フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

山椒は小粒でピリリと辛い

2013年10月23日 19時37分50秒 | 日記
ちょっと前にシャオさんが某所で「プレミアムコンパクトカーは選択肢があまりに少ない」、と言っておられるのを見て、確かにそうだなあ、という感想を持った。

日本車で設計段階からプレミアムコンパクトを目指した車はレクサスCTのみと言って良い状態であるし、外国車に目を向けてもそれなりに数は限られる。メルセデスのAクラスアウディのA1あたり。BMWとフォルクスワーゲンのコンパクトカーは、それぞれ味のある車だけれどもプレミアムカーとは少しずれるような気もするな。

日本においてはほぼ絶滅状態。いや、ノートのメダリストとかプレミアムを名乗る車はあるけど、普通のコンパクトカーに革とか木目調パネル、メッキパーツ等を多用して、高級感あるように見せているに過ぎず、車台からプレミアムカーを意識して造った車はない。昔あったプログレ/ブレビスくらいなもの。
昔ブレビスをネタにしたときにも書いたけれども、小さい高級車って、日本においては一定のニーズはあれども、それ以上はまず売れない。日本人は「大きいことは良いことだ」という風習が根強いからね。
例え話をしましょうか。日本車で唯一とも言えるコンパクトプレミアム、レクサスCTのエントリーグレードは356万円。それだけあればトヨタならアルファードが買える。さて、どっち選ぶ? と言う話で、それだけあるなら荷物も積めるし人も乗れる大きい車が良いよね、と多くの人が思うはず。そう考えればプレミアムコンパクトのニーズは非常に小さいのが分かってもらえるはず。そんな台数さばけない車に多大な開発費なんかかけてはいられないから、それらしい装備をつけてはい出来上がり的な車に多くが留まるのは仕方ないとも言える。ぬたりが前に乗っていたカローラのプレミアムエディションがまさにそんな車だったな。革シートとか木目調パネルとか奢ってあったけども、走りはまんまカローラだったし。これも当時のカローラの中では有数の不人気グレードだったしな。

欧州車に関して言えば、国境超えて長距離走ったりする人が多く、長く走って疲れない車を作るのはデフォルトみたいな風潮がある。メルセデスのように基本を高級車に置くメーカーも存在するから、日本に比べれば選択肢は多くなる。ただまあ、メルセデスにしても先代Aクラスを見る限りでは、盲信するのも危険なような気もするけどね。Cクラス以下は別物、なんて言い方する人も多いし。
全体的にはゆったりがっちりがドイツ車の味だから、この点をもって「プレミアム」と考えるのもアリだと思う。ぬたりのミニにしても、サイズは軽とどっこいの小ささだけども、走りの安定感は国産コンパクトを軽く凌駕する。また、かつて乗ってた経験で言わせてもらえば、プジョーもシートだけは素晴らしかった。どれだけ乗ってても疲れない感じでしたな。シート以外は最悪だったけども。
そんな具合に欧州車を高く評価する向きはぬたりも実体験で理解する。もちろんその分、ストレートパンチのように直接効く高い車両価格とボディブローのように地味に効く高い維持費という代償があるので、諸手を挙げて賛成する気にはならないけど。

まあ、シャオさんはニーズと欲求に素直になるなら、レクサスCT(総支払いは400万くらい?)かメルセデスのAクラス(同じく350万くらい?)あたりがぴったりじゃないかと思いますね。パッと見レクサスの方が安いけど、欧州車は乗ってから金がかかるから値段差は見た目ほどはないしね。貯金頑張って下さい、というエールを送らせてもらおう。

あとは新車で未知数な分アクセラとかね。先日見たけど、内装はそんなに悪くなかったなあ。試乗はしてないから走りは分からないけども。
ま、アクセラは今シャオさんがお乗りの車よりも全長全幅全高のスリーサイズが軒並みでかくなりますけどね。それで「コンパクト」と言えるかどうかは疑問だが。いつの間にか日本の車もでかくなったもんだ。ファミリアの後継みたいなもんでしょアクセラって。
コメント (2)
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