九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

「TPPとトヨタ無罪」?  文科系 

2011年02月09日 23時24分44秒 | Weblog
 トヨタ車の急加速「欠陥」問題は、デマに等しかったのだそうだ。損失補填、傷付いたブランド価値補償は一体どうなるのだ? そこで思う。大きな輸出入問題でこういう「不正」をしでかしておいて、日本はもっと自由化せよとは何事かと。また思う。デマだと知っていてやった確信犯ではないかとも。「農業、金融などを自由化しなければ、こういうことが一杯出るぞ!」という、確信的脅迫犯ではなかったのか?

 さて、一方でTPPを迫って、農業、金融等を強引に自由化させようとし、他方でこんな輸出妨害をやる国の言うことに何故唯々諾々と従わなければならないのか? 内閣は何故、このTPPに前のめりになっているのか?全く不可解で、許せないことである。輸出産業と金融業だけのために? ここで、輸出産業について一言。今日の中日新聞夕刊にこう書いてあった。
「日本経済の輸出依存度はこれまで高かった年でも17%、貿易が国内総生産に占める割合は世界170カ国中164番目である」(9日夕刊8面、関曠野氏の論文より)
 なお、中日新聞のこの連載「TPP考」はなかなか良いと思っている。 
 

 
  
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河村・大村圧勝は「いつか来た道」 怒りの市民

2011年02月08日 22時16分58秒 | Weblog
完全なるワンフレーズポリティクスの勝利です。
まんま小泉手法引き写しです。

もちろん名古屋市議会は批判されるべき点が色々あったでしょう。しかし市民の不満とリコール制度を逆手にとって、自分に従わない議会を悪玉に仕立て上げ解散させるとは、狂気の沙汰です。

そもそもリコール制は住民が主体となって住民自治を直接実現させるための究極手段です。
なのに権力者である首長が住民を煽って自分に逆らう「抵抗勢力」を潰す手段に流用するとは、実に斬新なアイディア(皮肉)。

地方公共団体の首長と議会議員を住民が直接投票で選ぶ二元制(憲法93条2項)は、首長と議会の両者を独立・対等の関係に置き、お互いに活動をチェックしあうことによって権力の暴走を防ぎ民意を反映させることを目指しています。
しかしカワムラシがやったことは「自分に賛同する御用議会以外は許さない」ということであり、もはや議会の存在否定です。これをファシズムと言わずして何というのでしょうか。
カワムラシはこれをいかにも庶民のための民主主義を実現させる行動であるかのように装うわけですから、許されない詐欺です。

多数の市民が再びやすやす「小泉手法」に騙されたことを不思議だとは思いません。だって未だに小泉氏に騙されたなんて思っていない人が結構いるのですから。
今でも小泉が総理に返り咲くことに賛成する市民は多いでしょう。だからカワムラシの小泉手法は大成功を収めたのだと思います。

多数の市民が小泉構造改革で酷い仕打ちをうけたことから何も学んでいないのは、ある意味当然でしょう。
もともと「お任せ民主主義」な国民性ですから、自分たちが選んだ小泉がどういう政治を行い、その結果どういう事態を招いたのか、自分たちで検証しようなんてほとんどしません。
現に小泉時代に格差社会が歴然としたモノになったのにかかわらず、小泉氏が格差社会を作ったなんて思わず、せいぜい「なんかようわからんけど、構造改革が不徹底だったせいで格差社会になったらしい」とか「今は世界的な不況なんだからうまくいかなくても仕方ない」位の認識しか持ち合わせてない人が多いのではないでしょうか。

ですから小泉構造改革やワンフレーズポリティクスのような小泉手法に対する批判は政権交代した新政権の役目だったと言えるでしょう。
しかし新政権はこの総括を全くと言っていいほどしませんでした。
これが大間違いの元です。
野党時代に批判していた官房機密費やイラク派遣などを政権についた途端追認したことからもわかるように、民主党は前政権の悪政を黙認しました。
そりゃそうでしょう、今の政権をみてもわかるように、民主党は小泉構造改革をまんま継承する政治がしたいというのが本音ですから、本気で自民党の悪政を総括するはずなどありません。
野党時代の「国民の生活が第一」の視点に立った国会での発言は所詮国民の味方を装ったカモフラージュに過ぎなかったわけです。

かくして、「小泉手法」は郵政選挙の時と全く同じように、名古屋市民に対して実に有効でした。
あれだけ痛い目にあったのに、進歩無し。

次にマスコミの問題があります。
マスコミ、特にお膝元の中日新聞はカワムラシの主張や政治手法に甘かったと思います。
というのは、減税したら財政の財源はどうする?というというツッコミはよく掲載していたものの、河村減税はほんの一部の金持ちを優遇するだけで多数を占める庶民には美味しいところなど実は一つもなく負担が増えるだけ、減税が市民サービスなんて嘘八百であることはあまり暴露しませんでした。

財源不足はもちろん真実ですが、そればかりを強調するようでは対立候補が選挙に負けるのは必死でしょう。
だって、年収2000万の市議会議員の給料削れば良いではないかと議会への憎悪の種に転化されてしまうのがオチだからです。
河村減税は貧乏人が泣きを見、金持ちが笑うだけである事実を、マスコミ特に地元紙はもっと報道することが「権力を監視するウォッチドッグ」としての役割だったと思います。

地方発信の草の根ファシズムはますます強固に増殖中。
「ファシズム批判は権力批判だけでなく国民批判も行わねばならない」と私は何度か書きました。今回は遠慮無く書かせてもらいます。

河村陣営に投票した名古屋市民は愚かな選択をしたものです。
減税で手痛いしっぺ返しをくらう以上のものをもたらしました。この選挙でポピュリストに熱狂して後押しする風潮をますます促進させたのです。
このツケは名古屋市民に留まらずやがて国民に回ってくるでしょう。
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名古屋市長選、愛知県知事選。そして東京都知事選―ポピュリズム政治にサヨナラするために―

2011年02月08日 21時46分31秒 | Weblog
★大分の東本高志さんからこんなメールが届きましたのりで紹介します。 驚くだけで
 論評の少ない地元識者に刺激をとの思いもあり紹介します。
                            ネット虫

=====================================
一昨日6日日曜日の午後8時45分。NHKテレビは同局の看板番組の大河ドラ「江」の終了直後に名古屋市長選挙と愛知県知事選挙の開票前から同市長・県知事選における河村たかし、大村秀章のダブル圧勝と当選確実、その河村たかしが強引に音頭をとった名古屋市議会解散の賛否を問う住民投票における賛成多数の結果を伝えるニュース早々と流しました。テレビには早々と当選確実を果たした河村たかしと大村秀章のハシャギ声とその姿が大きく映し出され、また流されていました。予想はしていたもののこのなんとも寒々しい風景に私は深く身ぶるいし、やりきれない思いをかみしめていました。これがいまのこの国、また社会の現実なのだ、と。

一方で、この河村たかしと大村秀章のダブル圧勝と名古屋市議会解散決定のニュースを欣喜雀躍して喜ぶ者がいます。その人々はおおむねいわゆる小沢礼賛者に一致し、小沢信奉=河村信奉の構図を作っています。その代表格は次のような人士でしょう。

(1)植草一秀「河村市長大勝が示す菅政権庶民大増税糾弾の民意」(2011年2月7日)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-88e0.html
(2)天木直人「河村さん、おめでとう。これからが勝負ですよ」(2011年2月8日)
http://www.amakiblog.com/archives/2011/02/08/

こうした小沢礼賛者たちがいかに管・民主党政権を強く批判したところで、彼ら、彼女たちが礼賛するその小沢一郎も同党前代表や幹事長を歴任した誰よりも民主党的な民主党員であることが明らかである以上、この小沢礼賛は結果的に民主党礼賛、擁護の論にしか成り果せないのですが、彼ら、彼女たちにはそうした自覚は皆無のようです。実に非論理的な思考力としかいいようがありません。こうした彼ら、彼女たちの非論理的な思考のベクトルが小沢信奉から河村信奉に向かうのは見やすい道理というべきでしょうか。

次のような人士も本人の思惑、また意図を超えて結果的に小沢信奉=河村信奉の構図を作ってしまっている一員に成り果せていると見てよいでしょう。

(3)保坂展人「「名古屋・愛知の乱」と政権交代の残像を重ねて考える」(2011年2月6日)
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/7b4a0e9f64eeb7452dccc78bb0c8ea58

保坂氏は河村たかしと大村秀章のダブル圧勝を次のように評価します。

「自民党のような政治は、自民党が一番得意だ。政権交代したことの意義は、一度でいいから『自民党でない政治をしてほしい』ということではなかったか。旧体制を代表する新聞・テレビが民主党政権の『頼りなさ』『非現実性』を批判したからと言って、立ち止まってはいけない。しかし、現状は立ち止まるどころか後退してしまっているように多くの人が感じている。」

その政治の後退を止めうる展望を示したのが今回の「名古屋・愛知の選挙結果」であり、「名古屋市長選挙の河村氏、愛知県知事選挙の大村氏の勝利」であった、と保坂氏は評価するのです。ここには河村、大村のポピュリズム政治の経歴、その危険性を見抜く0.01の深視力も感じることはできません。こうした保坂氏の姿勢には民主党に必ずしも批判的ではない、逆に親和的なハンパな革新政党である社民党の党員であるという事実と相呼応するふがいなさしか私は認めることはできません。(注1、2)

注1:上記のようなハンパな民主党批判論者及び社民党系支持者の小沢礼賛思想の跳梁を許している背景にはどんなことがあっても共産党だけは評価したくない、また票は入れたくない、という思想の根深いとこにある一種の反共主義が横たわっているように私には見えます。だから、左記の民主党批判論者及び社民党系支持者は、菅・民主党政権は許せないけれども小沢・民主党政権の実現には期待するという実に中途半端な「革新」思想しか持ちえないのです。しかし、そうした一種の反共主義を人々の思想に根深く根づかせている大きな原因は実は共産党自身が再生産し続けているのだともいわなければならないように思います。そして、このことに共産党もまた無自覚、無知覚なのです。こうしていま政治は残念なことに低次元のレベルで堂々巡りを続けています。私たち真の革新政治の実現を願う者はいずれにしてもこの閉塞状況を打ち破る必要があるでしょう。その契機となりうるのは、それぞれの政党、政党支持者、また革新系無党派市民がそれぞれの陥穽としての無自覚、無知覚に気づくところから始まるように思います。

注2:上記(1)(2)(3)のブログ記事はともにNPJ(News for the People in Japan)紙の「NPJ お薦め 論
評」欄に掲載されているものです。以前にも述べたことですが、このようなポピュリズム政治擁護の記事
を「お薦め 論評」として掲載することに躊躇しないNPJ編集部の非見識に私は大きな疑問を持ちます。
「私たちは憲法と人権を守る市民の側からの情報発信とコミュニケーションを提案します」というNPJ宣言
文に反する営為というべきではないか、と。
http://www.news-pj.net/npj/profile.html

さて、上記(1)(2)(3)のポピュリズム政治擁護の記事のほかに次のような河村、大村市政(県政)擁護
の記事もネット上には出回っています。河村、大村市政(県政)擁護者の頭の構造、愚の本質が顕著に
表れ出ている記事という点ではおおいに負の参考になりえますし、同記事でふりまかれているデマを(幼
稚なデマですが、かといって)放置しておくわけにもいきません。以下1、2の点について同記事を批判し
ておきます。

■「名古屋の選挙 やっぱり民主主義」(武田邦彦/中部大教授 平成23年2月7日)
*「平成」という年号のつけ方にもこの人の頭の構造がよく表れ出ています。
http://takedanet.com/2011/02/post_c1fc.html

武田邦彦という某大学教授は知る人ぞ知るトンデモ学者として有名な人です。彼のこれまでのトンデモぶ
りについては下記のブログ記事をご参照ください。

■地球温暖化懐疑論者「武田邦彦」教授の呆れたトンデモぶり(きまぐれな日々 2009年10月1日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1002.html

ここでは今回の武田某の記事のトンデモぶりの1、2の例をあげて批判しておきます。

第1。この武田某は上記の「名古屋の選挙 やっぱり民主主義」という記事において名古屋市選管を
「公平な委員会ではなく、特殊な政治団体で、選挙結果を自分の考え通りにしようとする、いわば『犯
罪団体』」とまで糾弾しているのですが、その「犯罪団体」の証拠のひとつとして下記のような例をあげ
ています。

「今回も、市議会解散の投票に際して、投票用紙に『賛成』と漢字で書かなければいけないと言うこと
になったのです./例えば『賛成』という漢字が難しいので『さんせい』」とひらがなでかいたら無効とい
う事です./ひらがなは日本語です。それに、投票覧には『賛成』か『反対』しかないのですから、『さ
んせい』とひらがなで書いてもその人の意志は分かるはずなのです.」

しかし、武田某のあげる上記の例は嘘八百です。実際には投票用紙の漢字表記について名古屋市
選管事務局は次のような告示文を発表しています。
http://www.city.nagoya.jp/senkyokanri/page/0000020577.html

「名古屋市議会の解散に賛成の場合は『賛成』と記入してください。/名古屋市議会の解散に反対
の場合は『反対』と記入してください。/『賛成』または『反対』を平仮名やカタカナで記入してもかま
いません。/他のことは記入しないでください。」

ご覧のとおり名古屋市選管は「『さんせい』」とひらがなでかいたら無効」などとは一言も言っていま
せん。少し調べれば誰にでもわかるようなウソを武田という大学教授は平然と述べて恥じない人な
のです。武田某という「学者」のトンデモぶりの一端がおわかりになられたと思います。

第2。武田某は「私にとっては市議会の解散に関する投票にもっとも強い関心がありました。結果
は賛成が70万票、反対が20万票で圧倒的多数で解散が決定しました」と河村ポピュリズム市長
が音頭をとって行った今回の市議会解散投票を手放しで礼賛するのですが、中日新聞(2010年9
月18日付)はこの市議会解散投票について、「わざわざリコールなどせずとも、来年(2011年)4月
の統一地方選で名古屋市議会は改選を迎える。それを2か月早めるだけのリコールで、4億5千
万円もの費用がかかる。これを、たの使い道に使えば何ができるか」として河村市長が音頭をとっ
た今回の市議会解散住民投票運動を強く批判しています。以下、中日新聞記事からの引用(リン
クがすでに切れていますので下記ブログ記事から再引用します)。

■名古屋市民の暮らしを破壊する「河村たかし」に騙されるな(きまぐれな日々 2010年9月21日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1112.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リコール費用4億5千万円 ほかに使えば何ができる?(中日新聞 2010年9月18日)

 4億5千万円-。名古屋市の河村たかし市長が先導する市議会解散請求(リコール)運動で必
要な署名数が集まった場合、住民投票までにかかる費用だ。実は、リコール不成立でも市議会
は来年4月に任期満了を迎える。選挙を2カ月、早めるためだけの税金の無駄遣いか、民主主
義のコストなのか。そもそも、このお金があれば何ができるか。市の予算を基に試算した。

■待機児童

 定員超過の状態が続く市内の保育所。入園を希望しながらかなわない待機児童は4月現在で
約600人、潜在的な需要も加えると2400人に上る。

 民間の保育所を整備すると、国の補助制度があるため、市の負担は1園あたり1300万円で
済む。4億5千万円なら34園を整備できる計算だ。90人定員で3060人が入所でき、問題を一
気に解消できる。

■給食費

 小学生の給食費は各家庭が毎月、児童1人につき3800円を負担している。4億5千万円を
充てると、1年間は月額3470円と、300円程度の値下げになる。

 中学生の半数が利用するスクールランチ。1食280円で、ほぼ全員がスクールランチを食べ
た場合の30日分に相当する。「スクールランチ月間」と銘打ち1カ月間、生徒に無料で食べて
もらう試みも可能だ。

■敬老パスなど

 市の公共交通機関が乗り放題となる敬老パス。65歳以上なら、収入に応じて年1000~5
千円で入手できる。45%の「値下げ」ができ、550~2750円まで引き下げられる。

 名古屋港水族館の人気者の雌シャチ「ナミ」を和歌山県太地町から譲渡してもらった際には
5億円を支払った。5千万円を上積みして雄シャチを購入し、繁殖に期待するアイデアも夢で
はない。

 ちなみに、河村市長と市議会の間で激しい応酬が続く議員報酬(制度上は年1600万円)と、
第2報酬とも指摘される政務調査費(同600万円を会派に支給)に置き換えると、市議20人
分に当たる。一方、市長が引き下げた自身の給与(800万円)だと任期14期分(56年)とな
る。

<リコールの費用> 名古屋市選管の試算によると、提出されたリコール署名が有効かどう
かを審査する人件費などに5000万円が必要。その後、住民投票を行うことになれば、職員
の超過勤務手当やはがきの作成などで4億円がかかる。リコール成立なら市議選は来年2月
ごろに実施される見込みで、任期満了の場合の2カ月前倒しとなる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

まったく何をかいわんやです。武田某の河村市長指揮する市議会解散投票礼賛の論は中日
新聞が指摘する上記のような良識的な論を一切無視した上で成り立っているコケオドシの論
といわなければならないでしょう。

一方、こうしたコケオドシの河村市政、大村県政礼賛の論を小気味よく批判する市民の論も
もちろんあります。そうした論の中からこれも1、2の論を紹介しておきます。

■河村たかし・大村秀章一派が完勝! だが勝負はこれからだ(きまぐれな日々 2011年2月7日)
http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1153.html

「名古屋市長に再選された河村たかしは、『減税vs.増税』を政治の対立軸にするのだという。
だが、当ブログで繰り返し主張しているように、これはまやかしの対立軸であり、国政で消費
税増税路線を推進する菅直人や与謝野馨と、地方で減税を訴えて首長選に圧勝した河村
たかしや大村秀章は『同じ穴の狢』である。要するに与謝野や菅が金持ちを優遇して貧乏人
から税金をむしり取ろうとしているのに対し、河村や大村は、これまでにも十分すぎるほど優
遇されてきた金持ちの負担をさらに軽くしようとしているに過ぎない。」

「今回の選挙結果を受けて、社民党の保坂展人氏は自らの所属した政党が推薦した候補が
惨敗したことには何も触れずに、河村たかしに妙に親和的なブログ記事を公開するという、
ふがいない姿をさらしている。また、(略)河村たかしと訣別した元ブレーンにして、90年代の
『政治改革』を主導した学者の一人である後房雄氏は、

  河村=大村陣営には小沢グループの秘書たちが支援に入っていたということですから、
  小沢氏の動きとも水面下で連動しそうです。

と書いている(略)。/後氏は、『最悪のシナリオだ』とか『地方議会のこれまでの実態、民主
党政権の惨状から見れば自業自得』などと書くのだが、ご自身が『二大政党制』を目指した
90年代の政治改革を旗振りしたことや、河村たかしのブレーンをつとめたことの責任をどう
考えているのかと言いたくなる。」

■河村・大村圧勝は「いつか来た道」(Afternoon Cafe 2011年2月7日)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-651.html

「『減税を阻む悪の議会を倒す庶民革命』/『減税か増税かを問う』/完全なるワンフレーズ
ポリティクスの勝利です。/まんま小泉手法引き写しです。/もちろん名古屋市議会は批判
されるべき点が色々あったでしょう。しかし市民の不満とリコール制度を逆手にとって、自分
に従わない議会を悪玉に仕立て上げ解散させるとは、狂気の沙汰です。」

「カワムラシがやったことは『自分に賛同する御用議会以外は許さない』ということであり、も
はや議会の存在否定です。これをファシズムと言わずして何というのでしょうか。/カワムラ
シはこれをいかにも庶民のための民主主義を実現させる行動であるかのように装うわけで
すから、許されない詐欺です。」

さて、3月24日の告示まであと44日と迫った東京都知事選についてです。いまのところ同
知事選に名乗りをあげている候補者は共産党の小池晃氏ひとり(明日9日に正式表明予
定。時事通信、2011年2月8日付)。

今日8日開会の都議会の施政方針演説で都知事選出馬を表明するのではないかと去就
の注目されていた石原慎太郎現知事については、石原の長男の自民党幹事長の石原伸
晃が石原の出馬表明の代わりに今日8日午前の記者会見で「幹事長としてはぜひ出てい
ただきたい」と石原現知事に自民党として正式に近く4選出馬を要請する意向を明らかに
しました(毎日新聞、2011年2月8日付)ので、石原はおそらく近く都知事選出馬を正式表明
することになるでしょう。

これも都知事選出馬の去就が注目されていた宮崎県前知事の東国原英夫は25日に東京
都内のホテルで会合を開き、その席で都知事選への立候補を表明する手はずになってい
るようです(読売新聞、2011年2月5日付)。

民主党の都知事選への対応はいまひとつ明確ではありませんが、同党の「岡田幹事長は
3日の記者会見で、4月の東京都知事選で他党が擁立した候補に相乗りする可能性につ
いて『基本的にそういったことは考えていない』と否定」(日本経済新聞、2011年2月3日付)
していることから、蓮舫行政刷新相を中心に同党の独自候補の出馬の可能性を探ってい
るものと見られます。

いま、革新勢力唯一の候補として立候補表明している小池晃氏(共産党系無所属)を勝
手連をつくって応援しようという運動が構築されようとしていますが、そうした運動の趣旨
はよく理解できるし、そうした運動が高まっていくことを私も期待しますが、失礼ながら私
は小池晃氏(共産党系無所属)ひとり(一党派)の単独の力では前回(2007年)都知事
選の投票結果を見れば明瞭だと思いますが都知事選への確実な出馬が予期される石
原慎太郎にも東国原英夫にも遠く及ばないだろうと思います。

前回(2007年)都知事選の上位4人の投票結果は次のようなものでした。

当選 石原慎太郎 2,811,486 51.06%
    浅野史郎   1,693,323 30.75%
    吉田万三    629,549 11.43%
    黒川紀章   159,126  2.89%

前回知事選での石原の獲得得票数は吉田万三氏(共産党系無所属)もよく健闘したも
のの同氏の獲得得票数の実に4倍以上、5倍近くもあります。このままではふつうに考
えて小池晃氏(共産党系無所属)は石原慎太郎にも東国原英夫にもおよそ太刀打ち
できないでしょう。

石原や東国原と互角に太刀打ちするためには小池晃氏の闘いを決して単独(一党派)
の闘いにしないことです。幸いいわゆる革新陣営の陣容の中には無党派層を中心とし
た「東京“待ったなし!”アクション(前東京。をプロデュースⅡ)」やマガジン9の活動も
あります。こうした無党派層の活動媒体と手をつなぎ、石原ポピュリズム都政打倒の声
を大きく高めていく必要があるでしょう。

いまさら悠長なという気もしないではありませんが、決して遅くはありません。「マガジン
9」は「私はこの人を都知事に推薦します」という大募集運動を展開していますが、最新
号では次のような宣言をしています。「多彩な顔ぶれが出そろってきたところで、本気で
『マガ9推薦』候補者を考えたい!」。
http://www.magazine9.jp/totiji2011/index8.php

また、「東京“待ったなし!”アクション(前東京。をプロデュースⅡ)」も「わたし達は、市
民と共に都政を動かす都知事候補を立てたいと考えています。(略)そこでこのページ
では、推薦したい方のお名前を挙げていただくことをお願いします。/それらの世論数
字も持って立候補交渉を加速していきたいと考えております」と宣言しています。
http://www36.atwiki.jp/tokyo2011action/

これらの運動を合流させ一本化させることが重要です(上記で私が批判した植草一秀
さん、天木直人さん、保坂展人さんなど本来革新的な志向を持つ論者ももちろん含め
てのことです)。「マガジン9」も「東京“待ったなし!”アクション」も「石原都政ストップ」
を最大、最強の合言葉にして場合によっては現段階で革新勢力唯一の候補として名
乗りをあげている小池晃氏を革新共同の候補として擁立する度量を見せる必要があ
るだろうと思います。もしくは誠心誠意努力してすでに革新候補を擁立している共産党
をも納得させることのできる新たな革新共同の候補者を擁立させることです。対共産
党、対社民党のような関係になっては断じていけません。対共産党、対社民党の関係
を乗り越えた革新共同の擁立に繰り返しますが誠心誠意努力することです。

一発大逆転ホームラン(一発大逆転ホームランとは新たな候補者の擁立を必ずしも意
味しません。みんなが共闘できる(できうれば民主党も)革新共同候補を実現するとい
う意です)が飛び出ることを私は期待します。

その一発大逆転ホームランを打ちえるかどうかは、私はどうしても石原反動都政をスト
ップさせたいという市民(都民)の打算なんかとは縁もゆかりもない必死、捨て身の願
いと力にかかっているように思います。

参考:
■(1)名古屋市長選、愛知県知事選。そして東京都知事選―ポピュリズム政治にサヨ
ナラするために―(弊ブログ 2011年2月8日)
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/10922045.html
■(2止)名古屋市長選、愛知県知事選。そして東京都知事選―ポピュリズム政治にサ
ヨナラするために― (弊ブログ 2011年2月8日)
http://blogs.yahoo.co.jp/higashimototakashi/10922078.html




東本高志@大分
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TUP 速報 879 号エジプト民衆蜂起 @ ロンドン2・3信  ネット虫

2011年02月08日 18時15分54秒 | Weblog
<第2信>

1月29日土曜日23時50分GMT (日本時間30日8時50分)

6時からはアルジャジーラ・イングリッシュ。午後11時までの放送なのでもうすぐ終わる。

息子の友達が夕方から遊びに来ているので放っておくわけにもいかずに夕食のしたくなどしていた。今夜はスリープオーバー。

夕食は3人でアルジャジーラを見ながらというまことにポリティカルなものになった。

「アラビア語じゃないね」と言うので「アルジャジーラ・イングリッシュだからねえ」と言いつつ、6時から11時までは無料視聴時間と説明。

これは89年と同じぐらい大きな歴史の転換点になる可能性があるからよく見ておきなさいというと、ちょうどいま冷戦について学習中の息子は憶えたてほやほやの知識を披露してくれる。ジャーマンの壁だよね。そうそうベルリンの壁が倒れたとき、そうだよ、それからチェコとかルーマニアとかハンガリーとかポーランドとかばたばたいっちゃってさあ。あ、それはみんなソ連の衛星国だよね。半年ぐらいのあいだにソ連は中欧のお友達を根こそぎなくしちゃって、2年後には自分も壊れちゃったんだよ。

今日の献立は巨大な鉢いっぱいのレタスとツナのサラダ(オリーブオイルとホットチリと醤油のドレッシング)、タイチキンカレー、パクチョイ(青梗菜)とビーフのオイスターソース炒め、キュウリの塩昆布漬け、ごはん。甘くないアルコールを飲んでみたいというのでカンパリソーダ、わたしはギネス。

エジプトが引っ繰り返ったら、きっとベルリンウォールぐらいのインパクトがあるから、そのあとばたばたいくかもしれない。イエメンがもう燃え始めてるし、ヨルダン、レバノン、もしかしたらサウジまでいっちゃうかも。そうしたらアメリカは中東のお友達を根こそぎなくしちゃうことになって、89年のときにソ連から得たものよりずっとたくさん失うかも。石油が出るしさ~。

そうなれば(このあたりで子どもたちは自室へ去る)、パレスチナ・ペーパーズの流出[註2]で袋小路に入ったきりにっちもさっちもいかなくなってたパレスチナ情勢にも動きがあるだろう。アメリカが中東での覇権を失えば、イスラエルはいままで通りにはいかない。ハマスはタリバンみたいに世間知らずじゃないから、きっとうまくやれるだろう。

[註2]アルジャジーラが設けたウィキリークスタイプの内部告発窓口に投じられた情報で、先週初頭からアルジャジーラと英ガーディアン紙のウェブサイトで順次公開が始まっている。イスラエルとパレスチナ(PLO/ファタハ)との交渉に伴って作成された約10年分の書類が含まれ、二国家が成立した場合、パレスチナ領土となるはずであった東エルサレムの多くの土地がイスラエル領となることをPLO側が了承していた事実など、表向きの交渉とは大きく異なる裏の事情が明らかになりつつある。PLO側の交渉能力の低さについてはサイードが生前から指摘していたが、それがあからさまになった恰好で、代表の裏切りに対し、パレスチナ人社会には怒りと失望が広がっている。

ガーディアン紙の「パレスチナ・ペーパーズ」ページ

http://www.guardian.co.uk/world/series/palestine-papers-documents


息子の友達は、イースターの休みに息子もいっしょに紅海に旅行に行っていいかと聞くが、ほんとに独裁者亡命ドミノが起きたら、イースターの頃はまだどっか燃えてるんじゃないの? 紅海ならイスラエルだからもろ危なくないか?

まあ、それについてはあとで考えよう。



カイロ中心部の解放広場に人が集まっていた。大きなロータリーみたいなものがあり、それをずいぶん高いビルの上から写した映像。最初に見たのは7時ぐらいで(現地時間9時)、その後30分ごとぐらいにそのライブ映像を見せてくれるんだけど、見るたびに人の数が増えていて、23時ちょっと前(現地時刻午前1 時)、アルジャジーラの無料視聴時間が終わるころには、まるでお祭りに集まる群衆のように多くの人がいた。

警察が街からすっかり姿を消し、国中で略奪が始まった。放火もあちこちで。国立博物館も襲われていた。だれが襲っているのかはわからない。捕まった人も見せてたけど、顔見たからってどういうバックグラウンドかわかるわけではない。アルジャジーラで紹介していたツイッターに、チュニジアのときと同じだ、略奪者がわざと街に放たれているといったものがあった。

戦車の上から軍人(たぶん、小隊長クラス)が周囲をぎっしり埋め尽くす群衆に叫んでいる。どうか若い人たち、自分の家の近くをみんなで守ってくれ、わたしも軍服を脱いでギャングから街を守ることにする。

どうか、自分の家と家族と国を守ってくれ。

それに答えて若者たち、男たち、少年たちが、自警団を作り、あちこちに検問所を作り、自分たちの手で自分たちの街の安全を守っている。夜間外出禁止なんてもうだれも気にかけていない。

それにしても英語がうまいんでたまげるなあ。だれもかれもが流暢というわけではないけれど、マイクを向けられれば、いま何が起きていて、自分たちが欲しいものは何で、そのためには何が起きればいいとかいったことについてたいへん雄弁だ。


23.50PM GMT


**********



<第3信>

2011年01月30日日曜日22時00分GMT(日本時間31日7時00分)



革命なう@エジプト第6日



夜間外出禁止令が解けるとすぐに第6日のプロテストが始まった。いい天気だ。女性の姿もけっこう見られる。

カイロの上空をジェット戦闘機が2機低空飛行し、他に軍用ヘリコプターも飛んでいる。カイロからの特派員の報告が、ジェット戦闘機の爆音で聞こえなくなることがある。ちょっと前にムバーラクが軍司令部を訪問したというし、何か関係があるのか。徴兵制なので兵士と民衆のあいだの垣根が低く、友好的で、実際にそのような場面がいくつも報道されているが、ムバーラクが軍隊出身だけにやはりトップやエリートなど司令官クラスは一般兵卒とは違うだろう。心配だ。天安門は見たくない。

(後述> 人々が集まる広場の上空の非常に低い位置を戦闘機が通過するとき、人々は空を見上げて不安そうにしている、と報告するレポーターがいる一方で、自らその群衆の一員となっているエジプト系イギリス人の作家(女性)は、確かに不安そうにはしているけれど怖がってはいないとBBC24のインタビューに答える。エジプトの人々のこのような怖がらない姿はかつて見たことがないと。集会そのものが禁じられていたエジプトでは、野外の目立つ場所に大人数で集まることだけでもものすごい勇気がいる行為だから)



周囲のアラブ諸国のリーダーたちは反乱の伝染を恐れていて、特にイスラエルでは不安が広がっているとのこと。最も避けたい展開は、ムバラクが退陣し(今回でなくても11月には去るはずで)、そのパワーの空白にムスリム同胞団が入ること。ムスリム同胞団はガザを実効支配する(実際のところ、パレスチナの総選挙で勝利した)ハマスに近しい。

これはアメリカにとっても最悪のシナリオ。そもそもムバーラクがいなくなると、アメリカが描く中東和平のロードマップは成り立たなくなる。

昨日の新リーダー(首相と、30年ぶりの副大統領)の任命に続いて、首相がいま新内閣を組閣中とのこと。でも新味のある顔ぶれが出てくる可能性は低く、いずれにせよ、ムバーラクが去るまで人々は納得しないのではないか(するわけないよな~)。

(後述> サンデイタイムス紙が政府中枢からの情報として伝えるところでは、今回30年ぶりに復活した副大統領の任に就いたばかりのオマル・スレイマン将軍と、防衛大臣[前の大臣ということだと思います、組閣前なので] のモハメド・タンターウィー 野戦司令官[元帥クラスか] が、現在の混乱を沈静化させるために権力の座から退くべきだとムバーラクを諭しているとのこと。この2名はエジプト陸軍の最高位の軍人)[註3]

[註3]タイムスの記事は無料公開されていません。ウェブサイトは以下の通りです。

http://www.thetimes.co.uk/tto/news/?CMP=KNGvccp1-times


カイロでは携帯電話の回線の一部とインターネットの一部が回復したとのこと。ウィキリークスは、今現在のインターネット不通状況を受けて、例のテレグラフ特報を含む流出公電をファックスでエジプトに送っているとか。どこに送っているのかは知らない。

アルジャジーラは当局によって活動を止められているらしい。夕べ、アルジャジーラ・イングリッシュはモルグを取材していた。血に染まったシーツをかぶせられた死体が何体も運び込まれていて、モルグの外では家族が泣き叫んでいた。そのモルグに運び込まれていた死体は警官に殺された人がほとんどのようだった。



ホリデイメーカー(休暇旅行者)の脱出は進んでいない。エジプト当局が夜間外出禁止令を恣意的に変更したので、チャーター便の帰りの離陸のタイミングを逃したりしているようだ。今現在、カーフュー(外出禁止)は午後4時から朝8時(1日の2/3)に適用されていて、その時間帯には離着陸ができなくなる。

昨日のニュースでカイロの空港にたどり着いた年配のイギリス人女性が、エジプトの市民のみなさんにはとても共感するし、かれらの境遇が改善されるように願っている。でも、昨日のデモの投石はちょっと怖かったわ、と言っていた。今の時期、学齢期の子どものいるイギリスの家庭はホリデイには行けないので、ホリデイメーカーは年配の方か小さい子ども連れが多い。



15.40 GMT

アイルランドなう> ブラッディサンデイ(血の日曜日)の30周年マーチが行われている。

日曜日。マーチは今年で最後になる予定とのこと。

***

夜間外出禁止の時刻を過ぎても人々は立ち去らない。モハメド・エルバラダイがムバーラクに辞職を促すスピーチをする予定のタハリール広場には、続々と人が集まってきている。子連れも多く、休日の夜の散歩のようだとレポーターが言う。

国連はムバーラクに対し、プロテスターに譲歩するよう呼びかけた。

だが、ヒラリーのインタビューを聞くと、彼女はまだまったくムバーラク後のエジプトは想定していないみたいだ。

オバマもプロテスターの声に耳を傾けろと言い、インターネットと携帯電話はいまや最低限の文化的生活の一部だと(いうような意味のこと、正確に覚えてないですが)言って、それを禁止することの愚を説いてはいたんだけど、やっぱりムバーラクがリーダーであり続けることを前提として話していた気がする(昨日のスピーチ)。そうなると、アメリカの立場はなんだろ?

ムバーラクが退陣した場合、いまの調子で進めばエルバラダイが暫定リーダーになって、できるだけ早く普通選挙を実施するだろう。そうなるのがいつのなのか判断はできないが、今夜のカイロのデモクラシーの盛り上がりかたを見ていると、実現されるとすればそう遠くではないように見える。

もしそうなら、アメリカはそろそろ方向を切り替えておかないとまずくない? そのわりに、そういうポーズが見えない。そうならない(ムバーラクが退陣せずともいまの危機が解決する)という確信(裏付け)でもあるのだろうか。それとも状況を見誤っているのか。



16.30 GMT



今日、エルバラダイが大群衆の前でムバーラクに引導を渡した広場、タハリール広場は昨日、アルジャジーラ・イングリッシュが解放広場(Liberation Square)と呼んでいた場所と同じ場所のように見える。カイロの中心部にある。今日はアルジャジーラもそう呼んでいる。広場にはいまも(現地時間は 31日の午前零時)たくさんの人がいる。

アルジャジーラは活動を制限されたということだったんですけど、新しい映像も入れて放送してるぜ。人々への取材ができなくなったのかしら。



ムバーラクの息子(ムバーラクが後継に予定していた息子カマル)が、妻と娘を連れてロンドンにいるらしい。プライベートジェットでロンドンに飛んだとどっかの放送局が報じたそうだ(水曜日)。ナイツブリッジの高級住宅街にかれのロンドン別邸があり、その近所で張り込んでいたカメラマンが嫁の車を見かけたそうだ。かれはロンドンで長く暮らしていたことがあり、知人も多く地理その他にも明るいとか。

脱出? 亡命先候補? とーちゃんも来るの? ちょっといやかも。でもありそうだなあ。チュニジアのベンアリを追ってサウジに行ったところで、そこがどのぐらいもつかわからないものね。

今日の放送からBBCは警察官は逃亡した(run away)と言うようになった。昨日までは消えた/姿が見えなくなった(disappeared)だった気がするんですが。

ロンドンなう> メイフェアのエジプト大使館前のプロテストは今日で3日目。昨日はトレードユニオンとスチューデントユニオンのデモが、ここのプロテストに合流したらしい。



★続きは「TUP 速報」というHPをごらんください。



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既成政党のダメぶりを指摘しながら河村『劇場型』手法も批判」・トリプル選挙に関する社説      大西五郎

2011年02月08日 09時41分41秒 | Weblog
わが敬愛する大西さんのまとめたものです。(らくせき)

各紙社説と解説

☆[中日新聞]社説「河村市長へ三つの注文」

 第一は「独裁者になってはいけない」(議会とのチェック&バランス)
二つ目は「名古屋市という会社の社長たれ」(減税も名古屋市の収支をよく考えて)
三つ目は「よく聞いてほしい」(市民の要求で強かったのは医療・子育て)

各地で地方議会改革の波が起こり、首長と議会の衝突も起きている。
掛け声の分権、主権ではなく住民のための本物の自治とは何かを考える時であ    

  解説「破壊の次の創造を」 斎田太郎社会部長

選挙を通じて取材してきた有権者の声は「減税第一」でも「中京都」でもなく
「早く景気をよくして」であり「社会保障への投資」だった。
公約からすれば、御薗さんや石田さんの方が有権者の求めに近かった。
選挙結果が違ったのは民主や自民が有権者の期待に応えないからだ。

大村・河村連合の戦いは、小泉郵政選挙と似ていた。
単純化した対立構図を作って圧勝したが、郵政選挙の後、
熱から冷めた有権者は「小泉劇場にはまった」と省みた。
今回有権者は劇場型だと分かってなお投票したのではないか。
その敗北感こそ、政党はかみしめなければならない。
 
大村さん、河村さんはしかし、すべてを白紙委任されたと勘違いしないでほしい。
破壊力は十分見せ付けてくれたが有権者が求めているのは、破壊の後にある創造だ。
それには、次に選挙がある市議、県議との対話が必要だ。
住民が何を求めているか、耳を澄ませてほしい。
そうでなければ、信じて一票を投じた有権者は今度こそ、政治に絶望するしかなくなる。


☆[朝日新聞]社説「次は働く議会作ろう」

政権交代後の混迷もあり、社会の閉塞感は高まっている。
市民は、議会と激突する河村氏に喝采を送った。
特権にあぐらをかいて高い報酬を得ながら地域の暮らしにどう役立ってきたのか、
多くの市民に実感させられなかった。
冷静に考えてみよう。
議員報酬を半減させたところで、浮くお金はせいぜい6億円だ。
河村氏がいう10%減税に必要な200億円に遠く及ばない。
では行政改革で財源が本当に生み出せるのか。
市民サービスが削られないか。
いまこそ行政への監視が必要なときだ。
市民の代表である議会を攻撃するだけでは結局、市民が損をする。

次は議会にどのような人材を送り、どう再生するかである。
各党、各候補に知恵を問いたい。
地域政党を率いる河村氏も「壊す」の次に「作る」方策を見せてほしい。

  解説「『庶民革命』の終着点をしめせ」 前田直人

地域は今、ふたつの閉塞感の中にたたずんでいる。
ひとつは、経済の閉塞だ。
豊かだった愛知経済は2008年の金融危機で、一気に崖を転げ落ちた。
「元気な愛知」は過去のものとなった。そして政治の閉塞。
政権交代が起きた09年衆院選。あれから1年半。
政権交代への失望が広がり、民主党への支持は細った。県内の無党派層は6割。

既成政党が支配する議会という「敵」。地域政党という「受け皿」。
河村氏はその二つの道具立てで、不信のマグマをエネルギーに変えた。
対話よりも対決へ突き進む「河村流」は粗暴で危うい。
行革や議員報酬半額による「倹約」の訴えは共感を得るが、減税への賛否は割れる。
市民たちの思いも一様ではない。
その核心は、「閉塞状況を打破してほしい」という一点にある。
河村氏は大阪の橋下知事と組み、3月の出直し市議選、4月の統一地方選に臨む。
闘争心は十分伝わるが、気になるのは、その旗印である「中京都構想」の具体像を、
いまだまともに説明できていないことだ。

これまでも民意は期待と失望を繰り返してきた。
また新たな失望を招くようなら、罪は重い。
「河村流」がめざす着地点はどこなのか、しっかりと示してほしい。


☆[毎日新聞]社説「既成政党の埋没は深刻だ」
 
地殻変動を感じさせる異変である。
統一選を前に中央政党の推す候補があえなく敗れる様子は、
民主党をはじめとする既成政党の埋没ぶりを物語った。
政令都市として初のリコールによる議会解散も自治の歴史に刻まれる事態だ。
 
地方選で苦戦続きの民主党だが、愛知はさきの衆院選で15章選挙区すべてを制した
「民主王国」だけに、深刻だ。
政権交代以来、政治の変化が実感できない有権者の失望といらだちが
河村氏への追い風を呼んでいるのではないか。
自民党もふがいない。知事選は事実上分裂選挙となり、市長選は候補を擁立できなかった。
大阪でも、橋下知事が主導する地域政党が台風の目となりつつある。
政治が迷走する中で、2大政党がかすむ現状の裏返しである。

「旋風」のもうひとつのエネルギー源は、地方議会への住民の不満だ。
今回の投票から、住民の市議会への強い不信感が裏づけられた。
一方で、市議会との対決路線をひた走り、解散を主導した河村氏の手法も危うさを
はらむ。
対立勢力を攻撃し続けるばかりでは市政の歯車は回らない。
減税と市財政の健全化をどう両立させるかなど、
河村氏はより踏み込んで住民に説明すべきである。


☆[読売新聞]社説「危うさ伴なう愛知の劇場型政治」

知事選・市長選・住民投票を連動させる名古屋市河村前市長の戦略が奏功した。
河村氏には、今回の結果におごることなく、独善的な行政運営を慎むよう求めたい。
河村氏の“3連勝”は、「市民税減税の恒久化」を掲げる一方で、
これに反対する市議会を「悪役」に見立てる選挙戦術が的中した結果と言える。
背景には、高すぎる市議報酬に対する市民の強い反発もあったようだ。
しかし、住民に受けの良い政策だけを前面に押したて、
議会との対立を際立たせることを通じて支持を集めるという「劇場型」の政治には、
危うさが伴なう。

減税恒久化は将来世代へのつけ回しにならないか。
「中京都」構想も、具体像が見えていない。冷静な議論が必要だ。

名古屋市議会の出直し選挙は来月行われる。
河村氏は、自らが代表を務める地域政党から多数の候補を擁立し、
定数の過半数を占めることを目指すという。
市議会には本来、市長と一定の緊張関係を保ちつつ、
建設的な議論を通じて、市政の一翼を担う責任がある。
有権者も候補の資質と政策を慎重に見極めてもらいたい。

     解説「『河村流』第2幕を注視」 棚橋篤中部支社社会部長

トリプル投票で審判に付されたのはいずれも「河村流」だったと言ってもいい。
河村氏が民主党の推薦を受けて初当選を果たした一昨年4月の名古屋市長選は、
4か月後の政権交代の序章と位置づけられた。
民主党は数々の失態で国民を幻滅させたが、
河村氏は、その民主党をはじめとする既成政党と敵対し、
「固陋な議会と戦う首長」をアピールすることで、
「変革」を願う市民の期待をつなぎ留めた。
さらに既成政党の変革願望の受け皿となって、支持を拡大させた。

有権者が変革を求めるのは、変えてほしい現実があるからだ。
不景気、就職難、老後の心配・・・・。
身近な問題が将来への不安を広げ、閉塞感が社会を覆う。
だが、キャッチフレーズのように「減税」や「中京都」を繰り返してきた
(河村。大村)両氏の訴えから、
有権者の求める変革、すなわち切実な暮らしの問題を解消する具体的な道筋は見
えてこない。

圧勝で2幕目を迎えた河村流はどうなるのか。
変革への期待が失望に変わらぬよう、今後の県政・市政運営を注視していきたい。


               

概ね、批判的ですね。でも、どこか物足りない気もします。
社説には、なにが足らないのでしょうね?



コメント (2)
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エジプト民衆蜂起ウォッチング 平和をめざす翻訳者たちのHPより

2011年02月07日 20時38分52秒 | Weblog
★平和をめざす翻訳者たちTranslators United for Peace
というHPをみつけました。「エジプト民衆蜂起ウォッチング」という記事が面白かったので紹介します。  ネット虫

==========================
速報875号 エジプト民衆蜂起ウォッチング@ロンドン (その1)
2011-2-1 6:45:42

◎メガリークの衝撃:ロンドンで聞くエジプトの声

米国の生々しい機密外交電文を逐次公開しているウィキリークスの資料ほどに、情報の価値と威力を見せつけた情報が近来あったでしょうか。ツイッターや SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)によって大量の生の情報が瞬時に広がるインターネットのこの新時代には、真に価値ある 情報は誰も予測できないような大きな力で世界に変動をもたらすものだということを、我々は今、リアルタイムで目撃しています。

独裁者や帝国主義国の正体の一端が顕れるやチュニジアの独裁者が逃亡し、エジプトをはじめ中東各地にも影響が波及していて予断を許しません。けれどもこの ように世界が躍動している時に、日本ではその状況がほんのわずかしか伝えられていません。大手メディアは申し合わせたかのように不気味な静けさを保ち、 ウィキリークス情報を黙殺同然にしているかのようです。

ロンドン在住のTUPメンバー藤澤みどりは家事の傍らBBCや、デイリーテレグラフ紙、アルジャジーラなどのもたらすニュースなどから豊富な情報を得て、世界の大変動の始まりに立ち会う実感をブログ 

http://newsfromsw19.seesaa.net/

に綴っています。

この文章がお目にとまるころには情勢はさらに大きく進展しているかも知れませんが、ロンドン生活から切り取った、ある時間帯のナマの声を紹介します。

(本文:藤澤みどり、前書:藤谷英男/TUP)



下記は、わたしが先週末(1月29日30日)、自分のブログに書いた日記だ。コピーしてTUPのMLに流したところ、速報の読者とも共有したほうがいいのではないかとの提案をいただいた。そんないきさつでこれを配信することになったので、ロンドン在住のひとりのニュースフリークの日記として読んでいただけたらうれしい。

仕事机が居間にもあるので、家で仕事をしているとき、わたしはテレビを付けっぱなしにしていることが多い。無料で視聴できるBBCニュース24を中心にしてたまにSKYニュース、重要案件が議題に上がったときは議会チャンネルを、ロシアで事件があったときはロシア・トゥデイにチャンネルを合わせる。CNN とイングリッシュ・アルジャジーラは無料視聴可能時間(1日数時間ずつ)にアメリカと中東のニュースが知りたいときにつける。

自分のブログをつけていて、不定期に読みに行くいくつかのブログがあるが、フェイスブックにはアカウントを開けておらず、ツイッターも始めていない。テレビや新聞には出てこないもっとフレッシュで、もっとディープな情報があるのは明らかで、ものすごく心惹かれるが、とても情報を処理し切れそうにないのでいまのところ手を出さずにいる。

というわけで、わたしのウォッチングはイギリスのテレビ視聴者なら誰でも可能な手段しか使っていない。もちろん一日中ニュースを見ている人はそう多くはないだろうけど。(藤澤みどり)



**********

<第1信>

1月29日土曜日14時50分GMT (日本標準時23時50分)



革命なう@エジプト第5日



さて、いよいよ民衆蜂起が市民革命に姿を変えるのか、の瀬戸際にあるらしいカイロ。とは言え、昨日のテレグラフ特報をどう読み解いていいのかわからず、頭痛だわ。

あとでテレグラフ買ってこよう。ネットに上がっている以上の情報があるような気はあまりしないんですが。

さっきアイロンがけしながら聞いていたBBC24の内容など手短に書きます。

結局夕べは外出禁止が敷かれてもカイロの路上からはプロテスターの影は消えず、それどころかあっちこっちで火の手が上がり、根負けした(?)ムバーラクがテレビでスピーチ。わしは次の大統領選(11月)には出ない、息子も出さん、現内閣は残らず今日辞めさせて新しく作る、とかなんとか言ったんですが、そんな内閣は今の内閣のクローンに過ぎない(引用)、そんな空約束にだまされるか(引用)ってことででだれも説得されていません。

そこにテレグラフのリーク[註1]。う~ん、どういうことだ。つまり、この民衆蜂起はアメリカが3年前に仕込んだってこと? あまり面白いストーリーじゃないが、これをいま出したってことはウィキリークスに何か意図があるのでしょう。考えられることは、蜂起している側に「よし、そのまま行け。ムバーラクの手は縛る」とお墨付きを与えたったことかな。

[註1]米国が2008年からエジプトの議会制への体制変革を目指す反体制運動のリーダーを支援していたという、ウィキリークスのリークと、

http://wikileaks.ch/cable/2008/12/08CAIRO2572.html

その内容を伝えた記事

http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/africaandindianocean/egypt/8289686/Egypt-protests-Americas-secret-backing-for-rebel-leaders-behind-uprising.html



(>後述 そうじゃないな、なにしろいまエジプトはインターネット・ブラックアウトだ。つまり、これはムバーラクへの最後通牒だ。15.00BMT)

で、その次に出てきたのがオバーマのスピーチ。大きい話をさせるとこの男はうまい。

直接ムバーラクに退陣を迫ったわけではないが、はるかなる昔に世界のだれにも先駆けて高度な市民社会を築いた者たちの末裔に、それにふさわしい文明(デモクラシー)を与えよとぶち上げた。遠回しに、もう辞めなって言ってないか?



そんなわけで、一晩中燃えさかって、朝になってプロテスト5日目が始まった。

昨日はハウスアレストになっていたエルバラダイへのBBCのインタビュー(シチュエーションの詳細不明)によると、昨日までのプロテストに投入されていた警察、機動隊に代わって、今日からはプロテスト平定のために軍隊が導入された。(後述>昨日から導入されてた。昨日は警察と併用)だから、これからはプロテストのために表に出る群衆はもっと大きくなるだろう。聞き違えではないです。そう言った。なぜなら、伝統的にエジプトでは軍は民衆に銃を向けないことをだれもが知っているからだ、と。

これは昨日、知人のアラビストにも聞いていたので意外ではなかった。エジプトは徴兵制が敷かれているので、プロテストする側も軍服を着ている側も、いまのいま立場が違うだけで、軍服を脱げば中身は同じ立場の人間だからとのこと。

エルバラダイは、いますぐに退陣しろとムバーラクにせまる。夕べはムバーラクの退陣スピーチが聞けるとみな期待していたのに、あの空っぽのスピーチはなんだ。エジプト人の知性を見くびるな、と。



BBCニュースキャスターのギャビンが提出した質問がわたしも気になるところ。つまり、もし、無血(正確にはそうじゃないけど、ほとんど)革命が成功してムバーラクが退陣したとすれば、すぐにも選挙が行われる。で、その選挙でアメリカが望まない政党が勝利したらどうなるのか。つまり、パレスチナにおけるハマスのように。で、この場合はムスリム同胞団のことだろう。

カイロは拡大された外出禁止令により、すでに午後4時から外出禁止に入っている(GMTより2時間先)。が、橋の上に配置された数台の戦車と、そのまわりを行き交う大勢の人々が映っている。一説によれば、まだ数千人が路上に出ているらしい。

そしてこれだけのことが、フェイスブックもツイッターもインターネットそのものも携帯電話もテキストメッセージも電話そのもの何もないところで起きている。



イギリスなう> トレードユニオン主催の数千人規模のデモがロンドンとマンチェスターで実施されている。学生のユニオンが合流している。

イギリスなう> 火急の用事なくばエジプトへの旅行は控えるようにとのお達しがでる。

それを受けて、カイロに向けて飛行中だったBMIの定期便が途中でヒースローに引き返した。また、英国航空のチャーター便がエジプトに向けて飛び立った。脱出したい人は「だれでも」乗せると言っているので、外国人でも大丈夫じゃないか。イスラエルによるレバノン攻撃のときは助けにいったイギリス海軍の軍艦がイギリス人しか拾わず、国際結婚家族が引き裂かれる場面もあったが。いま、エジプトには3万人のイギリス人観光客がいるらしい。

**********



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河村さんの大勝利    らくせき

2011年02月07日 09時58分25秒 | Weblog
いや、思ったより大差。
河村・大村さんの『村』連合が勝利。

『山が動いた』と、昔、誰かが言ったけれども
今回は『砂が流れた』という印象。

不況・増税の声・社会保障の後退など、
閉塞感を打ち破ってほしい、という気持ちが
強く左右したらしい。
議会という敵をつくった戦略が見事に功を奏した。
空気を読む名人の勝ち。

迷っていた人たちも一斉に流れたのかな?

政策を見ると、中日の社会部長も指摘しているように
経済・雇用・社会保障を掲げた候補が惨敗。
そこから目をそらした『村』連合が票を集めた。
ここは奇妙な感じ。

現代の問題はスッキリとは正解のでない難問。
敵は姿が見えない。
議会のように一見、敵のされたものもホントウの敵なのか?

小泉さんの『自民党をぶっ潰す』作戦の延長線上の戦略。
破綻を経験しているのに・・・

そういう意味では、国民の政治意識は低いまま。
もう一度、酷い目にあわないと懲りないらしい。
(多分、こういうのをポピュリズムというんでしょうが)

声の大きな人は、ホントウは自分の言っている事を信じてはいない。
他人からの借り物だから大声で言えるとか・・・

成果のない問題を解決するには、どうしたら良いのか?
難問への回答は見えないままですね・・・???







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八百長のない大相撲なんて   らくせき

2011年02月05日 18時28分11秒 | Weblog
考えられませんね。
私がモノゴコロついてから
ずっと、八百長の噂はありました。

最近も大関が8勝して、地位を守っているのは
怪しいという声は消えませんでした。

それでもTV中継を楽しんでいました。

しかし八百長と分かってしまうと面白さは激減。
しばらくは見る気がしないでしょうね。

プロレスのようになるか?
八百長を根絶するのか?

どちらでもOKです。
でも公益法人はなしですね。




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「官僚独裁日本」!  文科系

2011年02月05日 08時17分06秒 | 国内政治・経済・社会問題
週刊金曜日にこういう記事が載ったそうだ。
【「TPP交渉参加になぜ米国議会の承認が必要なんだ。これでは外交権の放棄ではないか!」
 一月二七日朝、東京・永田町の衆議院第二議員会館において民主党の「APEC(アジア太平洋経済協力)・EPA(経済連携協定)・FTA(自由貿易協定)対応検討プロジェクトチーム(PT)総会」が開かれた。PTの民主党議員に説明するため外務省、内閣官房、経済産業省、農林水産省の説明官が出席したが、民主党の国会議員の間では冒頭の発言を始めとする怒りが次々に噴出したという。】

 この記事に象徴されるように、今の日本の政治は官僚独裁の下で対米隷属が深まりすぎだと、憤懣やるかたない気持ちだ。これは去年初めからずーっと僕がここで述べてきたことなのだが。

 新政権をどう見るかとか、それへの賛否とかはともかくとして、官僚たちが集団で新政権を二つに割り、弱化したこれに対してサボタージュしたり反抗したりしている構図は、国民意思の無視、選挙結果無視の横暴だと言うしかない。「集団的ムバラク体制」と言い換えても良いだろう。この集団的な国民への反抗体制のもとにTPPなどが決められていけば、農業だけではなく、日本の将来全てに対して取り返しが付かないことになると思う。将来に2011年を振り返って「アメリカ合衆国日本州(または実質その植民地)への、これが出発点だったな」とならねばよいのだが、今は完全にそういう方向だろう。
 いつも言われるように、食料を握られれば世界的飢饉などその非常時には「背に腹は代えられない」となるのは必至であるし、そうなったら日本はアメリカの植民地になるしかないはずだ。ただでさえ低い自給率がさらに急減することは必至だからだ。こんなのを進める輩は、当面の対米輸出のことか、その他何か国民に隠している弱み?しか見ていない人々だと言うしかないではないか。そんなことで「アメリカ合衆国日本州か、さもなくばアメリカ植民地だぞ!」と言われるような事態になっても良いのだろうか?
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「日本サッカー・希望の星」と、ザック監督など(39) ザック自身の詳しい紹介(再掲) 文科系

2011年02月03日 18時59分56秒 | スポーツ
 代表監督・ザッケローニの人物紹介として、過去に書いたモノ2回分をもう一度改めて、まとめて転載したい。この連載の第2回目(9月18日分)と、第18回目(10月23日分)である。イタリアのベルルスコーニが嫌いな、なかなかの人物でもある事がお分かり願えるだろう。

代表監督・ザッケローニ

 表題のことを、付け焼き刃の勉強結果報告として、書いてみたい。ただし、この勉強自体は、なかなか楽しかった。

1 監督実績
 現在57歳のザックは、今の世界の超一流監督とは言えないだろう。詳細は省くが、モウリーニョ、ファーガソン、グァルディオラ、ベンゲル、カペッロ、アンチェロッティなど、そう呼べる監督は多くはないからだ。近年落ち目と言って良いイタリアにおいて10年以上昔の実績があるだけなのだが、一流監督にはかろうじて入るのではないか。後述するそれなりの成り上がり実績を背景にして、ミラン、インテル、ユベントスとイタリア3大チームの監督を務められた人間はそう多くはないのだから。ミランでは、98~99年シーズンに優勝もしている。
 彼の成り上がり実績は何と言っても、95~98年のウディネーゼ時代だろう。95~6年シーズンにセリエAに上がったばかりだったこのチームに入ると、これを10位にした。翌年は5位に、97~8シーズンには3位に上げたのだった。その実績で98~99年にはミランに呼ばれて、混戦の中で優勝を収めたのだ。ただ、これ以降は、語るべき実績はないし、名門監督の地位も「繋ぎ」と言ってよい立場だった。
 
2 スタイル
 監督としてのスタイルはどうか。
 1から、選手育成も上手いし、彼我の戦力分析から対策を打ち出す良い戦術家である事も確かだと思う。斬新な点取り戦術を考え抜く攻撃的な名監督だということも有名だ。それは、次の二つの例から分かる。
 ウディネーゼの躍進、ミランの優勝には、ザックが育てたドイツ人点取り屋・ビアホフの活用、存在があった。ザックと会う前の年はセリエBで9ゴール。この彼が翌年にはザックのチームで「セリエA、17ゴール」を上げ、その2年後にはセリエA得点王(27得点。この年にウディネーゼはリーグ3位)になっている。2、3位がそれぞれ、ロナウド(同25)、バッジョ(同22)と言えば、このビアホフを先頭に立てたザックの攻撃組織能力も十分に分かるはずだ。このビアホフはザックと共に、翌年にミランに移っている。ちなみに、当時のイタリアでは、ユベントスが世界最強チームとして名高かった。全盛期のジダンやデル・ピエーロがいたチームだ。これを押しのけてミランが優勝したのだから、色々陰口は叩かれているが、立派な実績だと思う。

3 ここ10年の「足踏み」、及び、人柄
 この監督、2000年に入っては、なんの実績もない。これをどう見るかが一つのキーポイントになる。これについて僕は、イタリア・サッカー界の現惨状を第一に上げたいと思う。以下のような状況では、良い監督が育たないのではないか。「なんの保障もないのに、世界1だけは望まれる」と。やる気というものが育ちにくい国になっているのではないか。

 現在9月時点でのイタリアは世界13位、イングランド(6位)、スペイン(1位)に総体として遅れを取っているし、オランダ(2位)ほどの絶えざる研究蓄積やドイツ(3位)ほどの大改革もない。それでいてイタリア有名クラブは過去の栄光を忘れられず、国内優勝では飽き足らなくて、ヨーロッパ・クラブチャンピオン杯を常に求められる。ここから、外国からの人材を取っ替え引っ替え使い捨てしてきて、イタリア人の中からは名監督も名選手も育たなくなっている。その証拠として、代表年齢は高齢化し、八百長さえも常に絶えない。大不況でカネもなさそうだし、加えてこの国では人種差別も強いように思う。ACミランのオーナーでもあり首相でもあるベルルスコーニの強権、専横が、イタリア・サッカー界全体の発展を妨げている面もあるのではないかと、僕は推察してきた。

 さて、こういうサッカー界の状況の中では、ザックの評判は良い。温かい人柄のようであって、温厚、誠実、選手を使い捨てにしない、と。また、家業のレストランをさらに大きくするなど、着実な人生を歩んでいる人物でもある。彼に1部リーグ中堅チームを2~3年も与えれば、子飼いの選手を大事にして優勝チームを作る程度の腕前があるのは明白だと思う。流石にイギリス、スペインでは難しくとも、他の国においてならばという条件をつけてだが。ただしそれには、こういう条件が必要だろう。ザック・ACミランの名MFにして、イタリアサッカー協会現副会長アルベルティーニの言葉だ。
【 周囲がザックの言葉を聞き漏らさないこと。細部に渡る指示に忠実でなければなりません。この姿勢が選手になければ、彼のサッカーは成功し得ない。ミランがスクデットを獲った98~9シーズンに、幸運にも彼の指揮下に身を置いた私の経験がそう言わせるのです。
 ミランというビッグクラブで、ザックスタイルを実践することは決して容易ではなかった。超の付く大物たちは、往々にして細かい戦術的な指示に従わないものですからね。それでもザックは、あれだけの高度なメカニズムと選手全員の献身性を必要とするサッカーを実現してみせた。何よりもザックの篤い人望の賜です。(中略)
 我々の国とは明らかに異なるメンタリティーを持つ日本は、それこそザックの理想とする環境でしょう 】(ナンバー762号33ページ)
 そう、組織規律を大事にする日本で、協会は普通の出来なら2~3年を彼に与えるだろうし、彼が大きい成果を上げる条件は十分過ぎるほどに整っていると思う。彼がもしアルコール中毒でもないならば、代表をアジアチャンピオンにするぐらいは難しくないことだと、僕は予測している。
 なお、人間としての彼は、彼の雇い主だったシルビオ・ベルルスコーニの人物もその政治的立場をも、嫌いらしい。このことは、日常会話においてさえ政治信条に五月蠅いイタリアという国において、サッカー界でもかなり知られた話らしい。



随筆 ザックにときめいている
  
前置き
 十月十二日のサッカー日韓戦が終わって今日まで、僕はザッケローニ監督にときめきっぱなしだ。この四日に初めてあずかったチームで、八日に世界五位のアルゼンチンに勝って、このニュースはたちまち世界を駆け巡った。十二日の韓国戦は、日本優勢の裡に引き分けている。この間負け続きで、相性が悪いと言うしかない相手だったのだが。こういう結果に僕が目を見張らされたのは言うまでもないが、それよりも何よりも、そこからうかがえた彼の才能の煌めきに、一人でうなっている。どんな才能なのだろうか。

たった二つの改善で
 アルゼンチンや韓国の監督は当然、日本の激変に驚きの声を上げている。どこに驚いたのか。球際の強さが一際目立ったが、これは岡田監督が南ア大会直前に阿部勇樹をボランチに起用した辺りからのことだ。これを十分に踏まえた上で、ごく少数の改善がなされたというのが、今回の特徴である。それは主として、たった二つの事だと知られている。
 1 味方前方からの圧力を密着して厳しくし、敵ボール保持者をサイドライン側に追いやるように指導した。その際、相手のパス先を塞ぐべく他の個々人の位置取りなどを細々と指導してきた。ディフェンスの中央を二列にして、非常に固くした上のことだ。
 2 鋭い縦パスを、長いのも含めて使うなどから、攻撃が非常に速くなった。これによって、相手ディフェンスを下げさせる力が増えた。合わせて、味方ディフェンダーを、スピードと縦パス能力とを重視して選び直し、その位置も随分高くしている。
 このたった二つの改善で、ザックがこれだけのことを成し遂げたことに、僕は先ず痛快な驚きを覚えた。彼が本来、こういうタイプの人間ではないと知っているからである。 
 ザックがイタリアで名をはせたのは、なによりもこういうことだった。弱いチームの選手を育てながらチーム力を長期に渡ってじっくり積み上げていき、やがて大きく熟成させていくタイプの名監督として。そういう人物が、こんな短期に、こんなに大きな結果を出した。しかも、イタリア以外では指揮したことがないはずの彼が、文化も何もかも異なった遠いアジアのこの国において。こういう出来事は、サッカー界でも極めて珍しいものに違いない。人として並々ならぬ才能、賢さを感じずにはいられないのである。
 つまり、大局も応急手当も見ることができて、なおかつ短期速成の教育実践にも大成功する人物。そんな人間はなかなかいるものではない。これは組織運営というものに少しでも関わったことがある人ならば気付くはずのことだが、それにしてもこんな短期間で? 僕は頭をひねってさえいる。

彼の思考過程
彼はそもそも、何を考えてこの二点の改善に手を付けたのか。ごく短期間付き合ってきた代表チームに関わる彼の発言の変遷を、追ってみよう。その思考の経過が見えるのではないかというわけである。
 1 来日後初めてのチーム作りに関わる発言は、こうだった。
「チームとしての攻守のバランスを重視したい」。
 2 これが、教え始めたころには、こうなった。
「日本の技術、球回しは世界でもトップクラス。攻めが遅いだけだ。もっとも、FWにも大変良い選手を見つけた(多分、前田遼一と岡崎慎司のことだ。森本は前からよく知っているのだから)。ただし、日本の選手たちが、自分の高い能力に気付いていない事に驚く(これを気付かせるのも私の仕事だろう)」
 3 アルゼンチン戦に勝った後では
「私の選手たちに抱いていた印象が『確信』に変わった。選手たちは、もっと自信を持って欲しい。Jリーグの監督さんたちには、本当に素晴らしい仕事をしていると申し上げたい。ただ、この勝利は嬉しいが、長期に力を積み上げていくことこそ大事だと言いたい」
 4 韓国戦を終えて
「サイドのスペースを上手く突ければ、日本はどんな相手に対しても、かなり怖い存在になれると思う。(中略)普段、私の選手たちは技術が優れているので、ボール回しで今日のように多くのミスをすることはない。ピッチコンディションも不利に働いた」

結論 
 第一の改善点、前方からの組織的圧力は、前任の岡田が土壇場になって諦めた代表防御の「理想形」だった。岡田はこれを、失点が多いと見て諦めた。他方ザックは、ちょっとした手直しでこれを完遂してしまった。一方では、敵への組織的圧力をちょっと手直しして。他方では、長短の縦パスを使って日本の攻めを速くし、敵を押し込めることによって。こんなに短期間で成功したのを観ると、これらの手直し技術も日本には全てそろっていると見抜いた上でのことだろう。こうして、岡田の理想型を実現して、失点もセロだ。
 賢い人は違うもんだ! 代表も、前途洋々である。
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北朝鮮の核問題の解決策はあるのか?   らくせき

2011年02月03日 15時25分27秒 | Weblog
米国議会調査局は、北朝鮮が、核爆弾を4個から7個製造できる分量の
プルトニウムを保有しており、寧辺以外の地域にも核施設を
保有しているという見方をしていると、朝鮮日報が伝えています。

北朝鮮の核問題の解決策はあるのか?
こんな提案をしている人がいます。

まず、解決の手順です。

☆ 核を放棄するためには、北が望んでいる安全保障を
  約束するしかない。

  北は核放棄を宣言。
  NTPとIAEAに復帰。
  前線の軍隊を後退させる。
  韓国と日本を、ミサイルの目標からはずす。

☆ 米などは、米朝の国交正常化、南北国交正常化、
  日朝国交正常化への道すじをつける。
  北への経済援助。
  韓国軍を前線から後退させる。
  米韓軍事訓練の対象から北をはずす。

彼は、戦場を市場にかえるように提案しています。

      

体制の保障と経済の発展のない段階で、核を放棄せよと迫るのは、
アメリカに朝鮮半島と沖縄から撤退せよというくらい困難なこと。

これを実現するには強力なリーダーシップが欠かせないが、
アメリカの大統領制、北の独裁制は、実現への条件を満たしている。

一体、金さんは何故、アメリカと直接交渉をしたいのか?
自国の安全保障を求めているのは分かりやすい。
それなら核を放棄すれば、安全は保障されるのでは?
アメリカにとって、北朝鮮は、魅力的な市場でもないし・・・
金さんが、ちょっかいを出さなければ、アメリカは
問題視しないでしょう。

もし核を放棄して、極貧の国のままだったら
北は、中国の勢力圏に組み込まれて、属国化してしまうでしょう。

これは、金さんにとって、是が非でも避けたい事態のようです。

金さん親子は、これまで中ソ対立を利用して自国の独立を確保してきました。
大国に挟まれた小国の悲哀を嫌というほど舐めてきたのです。
それは朝鮮半島という地政学上の宿命と考えています。
近代でも、清国、ロシア、日本という大国の挟まれて
自国の独立をいかに守るのか?が、最大の課題でした。

大国の利害の対立を利用して、自国に有利な状況を作り出す。
それがこの国のリーダーに課せられた課題。

金さんがアメリカとの交渉を求める裏側には、じつは対中国政策が。
コインの表裏の関係。

金さんはアメリカとの平和条約から、さらに一歩進んで
軍事同盟までも、頭のなかでは考えているかも。
アメリカと中国を争わせて、属国化を避け、経済協力を得よう。

日本と中国を争わせて・・・という位の戦略はあるかも。

金さんにとって、アメリカを交渉のテーブルにつかせることは必要条件。
このためには、アメリカの注目を引くためにキケンなゲームをせざるを得ない。

さて、提案が実現せずに、悪い方向にすすむと、どういう事態になるのか?

韓国・日本・台湾がアメリカは頼りにならず、と、核武装へ。
これらの国が核を持てば、アメリカと中国はその絶対優位の立場を
失ってしまうでしょう。これは米中にとって一番避けたい事態。

提案者の張さんは、今、東アジアは重大な岐路にさしかかっていると言います。

さて種本は、金正日最後の賭け・宣戦布告か和平か(ランダムハウス講談社)
著者は1963年生まれ。金大中さんの政務秘書官だった人。

張さんが一番恐れているのは日本の核武装です。
これは日本人にとって知っておくべきことでしょうね。

なお、日本の平和憲法のことは全然出てきません。
国際政治に、まったく影響力がないということでしょう。
残念ながら・・・










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日本サッカー希望の星とザック監督など(38)「世界、17位!」 文科系

2011年02月02日 20時17分08秒 | スポーツ
 2日発表の世界サッカーランクで、日本が29位から17位になった。実に、17位! オーストラリアが21位(先月は26位))で、韓国が32位(同39位)だから、両方とも大幅にアップしたということだ。世界の中で、アジア全体の評価が上がるように見直されたと見るのが妥当だろう。FIFAでは、こういうことが時々あるのだが、日本と韓国がワールドカップで16強に入った事が、大きいのだろう。7月からの南米カップ日本招待がますます楽しみになってきた。アジアカップ決勝戦前にここにこう書いた僕としては、モウびっくり。嬉しい悲鳴である。

【「敵守備体制を広げて、縦横から攻める」。何度も言うように、前田か岡崎が2得点すれば、得点王だ。そして次が、7月の「コパ・アメリカ」! パラグァイとアルゼンチンを負かし、南ア大会16強の韓国をも退けたアジアチャンピオンが来るということで、大人気になるだろう! 一次リーグはアルゼンチンとともに是非通過して欲しいものだが、これももう現実的課題だろう。上手くいけばここで、世界20位突破だな。この南米大会前にパラグァイから対戦希望が出ているが、ザックジャパンは今や引く手数多。こうして日本サッカーがさらに、広い国際友好の日本旗頭になれるというものであーる。】

 もう、香川も世界3位のドイツを席巻したのだし、長友がインテルに入って大活躍するだろうし、もうヨーロッパ崇拝は辞めよう。日本の一部には、ヨーロッパ崇拝が多すぎると思っていた。
僕は、日本人サッカーファンの一部に見られる「ヨーロッパ崇拝」が嫌いだった。モウリーニョとか、スペインの何人かの選手とかは、いくら誉めてもを誉めすぎじゃないが、イブラヒモビッチとかエトーとかを化け物のように誇大視する風潮には、苦り切っていたものだ。僕を、決定的にそうさせたある事件が一昨年起こった。日本のオランダとの練習マッチである。後半20分までは、オランダを圧倒していたあのゲームだ。このゲーム、当ブログでは一昨年9月6日にここに拙稿を書いているが、ヨーロッパでは話題沸騰だったが、話題の主、日本マスコミはこれをどう扱ったか!!? 「やっぱり問題外、後半にあっさりと逆転!」と、だけだった。しかしながら僕は、あそこが今回のザックジャパンの原点になっていたのだと、今振り返る思いだ。それほどに「見事なパス回し」だったのである。ただ、防御がちょっと弱かった。厳密に言えば、球際で競らない対人守備が嫌だった。それが、去年南ア大会前のイングランド戦(5月31日、6月2日のブログ参照)、韓国戦(5月27日ブログ参照)などでは修正されてきたものだった。ぼくは、この3戦3連敗はむしろ、この対人守備面での修正が嬉しかったのである。ここのブログでもずーっとそう書いてきた。
 そして最後がスイスでの選手会議。「敵とぶつかり合ってボールを奪わないことには、何も始まらない」この(多分)長谷部の一言のまとめで(これをまた岡田監督が認めた形になったから)アンカーに阿部を置いたブロック守備体制が固まった。ザックは今、基本的にこれら全てを踏襲している。付け加えたのはここでも述べてきた2点だけである。中央2列に厚くして敵ボールをサイドに追いつめる守備体制と、縦への速い攻撃とである。

 サッカー協会に対してはこれからも、大新聞、テレビ界による軽視、敵視は続くだろう。彼らは野球互助会、テレビスポーツタレント作りが目的なのだから、サッカー協会が囲い込む選手は自由にならないのだから。そして、そういうテレビ界の狭い了見を、日本サッカー界は実績でもってどんどん打ち破っていくことだろう。彼らは、アジアカップ決勝戦の視聴率を発表したっけ? 40%だったかな?
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公約の検証記事     らくせき

2011年02月02日 09時54分22秒 | Weblog
中日新聞が愛知県知事の立候補者の公約を
検証した記事を載せています。

とくに大学教授のコメントが面白いです。
私など、耳にやさしい公約が実現出来るものなのか?
よく分からなかったので、役に立ちます。

大村さんの減税による経済効果。

  減税→活性化→税増収は、理論的にありうるが
  レーガンさんが失敗している。

重徳さんの失業率改善。

  500億を自治体が投じても、大海に水を
  流すようなもの。効果なし。

御園さんの福祉。

  目的はリッパだが、実現は?

土井さんのリフォーム減税。

  実現充分可能。

薬師寺さんの職員の20%給与カット。

  組合はウンというとは考えられない。

土井さんの政策が一番、公約の実現化可能性があるとのこと。

問題は、仮に土井さんが当選してほとんど野党のなか
どこまで可能か?という点。

河村さんくらいのオシの強さがあるかな?



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人柄なら横井さん   らくせき

2011年02月01日 18時46分09秒 | Weblog
名古屋市の住民投票。
河村さんと横井さんが街頭で
それぞれの立場を訴えたのを
NHKのニュースで見ました。

人柄は横井さんのほうが好感が
もてました。

市長選挙を人柄で選ぶなら横井さんかな?

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エジプトのムバラクさん危うし    らくせき

2011年02月01日 15時44分15秒 | Weblog
チュニジアのジャスミン革命に端を発して
中東に民衆の独裁反対の声が
政治を変えようとしている。

ナセルさんから3代目のムバラクさん、
辞任を拒否したが、
軍隊が国民に銃をむけないと表明。
事態は、大きく転換しようとしている。

事態は流動的。
一番、恐れているのはイスラエル。
そしてアメリカ。

口で民主主義と唱え、実際は独裁を支持してきた
アメリカのムリヘンにゲンコツ政策が
変更をせまられている。

出来れば、チュニジアのように平和的に
政権交代が実現すれば良いが・・・

もう石油価格が高騰のケハイ・・・
日本にとっても大変な事態です。

エジプトでは、日本は親米で好かれていないとか。
世の中、親米というドレンドは古くなっているのに
まだ、しがみついている人たちも。

今年は中東は動乱という予測は
早くも当ってしまいました・・・

イスラエルがどんな態度に出るのか?
戦争にでもなれば石油危機です。







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