う~ん、なかなか手強い・・・
弾けなくはない感じだが、8分から64分までいろいろと混じった状態で、音の長さを正確につまりリズミカルに弾くのが難しい。
今までやったバッハの曲はたいていが8分とか16分とかの音符がだらだら続く感じであまり音符の長さを気にすることはなかったが、今度は違う。
「え~とココはヒゲが3本でココはヒゲが4本だからぁ」とか、考えてしまうと難しくて弾けなくなる。
山下のCDを聞き込んで耳で覚えたままを弾いた方が良さそうだ。
組曲の最初の曲、ソナタ1番2番などはパルティータ1番と同じく複雑な楽譜で、楽譜を見ただけでは想像もつかない優雅な曲になっている。
パルティータ2番の最初は、割と淡々とした感じで最後のシャコンヌに向けてまずは助走(序奏)といった感じだ。
この「バッハの無伴奏もの」は、CDを聴くときも全曲を通しで聴くと全く一つの宇宙を感じさせる。
バイオリンのパルティータとソナタ、これはBWV番号で並べると、ソナタ1番・パルティータ1番・ソナタ2番・パルティータ2番・ソナタ3番・パルティータ3番となっている。
この並びには何か理由があるのだろうが、CDを聴くときはパルティータ1・2・3、ソナタ1・2・3の順で聴いているが、番号順に聴くのも意味があるかも知れない。
あんがい調性的並びにバッハからのメッセージがあるのかも知れない。