おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

日曜日のささやかな愉しみ

2013-09-15 14:28:17 | 福島

 日曜日といえでも、カフェをやっている以上はのんびりしているわけにはいかない。普段同様、掃除や食材の準備などが待っているわけだが、そんな中、日曜日の朝にしかないささやかな愉しみがある。NHKで日曜日の朝に放送されている「さわやか自然百景」と「小さな旅」という番組である。「さわやか自然百景」は7時45分から、「小さな旅」は8時からで、大体は散歩から帰ってきて朝飯を食べ終わった頃にやっているが、のんびり散歩してたら間に合わなかったということもときどきある。別段びっくりするほど面白い番組、というわけじゃないので、「ささやかな」というくらいがちょうどいいかなと思っているが、見逃すとなんとなく残念な気分にもなってしまうのだ。

 「さわやか自然百景」は、日本各地の自然を紹介するが、有名な場所もあれば、まったく知られていないような僻地の川や干潟なんかもある。主人公は鳥や魚や小動物で、知らず知らずのうちに野鳥の名前を覚えたり、今まで興味のなかった場所に興味が湧いたりというお得な番組だ。ただ、びっくりするほど面白い番組というわけではないので、「ささやかな」というくらいのお得感である。

 「小さな旅」は毎回主人公がふたりほど出てきて、その土地の暮らしぶりを紹介する。山奥の話だったり、漁村の話だったりする。NHKのアナウンサーが旅をするのだが、屋久島など世界遺産になっているような場所だとか、日本アルプスのような高い山だとか、北海道の島だとか、面白そうな場所を紹介する回では、大抵アナウンサー室の大御所といった感じのオッサンが出かけ、東京近郊の池だの干潟だのと簡単に行けるような場所は、若い女子アナが出かける。それを見ていると、きっと大御所が行きたい場所のときは「そこはオレが行く」と大御所が出向き、そうでもないときは「おい、おまえ行っとけ」と若い女子アナに行かせているんじゃないかという雰囲気が、見ていて面白い。今日はどっちが出演するのかを、タイトルと行き先で予想するのだが、毎回100%近い確率で当てることができる。

 もちろん、それだけが見所というわけではない。山奥の限界集落で暮らす老人の話などは、日曜日の朝から哀愁たっぷりで、一日を渋い気分で過ごすことができる。

コメント (2)
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