありませんが5小節目でいきなり走り出しました。

いままで自分では特に「ココは走らせよう」とか思っていたわけではないんですが、不思議なものですね、アルペジオからスケールになったとたん無意識のうちにペースを上げてしまって、よくこのあたりでつまずくのは気持ちが焦っているからなんでしょうね。

全ての音符をきっちりジャストで弾く必要もないわけですが、やはり出だしのテンポは全体を通して守る方がいいと思います。

設定を♪120ぐらいにすると最初のゆったりした感じはなくなりますが、途中でそんなに走れなくなるので全体としては一定な感じが出てきます。

ゆったり弾きたいときには気持ちをゆったりとして、はやる気持ちを抑えられないといけないですね。

今月の現代ギターの記事で村治佳織がヘッドフォーンでクリック音を聞きながらきっちりジャストの録音をしたようなことが書いてありましたけど、それってものすごく難しいですよね。

そのテンポが正確に自分の感覚と合っていればまだいいですけど、さすがにプロですよね。

チェロ1番のアルマンドは、草原の草の間を吹く風のようなイメージなので大いにテンポを揺らせたいので自由に弾いた方がいいですね。今どきの扇風機についている「1/fゆらぎ」のような感覚で・・・

次のクーラントはどちらかというとジャストに弾きたいのですが、なかなか出来ません。

次のサラバンドは装飾音を取り混ぜてテンポには関係なく全く自由に弾く感じです。

次のメヌエット①②は終曲のジーグに向けて盛り上げていく大切な章ですが、ココは割とテンポを守った方がいいような、②は転調して「お祭りの途中で突然の雨と風」のような大きな気分の変化がありますが、テンポ的には揺らすところがないような感じです。

最後のジーグは、少し走り気味のテンポで一気に最後まで弾いてしまう。

弾き終わったときに「ふぅ」と言う安堵のため息と共に満足感がわいてくる、こんな感じです。

テンポは曲想作りには大切な要素です。メトロノームはその目安として大変役に立ちます。

曲全体をメトロノームに合わせてジャストに弾くことは先ずありませんが、基礎練習としてテンポを身につけるには大変良い道具で、これからの練習の中で活用したいですね。