九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

トヨタは日本のお荷物なのか?   らくせき

2010年11月13日 18時58分24秒 | Weblog
朝鮮日報の記事です。
トヨタほど非効率的で日本経済の矛盾をあからさまにさらけ出しているところはない。
日本にある本社は円高で赤字。
一方、海外の系列会社は円高の影響をほとんど受けていないからだ。
という主張です。
さあ、これは、どう考えたらいいんでしょうね>

     

トヨタが今月5日に発表した4-9月期の営業利益は3231億円だった。
単独決算での営業損失が1494億円に達した。
トヨタは円高の影響で、下期にはさらに状況が悪化し、
本社単独の営業損失は年間4900億円に達すると予測した。
これでは3年連続の赤字となる。

トヨタは奇形的だ。
上期の国内生産台数は161万台だったが、内需低迷によって日本国内での販売台数は
80万台にとどまり、残りは損を覚悟で輸出に回した。
損失額の1494億円はここに起因している。

だが、こうした状況でも、トヨタ本社の賃金は最高水準だ。
つまり、海外で黒字を計上した社員たちが、
日本で赤字を出した貴族たちを食べさせているわけだ。

こうした悪循環を解決する方法は誰もが分かっている。
国内需要を上回る過剰な設備を海外に移転させることだ。
損失の原因となる輸出を中断することが、国と会社の双方にとって利益となり、
新興国の支援にもつながる。

それにもかかわらず、トヨタは「国内生産を死守する」と公言している。
その上、「為替水準が早く是正されることを期待したい」とも述べている。
事実上、日本政府に為替介入を促した格好だ。

100万台規模の生産ラインが海外に移転されれば、日本では15万人の従業員が職を失う。
日本政府が税金や円を大量に投入して対策を講じているのもこのためだ。

海外への投資によって稼ぎ出した金で高付加価値産業を育成し、
新たに15万人分の雇用を創出するのが、先進国として本来あるべき姿だろう。

トヨタは日本経済の縮図だ。
海外投資による利益が莫大(ばくだい)な貿易黒字を生み出すようになってから、
日本はすでに5年になる。
そしてトヨタと同様に、その利益で黒字を生んだ国民を養うことなく、
赤字を出した国民ばかりを養っているのだ。

腐敗したメーカーを救うために、日本国内では金融や流通サービスを犠牲にし、
海外では為替市場の流れを変え、新興国を地獄に突き落とした。

それゆえに日本は再起できず、尊敬を受けることもできないのだ。

日本経済が再び浮上する瞬間があるとすれば、それは日本がトヨタを放棄する瞬間といえる。
もちろん、韓国にも同じ状況で決断を下す日が訪れるだろう。

      

円高が続けば、いくらトヨタでも、我慢できなくなる時期がやってくる。
そして、それは直ぐそこに来ている・・・

日本は皆、貧乏にかえるしかないのだろうか?
たしかに3次産業は2次産業よりも所得は低い・・・
金融資本と多数の貧乏人の国になるのでしょうか?

みんな貧乏なら仕方ないか・・・





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随筆 不整脈ランナーの手記(23)「完治以降」  文科系

2010年11月13日 01時40分09秒 | 文芸作品
 10月1日に2回目の心臓カテーテル手術をやった後、16日のここにこんなことを書いた。関係者には大事なことではないかというわけで、今回は念のためにこの16日分もあらかじめ転記しておこう。

【  10月1日入院、その日午後即、心臓カテーテル手術。3時間にわたって心房内壁を焼くなどの大手術なのに、術後の傷口は右脚付け根内側に2センチばかりの小ちゃなもの。それでも一時負担金は、約50万円。高額医療補助でほとんど戻ってくるが、これは知らない人もいるのではないか。僕は教えてくれる人がいて手を打てたが、病院は全く何も言ってくれないからだ。医療制度に無知な人は手術を遠慮して死ぬだけなのかな、なんて思った。そう、確かに「主張なければ権利なし」は、正しい理屈だろう。人が主権者として立派に育たねば、権利なんてものは守られるわけがないのだから。
 さて、退院時が日曜日とあって、主治医は不在。若い医師から受けた注意は「普通の運動ならもう、してもよろしい」。「どの程度の?」と、念のために質問してみた。すると、ちょっと慌てた感じでこんな返事が返ってきた。「大汗をかかない程度にということです」。さらに質問。「それは傷口に悪いということですか?」。これには「いえ、心臓自身に悪いということです」と、答えがあった。
 さて、好調なのである。2月の前回手術では、術後直ぐの脈拍が2段脈?というのかな、「トン、トン(休み)トン、トン(休み)」という感じで、分当たり80ほどだったのが、今回は全く正常で、同70ほど。心臓内壁の火傷が落ち着く1ヶ月後になってみないと、正しい判断はできないそうだが、多分完治だと思う。そもそも、術後脈拍異常が本日まで全くないのだから。この手術の発明から実施に移り始めた20年ほど前には、死ぬ人も出たということだが、よくもこんなに進歩したものである。
 それで早速、「大汗をかかない程度」に普通の運動をやってみる。10日には階段往復35回。本日は50回。いずれも、ギターレッスンから家事分担の掃除をやってウオームアップに努めてから、試みたもの。ギターとか部屋の掃除って、意外に体力、心臓を使うものであって、心拍が85~95程にまで上がるのである。ちなみに、階段登りは120程まで、8キロ走行になると130を越えるはずだ。
 ともあれ、こういう全ての運動の間中、心臓・心拍は全く異常なし。胸・腕に付けている心拍発信器、ハートレートモニターが、それを示してくれていた。このように好調だからこそ、今はこんな計画が持てる。手術前と同じように体力維持には努めておいて(その21を参照)、術後1ヶ月過ぎたら少しづつ運動負荷を上げていきたいと、考えている。多分走れるようになるだろう。ワクワクしている。】

 さてこれ以降、僕の体力はこんな調子で回復してきた。かかり付け医が不整脈完治を祝ってくれたことに勇気づけられたりして。
 19日には、階段往復65回、22日80往復、26日80往復、31日95往復。そして11月4日からは散歩を始めた。今の所は、万歩計を付けて4000歩~6000歩を、4、6、9、10、11日とやり、階段往復とどちらかを毎日に近くやっているという感じになってきた。
 ところで、散歩の間にちょっとだけ走ってみている。また、階段登りの状況から判断すると、今でもランナーを続けられるとも思う。が僕は今、ランナー続行を決めかねている。自身の身体にとってはもう、走るのはかえって良くないかも知れないと「生まれて初めて」思い始めたのだ。心臓が弱点ならば、ほどほどに生きていくしかないかなと、そういう不安だ。こんな迷いは、この手記を書き始めた1年前の意気込みを振り返ると、まるで「嘘!」というようなものだろう。僕の今を知らないランナー仲間たちがこれを聞いたとしても、みんなそう語るにちがいない。この1年の身体の変化が、それくらいに激しいものだったということである。なんせ、1年前の11月4日は、こんな出だしでこの手記第1号を書き始めたのだから。
【10月28日、いつものジム・ランニングで1時間に8.5キロまで来た。ウォームアップ歩行から「慣らし緩走」も入れての距離であるが、僕としては本年5月13日の8.9キロ以来の記録である。この間約半年の悪戦苦闘を振り返ると、この8.5を超えて、3月末に2度出した9.3キロもまた夢ではなくなった。老化の悪循環を試行錯誤の工夫で良い循環に転化する、もう何度目の喜びだろう。】

 さて、同好のランナー仲間や、同病の方々をこれからも喜ばせることができるのか否か、それは今の僕には皆目見当も付かないが、しばらくいろんな試行錯誤を続けてみようと考えている。「老いて歩くしかできなくなっても、ランナーはランナー」と強弁していくことになるのかどうか。「老いていく仲間」の方々、まーこれからもこの手記、よろしくおつきあい願います。

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高等教育の進学率    らくせき

2010年11月11日 19時00分05秒 | Weblog
大学・高専以上の進学率。
一体、日本は世界のなかで何位でしょうね?

1位。キューバ
2位。韓国
以下
フィンランド
ギリシャ
スロベニア
アメリカ

えっ!アメリカよりも低いの・・・

デンマーク
ニュージーランド
ノルウェー
ウクライナ
スウェーデン
ロシア

ロシアより低いんだ!

オーストラリア
ラトビア
アイスランド

キューバは109%
韓国は95%
アメリカ82%

一体、日本は?


以下、主要先進国の順位
スペイン
イタリア
アイルランド
オランダ
イギリス
ようやく日本
以下、フランス・・・
と続きます。

日本は58%だそうです。

このうち韓国と日本だけが、男性の進学率が
女性を上回っているだけで、他の国はすべて
女性のほうが進学率が高いそうです。

世界の国 1位と最下位 岩波ジュニア新書より


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『マスコミの敗北』(転載)? 否、『エゴ』だろう  文科系

2010年11月11日 05時40分27秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
8日に【目に余る「世論工作、操作」!】をここに書いたが、それと同じ内容を阿修羅掲示板に書かれた方がおられる。弁護士さんらしいが、そしてまた、僕とはちょっと視角が異なるところもあるが、なかなかの文章とお見受けしたので、ここにご紹介したい。

 マスコミの敗北 (街の弁護士日記)
投稿者 pochi 日時 2010 年 11 月 07 日 14:41:34

マスコミの敗北

尖閣ビデオの流出事件はメディアの主役がマスコミからネットへと変わった転換点として歴史に残るだろう。マスコミがネットに敗北した。

記者クラブで発表される内容をひたすら垂れ流し、親米派や市場原理主義者の顔色をうかがい、「言いなり発表メディア」に成り下がった報いだ。今この時点でもそうだ。メディアにとって大事なのは、尖閣であの日あの時、何が起きたのか、真実を追求することだ。
流出元探しなど政府や一部の御用週刊誌に任せておけばいい。ネットは感情的だとか、日中関係に悪影響が及ぶなどという官僚的意見の垂れ流しに終始しているようでは、マスコミの明日はない。
改ざん編集された7分のビデオを、特別に許された議員だけが試聴できるなどという民主主義国家とも思えぬ密室の特権を認めるというやり口がそもそも問題だった。そのことを批判したマスコミがあったか。独裁国家でもあるまい。その非民主制がしっかり批判され、あるべき議論がなされておれば、今回の流出もなかったろう。すべてはマスコミが権力の犬に成り下がった結果だ。これだけ見てもマスコミがどちらを向いているか明らかだ。

小沢一郎の検察審査会問題もそうだ。
大事なことが何かさっぱりわかっていないか、わかっているから敢えて見ないようにしている。司法の歴史の中でもあれほど策略的でいかがわしい事件は三鷹事件や松川事件までさかのぼるだろう。どこの社が、この問題に正面から取り組んでいるか。審査会事務局に取材をしたか、議事録の開示は求めたか。補助員を務めた吉田弁護士に何日に何時から何時まで会議をしたか、補助員にいつ選任され、議決までに何時間費やしたか、取材をしたか。日弁連の補助員向けのアンケートにある事項だ。評議の秘密などでは断じてない。そんなことすら取材していないに違いない。事務局が回答を渋るようなら間違いなく裏がある。そう疑うのが健全なジャーナリズムだろう。くらいつけ。検察審査会の審査員や補助員には旅費・日当が払われている。本件でいついくら支払われているのか支払調書の提示を求めろ。ことは税金の使い道に関わるのだから、強気で攻めればいい。

今回のビデオ流出事件を受けて取材力と総合的な分析力でネットに対抗するなどと主張しているが、ちゃんちゃらおかしい。残念ながら取材力も分析力もとっくにネットの方が上回っている。マスコミは恥を知れ。批判精神の原点に返るという当たり前の言葉がマスコミからは全く出てこない。うっかりキャスターが口を滑らせると、遮る。それ以上、言うと、もう出演の機会はありませんよ、という訳だ。批判精神こそ再生の鍵だという至極当たり前の主張が見当たらないのはなぜだ。批判精神を忘れたところにニュースメディアとしてのマスコミの絶望的状況を見る。

総合的批判分析精神という点では、ニュースを除いたNHKだけは賞賛に値する。一番わかりやすい例を言えば、ニートと呼ばれ、蔑まれ自己責任言説に苦しめられていた若年不安定雇用層を、その実態を突き詰めることで、彼らを救い出したのはNHKだ。「ネット難民」という造語とともに若年雇用の問題を一気に社会問題化した貢献は大きい。ニュース部門も頑張れ。 】

 さて、これへの僕の雑感を少々。
 上記文章の最後に、最近のNHK番組内容に評価する物を見いだしているのも、僕と同じ。嬉しくなりました。クローズアップ現代も右翼による攻撃の標的になっているようです。が、しかし、昨日10日にはこのNHKが「大勢に追随」のある番組変更をやって、僕はもう、かなり、がっかり。見たいと思って座り込んだ番組が、全く違う物に差し替えられていくではありませんか。それも番組最後まで。見たかったのは21時からのこれ。『巨額公金が回収不能? 独立行政法人の闇・投融資の実態を徹底取材」』。急遽入れ替わったのが、上記弁護士日記でも冒頭で問題にしている「中国漁船衝突映像流出事件」。そして、この差し替えがまさに、上に述べた世論誘導でなければよいのだがと、僕は心配しているというわけです。情報流出は重大でも内容が重大なものでなければ、あくもでも形式犯。その内容が、ウイーキリークスの、駐イラク米軍による「民間人射殺極秘映像暴露事件」とは、事の重大性が違います。保安庁の船に、その監視、追跡に腹を立てた漁船が衝突を繰り返したところで、事件自身はただそれだけのもの。相手国になんらかの意図がある政治的行為だったとしても、現在までの事実自身はそう語るしかないもの。よって現時点では、『巨額公金が回収不能? 独立行政法人の闇・投融資の実態を徹底取材』とは、国民生活への影響、重大性は全く違うはずです。そこで、僕の目にはこう映ったものでした。
 政府の立場から官僚最大の恥部を叩く番組が、官僚に踊らされたマスコミが政府を叩く番組に差し替えられてしまった、と。そろそろNHKの「タガの緩み」を、官僚サイド連合が、締め付け始めたということでなければよいのですが。そんなふうに、考え込んでいたものでした。
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2010年愛知県九条の会主催「県民のつどい」の講演者! 佐高 信さんです。

2010年11月10日 19時56分34秒 | Weblog
>★十月二十六日に紹介した愛知九条の会主催の「県民のつどい」の再度のご案内です。                                               ★ 毎年恒例の、愛知九条の会主催の「県民のつどい」が、 佐高 信さんを迎えて開催されます。
  例年は十一月三日ですが今年は十二日(金)に行われます。是非ご来場ください。
                                                        まもる
========================================

今年の憲法九条を守ろう 2010 愛知県民のつどい」は11月12日(金)に開催されます。

 記念講演は 評論家の舌鋒鋭い「佐高 信さん」です。

  「憲法から日本を読む」と題して大いに語っていただきます。

  また、会場はこれまでと同様名古屋市公会堂大ホールですが、日程は11月3日ではなく、11月12日(金)18:30開演となっています。ご注意ください!!

  お間違えのないようにお願いいたします。

  なお、チケットは既にぴあやコンビニで入手可能です。以下のチラシにも記載がありますが、念のためそれぞれのコード番号を記します。

 セブン・イレブン コード 005-189
 チケット・ぴあ Pコード 617-793
 ローソン Lコード 45909

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「日本サッカー・希望の星」と、ザック監督など(22)  文科系

2010年11月10日 02時58分21秒 | スポーツ
 前田遼一のこと

はじめに
 今29歳の前田遼一は、選手生活最高の円熟期にあるようだ。去年取ったJリーグ得点王は、日本人選手としては02年の原直泰以来7年ぶりのこと。そして先日11月3日のJリーグ・ナビスコカップ決勝戦においては、所属チームジュビロ磐田が優勝し、前田が大会MVP。5対3で広島に勝利したこのゲームで2得点2アシストなのだから、選ばれたのは当然の成り行きと言える。この磐田、リーグ戦でも8月29日の敗戦からこの6日新潟戦引き分けまで、8戦無敗と好調なのだが、彼が最大の功労者だと異口同音に語られてきた。初めに、その新潟との最新ゲームにおける前田遼一の輝きぶりを、週間サッカーダイジェスト最新号から転載してみよう。

またもエースに救われる
【 またもエースに救われる
 現時点の日本人FWナンバー1は、磐田の前田と断言して良いだろう。強さと巧さを兼ね備えたうえに、豊富な運動量で攻守ともにチームへ最大の貢献度を示すことができている。
 前田は敗色濃厚だった後半ロスタイムに、チームを救う同点弾を決めた。3日前のナビスコカップ決勝で120分間の死闘を繰り広げたばかり。疲労でチーム全体の動きが重たいなか、前田は前半から前線で厳しいプレスを掛け続け、最後の最後にゴールを決めて見せたのである。無尽蔵のスタミナに、チームメイトの古賀も「前田は本当によく走る。試合中ずっとボールに絡み、あの時間帯にゴール前までポジションを取れるなんて凄い」と舌を巻いた。
 ナビスコカップ決勝でも延長後半に長いパスをエンドライン近くで受け、守備網を切り裂いて左足の柔らかいタッチでゴールを奪った。他の選手の足が疲労で止まるなかで、この日の終盤も前田だけが別次元でプレーしていた。 】

その経歴 
 ちょっと変わった経歴の持ち主である。1歳から小学1年生までをアメリカ・ロスアンゼルスで過している。小学2年生で帰国し、本格的にサッカーを始めたのは3年生からだ。それなのに中学時代から既に全国に名を知られた選手になっていて、高校卒業時は慶応大学への推薦入学も決まっていた。が、J1リーグ13チームからの勧誘等もあったりして、プロ入りを決断。2000年に磐田へ入ったのである。良い選択であったと思う。世紀の移り目当時の磐田は、Jリーグ史上最高と今も語り草のチーム。J1リーグ史上最多得点選手・中山雅史がいたし、02年には原が得点王になっている。藤田、名波、福西などの日本代表選手が、中山・原の得点への動き出しに合わせるようにして、流れるようなパスサッカーを演じていたものだ。
 磐田加入以降は、FWが強力であったせいかMFなどもやっており、FW専門になったのはこの5年ほどのことである。
 以上からは、こんな姿が目に浮かぶ。1年生までいたロスアンゼルスなどでいろんなスポーツをやっていた子どもが、3年生になってサッカーのみに集中し始めた。以降急激に頭角を現わしたこの万能選手が、日本サッカー史上に名を残す好チームに加入した。そして、これまた日本史上に残るFW、中山、原を身近に見て育ってきた。が、03年に原がいなくなるまではFWとしての出場機会はほとんどなく、FW専門になったのはこの5年ほどのことだ、と。

関係者の証言など
 上記のことを、読んだものからいろいろ抜き出してみる。先ず初めは、本年ナビスコカップ決勝戦直前に、サンフレッチェ広島の敵将・ペトロビッチ監督が語ったこと。サッカーダイジェスト最新号からの転載である。
『前田を90分間、抑え切るのは難しい。むしろ、我々は3点取って、彼に2点取られても勝つ。それが広島のサッカーだし、ベストな回答だろう』
 次に、同じこの決勝戦を終えた後の、磐田の柳下監督。出典は同じである。
『コーチ陣と一緒に驚いていた。前田は凄いなと。チームのためにもプレーをしてくれるストライカー。今日は90分を過ぎてから、また一段とあいつの凄さが出たのではないか。もしかしたら、まだできるのではないか。それぐらい今日の前田は本当に凄かった』

 最後は、ザッケローニ代表監督が初采配を振い歴史的と言って良い勝利を収めたアルゼンチン戦、その前田評から。最後20分出たにすぎない途中出場の前田を激賞した人物がいるのだ。スペインの著名サッカージャーナリストにして「ワールドサッカーダイジェスト」コラムニスト、ヘスス・スアレスだが、11月2日のダイジェストから抜いた言葉である。
『途中出場の選手で印象に残ったのは、FWの前田だ。一つひとつの動きにセンスを感じたし、とりわけ相手DFと身体を入れ替えながらシュートに持ち込む技術が高い。カウンターから単独ドリブルでシュートまで持ち込んだ終了間際のシーン。最後はパスを選択すべきだったが、その一連の流れは実に美しかった。南アフリカでは本田がFWを務めたが、なぜ前田が選ばれなかったのか、私には不思議でならない。』
 いやいや、前田は、代表監督ザックには直ぐに選ばれた。しかも、こういう評価まで与えられてのことだった。
『得点力に問題があるとされる日本だが、単に攻めが遅いだけだ。FWにも大変よい選手を見つけた。ただし、日本の選手たちが、自分の持っている高い能力に気付いていないことには驚くが』
 ここで「自分の持っている高い能力に気付いていない」「FWにも大変よい選手を見つけた」と語られた選手が、前田と岡崎であることは明らかであろう。話前後のザックの言動などから、そう考えるのが最も自然だからである。

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平針の里山からの緊急のお願い! 名古屋のEsamanです。

2010年11月09日 07時56分23秒 | Weblog

★残された自然を守るために頑張っている仲間からメールが届きました。紹介します。

                              ネット虫

緑地と自然と里山を愛する皆様(個人、団体)
平針の里山からのお願いです! 私たちは少しでも多くの自然を名古屋に残そうと活動しています。今、名古屋に残された残り少ない自然が壊されようとしています。
平針の里山(名古屋市天白区平針)は、こともあろうに、10月25日COP10の最中に伐採が始まりました。
国際会議場では、「里山イニシアティブ」を提唱しながら、足元の会場から12Kmしか離れていない
平針の里山で開発が開始されたのです。

この里山は、中部ESDもその重要さを訴えている生態系です。(下記の資料参照)
現在、里山の半分の木が伐採されてしまいました。樹齢50~70年の木が次々と伐られています。
しかし、生命の源であるため池は(4つ)はまだ無傷で残っています。水路も田んぼも生きています。
今、開発を止めたら里山は回復します。

名古屋市長も、市議会も里山の大切さを認識しながら、互いに対立したまま何の手立も打てていません。
ぜひ、名古屋オリンピックから東山の森をまもり、あいち万博から海上の森を守った皆様の力で、
名古屋市内に残る100年前の里山を残せるよう力をお貸しください。

もう時間がありません。

里山を残すよう、名古屋市長、市議会、天白区の市議会議員に訴えてください。
よろしくお願いします。

==================
中部ESD拠点(国連「持続可能な開発のための教育の10年」に関わる地域拠点
(RCE:Regional Centre of Expertise on Education for Sustainable
Development)からの平針里山問題に対する声明文

名古屋市平針に残された里山は、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に
おいて採択された愛知ターゲットを実現する重要な生物多様性の地であると同時
に、地域住民による里山の恵みを享受・活用する場であり、そのこと自体が持続
可能な発展のための教育(ESD:Education for Sustainable Development)を実
現するためのフィールドとしての高い価値を持つと考えられる。今後、関係各所
および関係者が知恵を出し合って、この里山が保全されることを願う。 (2010
年11月5日)
=========================================
なお詳細は「平針の里山」のホームページをご覧下さい。


●平針の里山保全協議会
代表 宗宮弘明(名古屋大学名誉教授)
http://www.wa.commufa.jp/~hirabari/
http://twitter.com/hirabarisato

●平針の里山保全協議会 行政訴訟 訴状
http://www.wa.commufa.jp/~hirabari/PDF/Sojyo_20100803.pdf

●新聞報道:
日経エコロジー 特集 里山開発 高まるCSRの圧力
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/special/20091111/102614/?P=2

●JANJAN特集 COP10・平針・里山伐採イニシアティヴ:
平針の里山、住民と業者が睨み合い。刑事、アルジャジーラが登場。2010年 11月 5日
http://www.janjanblog.com/archives/22332
無残に破壊された平針の里山。周辺住民に話を聞いた。 2010年 11月 4日
http://www.janjanblog.com/archives/22193
平針の里山 伐採される 2010年 11月 4日
http://www.janjanblog.com/archives/21822
の里山を次の世代に残したい「いのちの旅のパレード」開催。2010年 11月 3日
http://www.janjanblog.com/archives/21812
平針の里山を暴力業者が伐採中 現場の人の話と各種報道を集約してみた。2010年 11月 2日
http://www.janjanblog.com/archives/21460
宮崎駿監督の「平針の里山」保全決議受け「なごやのトトロの森基金」発足 2010年01月30日
http://www.janjannews.jp/archives/2479340.html
宮崎駿監督が河村市長宛て「平針の里山」守る決議を公表 2010年01月27日
http://www.janjannews.jp/archives/2437019.html
平針の里山「保存」から急転「開発」のナゼ? 2009/12/24
http://www.news.janjan.jp/area/0912/0912234702/1.php
危機にある名古屋の里山保全に宮崎駿監督がエール 2009/09/09
http://www.news.janjan.jp/area/0909/0909099967/1.php
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朝日新聞を、やっとやめられた  文科系

2010年11月09日 02時18分24秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 10月18日のこのブログに、こういう一騒動を報告した。

【 5月に取り始めた朝日新聞を、8月末に中止と申し出たが、止めさせてくれない。「契約書に1年と書いてある」と言い張って。確かに契約書には僕のサインがあるが、1年間とやらの日付は僕の筆跡ではないし、そんな約束をした覚えも皆無であると述べて、拙宅に来た店長とケンカ別れのようになってしまった。が、それ以降も執拗に配達してくる。郵便受けにも「配達中止願い」を大書しておいたし、この間1ヶ月半は10日ほどごとにまとめてビニール袋に入れ、住所氏名を明記して店の入り口に置いてきているのに。
 店主のキャラにもよるのだろうが、こんな強硬なやり方には、なかなか抵抗できないだろうというもの凄い勢いだった。普通の人ならまず、1年取らされてしまうだろう。
 そんな時、こんな記事があるサイトに載った。朝日新聞は大変な左前なんだ! みなさん、朝日新聞の『1年契約?』にはくれぐれも注意しましょうね!(以下略)】

 この大騒動、この11月1日をもってついに配達してこなくなり、決着がついた。9月は3回に分けて、10月は2回に分けてと、販売店入り口直近前に強制返還を続けたのが、功を奏したようだ。なんせ、自分で住所氏名とお断わり口上とを記して、通ったのだから。この間2ヶ月、集金には来なかったが、今後も「お金を払ってもらえないだろう」との思いから、こう決断したのだろう。合計5回、僕もよく販売店に通ったものだと、感慨さえ覚える。この際だから、三つ取ってきた新聞の特徴を書いてみよう。もちろん、個人的なざっとして印象、感想に過ぎない。

1 毎日新聞。古い政治記者が多いらしく、政治の特集などが長く、詳しくて、読み応えがあった。ただし、その延長のような懐旧談などは独り善がりのように見えて、頂けなかった。池田大作氏の特別投稿が載っていたのに驚き、かつ嫌気がさし始めた。彼を、大俗物と観ているからだ。新政権に対して、官僚、検察情報の垂れ流しに努めているように見えた。
2 朝日新聞。広く浅いもので良いとしているようだが、時代への知性は感ずる。検察とも一体となったような民主政権叩きに嫌気がさして、止めることにした。この会社、現在の政治においては守旧派なのだろう。毎日新聞と同じで、記者クラブ特権を固守しようとしているとも感じる。衛星放送などのテレビ独占体制確立でもって、記者人数の維持を図って行く方針なのだろう。
3 中日新聞。良くも悪くも、庶民的だが、専門記事が物足りない。ただ、新政権に対しては、上記両新聞ほどの対決姿勢を感じない。野球記事と比較してサッカー記事が量的に少ないのも不満。それも、グランパス記事ばかりで、辟易とする。「地域密着」なのだろうが、それが僕には合わないようだ。日本よりも地球の方が好きなんだから仕方ない。
 

  


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 森鴎外の俳句       まもる

2010年11月09日 01時10分28秒 | Weblog
★最近、内藤好之氏の「みんな俳句が好きだった」東京堂出版という本をめくるのが好きになっている。この本には俳人だけでなく各界から百名を選びその人の俳句を紹介している。
 その一端を紹介したい。
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 森鴎外の俳句についてである。
 森鴎外は軍医として何回か従軍している。
 「うた日記」は日露戦争に従軍していた時の陣中詠をまとめて刊行したものであり、
 新体詩、短歌、そして百六十八句が載せられている。

  月の下、木枯らしに波立つ天幕の焚火のほとりに、鉛筆して手帳の端に書きつけし・・・
 と書かれたこの「うた日記」には次のような俳句が記されている。

    埋火の燃え尽くしたる窪みかな
    灯火を消すや火桶の薄明かり
    行水や甕大にして頭を没す
    馬上十里黄なるてふてふ一つ見し
    かど松の壕の口にも立てられし
    松立てしひとり夜の間に討たれける

 一見のどかではあるが、ここは戦場、中にはぎくっとさせられる句も見られる。
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目に余る「世論工作、操作」!  文科系

2010年11月08日 09時14分36秒 | 国内政治・経済・社会問題
 名無しさんではないが、今日は堂々と「陰謀論?」を書きたい。今の日本、誰かが大々的な世論工作、操作を繰り広げ始めたとしか考えられないということを。丁度、「満蒙開拓」や「不幸の元凶、ユダヤ人!」のような! この「満蒙」や「ユダヤ人」についてさえ、初めにお断わりしておく事がある。こういう工作を始めた人々が当初からその結果、行方を知り抜いてふるまっていたとは僕は考えないということだ。「マスコミなどを含めて国を動かす人々が、それぞれ狭い立場からばらばらに大不況の中で苦し紛れにやってきた行動、施策が重なりあって、何年か後には全体として何かとんでもない方向、結末に至ってしまって、ご本人たちも茫然自失!」と考える。そういう人間社会現象を人間疎外という言葉で形容することがあるが、まーそういうことだ。ヒトラーでも東條でも、彼らの周囲の何人かの幹部たちでも、自分だけでなく国家をもあのように滅ぼすと初めから考えていたとは、なかなか思えないからである。

 さて、結論を初めに書いておく方が、分かりやすいだろう。
【人生どん底のような悩み、苦しみばかりが社会にどんどん増えているのに、社会の表面では、この人々の不幸とは別のことばかりが大騒ぎされている】

 初めに、「人生どん底のような悩みばかりが増えている」について、述べてみる。これについては、10月17日と11月1日のここに書いてきた拙稿「狂った世界」2回分が背景、下地になるが、まーこういうこと。この15年、急に進んだ貧困化問題が社会的弱者を直撃して、深刻すぎる社会的悲劇をぞくぞくと起こしていると。子捨て・子殺し。「親殺し」を一生背負っていかねばならない少年事件。姥捨ても盛んだ。行方不明老人・年金搾取問題。健保料滞納などから医療に捨てられた老人の群れには、三大成人病などで手遅れになる人々は無数なのではないか。これは、国家社会による姥捨てと言えるはずだ。さらには、一生差が付く就職氷河など就職難の問題。保険金目当ての、親族まで含んだ殺人事件とか、壮年期自殺の急増。これらいずれもが、社会の急激な貧困化だけではなく、これをも背景とした周囲の「アセリ」「神経症」など心の荒廃をも示していると思う。しかもこの世界的長期不況や、その中から起こるこれらの諸問題は、解決の見通しが無いどころか、こういう世界的大不況を生み出した既定の世界的大方針が正される気配は全く見えないと来ている。世界金融独裁、グローバリズムのことだ。これらが、世界の国内需要を食いつぶしてきたのが今の恐慌状態だと言っても良いはずである。

 さて、これに対して「日本社会の表面で、大騒ぎされている」の方を眺めてみよう。一昔前は「『小鳩』政権」「小沢説明責任問題」とか、「内閣支持率」とか。次いで、「菅内閣の支持率急落」や、北と南の国土問題。この二つの領土問題は、所も相手も内容も違うのに、期せずして同時に騒がれ始めている。何か偶然のこととは到底僕には思えず、大がかりで執拗な集団工作を感じてならない。試みに、これら全体に関わる事がはっきりしている人物たちを特定してみよう。60年の長期政権政党が凋落したのだから、その次位の既成社会形成者たちなのであって、先ず官僚、次いでマスコミ、自民党型政府審議会やマスコミなどの常連さんである学者、理論家、右翼などだろう。

 こういう光景につき、さてみなさん、こんな事を思われないだろうか。「人の人生」がこれだけ使い捨てのようになっていることに自民党に次いで責任があった人々自身が、自己の過去責任をそらすがごとくに別の問題を大騒ぎしている、と。官僚・マスコミ・一部知識人が、民主党新政権や領土問題の相手やを第一標的にして大騒ぎしているのだが、この光景は、自己の歴史的責任に社会の目が向かうのを阻止しようとしているように見える、と。「国難がこれだけあるのに、民主党は何やっとるか」と言っているその言葉がまるで、国難自身でなく民主党牽制のみに向かっているかのような、そんな「私利私欲」「我田引水」を感じてならないのだ。民主党を叩き、弱めることが旧支配層の特権を維持し、強めることに繋がるのも明らかなことなのであろう。
 旧支配層が国民のためにやらねばならぬ事は、無数にあるであろう。それをさぼり、覆い隠しているようにばかり見えるのである。
 年金問題はどうなった? 若年滞納続出のはずだが、将来の補償は? 健保料滞納、無保険者の現状は? 伏魔殿・検察の闇の行方は? 生活保護の資料をもっと出せ! 防衛省汚職やいくつかの文民統制違反問題はどう整理されたのだ? 電波独占問題の行方は? 厚労省、外務省、文科省、国交省、経産省など官僚たちの対内閣サボタージュが目に余るようだが? こんな悪質なサボタージュは、懐柔など論外であって、妥協の余地は全くなし。服務違反官僚に対しては厳罰主義あるのみだ! それなくしては民主党政権など、近く吹っ飛ばされるのは必至。イギリスのように「イラク戦争加担」の責任は追求されなくて良いのか? 簡保の宿大安売り事件の結末は? ダム中止撤回って「コンクリートから人へ」はどうなったのだ? 道路も計画変更なし? こんなんでそもそも、子ども手当、授業料補助は公約が守れるのか? だから消費税を言うのだろうが、「過去財政破綻確信犯」責任を問わずには、踏み切れるものか! そんなのは、「泥棒に追い銭」という。なお、消費税については、当ブログ4月18日から23日まで5回連載拙稿を参照されたい。
 

 さてみなさん、皆さんのエントリー、投稿、コメントでも、この続きを大いに意識して論議しませんか。このままの「世論工作状況」では、何が起こるか不安で仕方ありません。幸いこのブログは現在、大盛況。6日までの1週間でアクセスは2,365人、閲覧数17,957で、世界のグーブログ150万のうちの2300位ほど。右の方々の訪問も、ここが盛況になるほどに多くなってくるようです。頑張りがいがあります。

 世の中が超格差社会になり、「貧富の世襲」に基づく階級固定が進んだ末に圧倒的多数が人生難を抱え始めるとき、少数派がやるのは必ず、世論ねじ曲げ。こんな時の少数派は、大多数の困難派と身近に付き合こともなく、これを侮蔑し始めるともいわれています。これは、先日のNHKハイビジョン放送で、若い頃からの日本留学・研究が長かったイギリスの政治経済学者、ドナルド・ドーアの言葉。階級固定が進んだイギリスの経験をも踏まえて50年の日本の変化を見届けてきた研究者の言葉でした。「昔は日本労使がまだ持ちつ持たれつの長所があったのに、今はこうなってしまった。残念」と、しんみりと語られていた姿が、目に浮かびます。社会の指導層が過去の失政、自己責任を回避するがごとくに、世論ねじ曲げを図る構図! 困難を抱えた人々を二重に侮蔑しているということでしょう。 
 ネット虫さん、番組紹介有り難う。 
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気早に、8日ナゴヤドーム!   文科系

2010年11月07日 20時05分02秒 | Weblog
 日本シリーズは、本日さっきまで6対2だったのが、6対6。そして今は、6対7。けど、明日の発売時間に合わせて、ネットで夜のチケットを買おうとの体制を整えた。こんなゲームは滅多にないから。両軍の投打とも心のそこから褒めてあげたい。スポーツ好きの僕だから、もうどっちが勝とうが負けようが本心の本心から、どちらでも良い。

 昨日までの先週1週間、当ブログは大繁盛! アクセス数2,365人、閲覧数17,957面。前者は歴代5位、後者は2位! 発足以来丁度5年で、本年は特に大隆盛。2月、5月と今回と、3回のピークが出ました。乾杯!
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 みんな忘れようとしている    只今

2010年11月07日 18時38分23秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 かって四日市公害を告発する『あやまちー1970年夏』を始め、幾本ものドキュメンタリーを製作した「東海テレビ」が放映した『記録人・澤井余志郎 四日市公害の半世紀』を観ました。
 続いて「日本シリーズ」が始まりましたが、ドラファンの私としたことが、ぼうっとしたままでいます。初回からやられていることもありますが、それよりも大きいのは、次のような思いに駆られたからです。
 
 その一つは、東海テレビのかってのスタッフの志しと伝統を、ちゃんと受け継ぐポジションが現在の東海テレビにも健在であることの感動でした。
 そして二つには、82歳になられた澤井さんのお元気な姿にほっとするとともに、まだ公害は依然として在ることの澤井さんの訴えに恥じ入り俯かざるを得なかったことでした。
 まこと、ナレイション担当の宮本信子さんのコメントにあった自省です。
 「私もそうですが、日本人ってすぐ忘れちゃうというか、歴史から学んでいないところがあるのではないか…」
 
 名作『あやまち』にあった火葬される場面にかぶさった石垣りんの詩。
 「白いちいさい骨/一生のうちに戦争も味わい/公害も味わい
 ごちそうさまでした/これは/ほんのお返し/ほんのおしるし
 土の上にひとかけらの白い骨
 
 
 
 
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啓蒙さんへの反論をまとめてみました  文科系

2010年11月06日 16時38分21秒 | 国内政治・経済・社会問題
 今回、色々考えつつ啓蒙さんに反論したことを、ここにまとめてみます。二つの論点がありますが、今までのこういう人々との間でやりあってきて、どうも大切なことのようですから。もしやり取り自身に興味がわかれましたら、先ず「朝日のちょっといいコラム」と、次いで「いよいよドルは「普通」の通貨へ」のコメント欄をを覗いてください。

【戦争は過去にいっぱいあったが、「国などが武器を取って闘いあう」という「現象」は同じでも、その原因を厳密に言えば一つ一つ違う。それを、同じ原因を持った同一物としてみて、そういう「内容」で未来も戦争は起こるなどと「いいかげんに」予言するような態度は誤りだ。そもそも、上で述べたような「人間と動物並みの似た生きもの」とがいたに等しいおかしな時代(奴隷がいた時代のようなことを言っている)の「戦争」と今の戦争とが同列に語られるわけがないではないか。「戦争はなくならん」派は、大昔からの戦争を皆十把一絡げにして「そういうものは未来も起こる」と、語る。僕らは、無数の原因があると見て、その一つ一つを潰していく。
 EUの統一は、域内が「同じ人間」になったからできたのだろう。二つの大戦初めここ何世紀かの大きな戦争は彼らが起こしたが、もう彼ら同士の戦争はかなりの間無いだろう。そのためにEUを作ったと言えるほどだ。こういう「人類の努力」を冷笑してはいけない。】

【いろいろと礼儀に外れているから、きつい言葉になりますが。
 「現憲法は不成立説」なんて、いかに国民無視で現状にも合わないかを、ちょっとだけ書いてみる。
 大日本帝国憲法は天皇主権だ。日本国憲法は国民主権だ。近代史を見ても分かるように、「国家主権」に関わる限りこの二つは水と油。そして「旧憲法のやり方で新憲法を生むべきだった」というのは、原理的に天皇が新憲法を与えるべきだったということだろう? 「天皇が与えた日本国憲法??」。こんなのは大変な論理矛盾であって、国民皆がさぞや嫌がることだろう。当時の国民なら、怒って革命になるぐらいのオオゴトだ。「歴史はその時の文脈でも見なければいけない!」ってね。
 つまり、二つの憲法の間には断絶があるのであって、こういう日本の国民であってみれば「ハーグ陸戦条約第43条」など、「糞食らえ」ということね。「そのようにやりなおせ!」と語るあなたには「時代が違うのですよ」「当時はまた、遙かに違ったはず!」と言うしかありません。】

【朝鮮動乱は、冷戦の代理戦争。
 湾岸戦争は、多分フセインが米英に長期間かかって何か騙されたのだと、僕は推察してきた。
 イラク戦争はアメリが悪過ぎる。アナン事務局長ほか国連の制止を振り切ってデッチアゲ理由でやって、今の体たらく。国家大赤字にあえいで、国力低下の一途から、ドルも危うくなったきたではないか。貴方の期待を裏切ってむしろ、ベトナム、イラク両戦争は、こういうことを教えている。どんな大国も民族自決権を侵せないと。まして、アメリカ以下の小国をや、ということをね。
 核兵器だけでなく、人の命など人権向上に抵触する行為は、高く付きすぎる時代になったのね。これで、植民地戦争のような、昔なら起こったはずの理由での戦争はほとんどなくなったと言える。新たな理由での戦争は起こるだろうが、今述べたことはなかなか侵せないはずだ。侵略というものが、大国アメリカをも傾けたから、まして北みたいな小国をや。フセイン一家と同然の運命を、首領様御一家が辿ることになるはずだから。
 何度も言う。あなた方のは戦争を「十把一絡げ派」ね。僕らは一つ一つの理由を潰していく「未来に希望派」なのですよ。

 さて、次は。今の憲法を無効と宣言したら、大日本帝国憲法に帰るということだろう? そこからやりなおす?? 誰がこんな愚かなことを認めますか! 3分の2条項突破が自信ない連中の言い分だろうが、馬鹿馬鹿しいにも程がある。第1、ここの言い分全体が、僕へのお返事になってないじゃないか。僕はいつでも同じ論理で返事を書いてきたが、君の方はその論理への返事にはなっていなくって、同じようなことを繰り返すだけだよ。そんなこと、誰でも分かる理屈だ。これじゃ、誰が見ても、改憲派の権威を落とすねー。】
 
【 僕の答えに何も言えず、弱々しく「原理原則、原理原則」と繰り返すだけ? じゃ、僕も原理原則で行こう。
 僕が繰り返してきたように、大日本帝国憲法と日本国憲法との間にはギャップがありすぎるということを今回も語っている。そして、当時の国民は、熱狂的に日本国憲法を支持した。この雰囲気はつまり、革命と言うことなのね。革命が起これば断絶が起こるさ。そりゃそうだ。軍国少年少女がみんな戦時体制についてこう悟ったのだから。
「騙された」
「大人の偉い人たちが僕たち私たちを騙した!」
 あなた、徳川幕府の法制から明治憲法を作れって、言うか? 鳥羽伏見の戦い、五稜郭戦争等の時は、占領体制だったけどね。明治期の誰かが「新政府(の法体系)は違法だ!」っても、むなしいむなしい「原理原則?」。3分の2が取れないから原理原則に救いを求めたむなしさと一緒ね。】
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ビデオ流出事件    らくせき

2010年11月06日 13時22分06秒 | Weblog
保安庁の船に漁船が衝突したビデオがインターネットに流出。
遅まきながら覗いたら、短めのものが見られました。

日中首脳会談を目前に、石を放りこんだ、という解説。

流したのは、誰なんでしょうね?

一昔前には考えられなかったこと。
以前なら、どこかのメデイアに持ち込むしかなかった。

日本側は、漁船が体当たりとコメント。
中国では、逆のコメント。

映像は善悪の判断はしませんからね。
どういうコメントをつけるかで、意味が180度
変わってしまいます。

日本政府の中国への思いやりが裏目に出た事件。
報道の自由にも一石を投じた事件です。

でも、別にたいしたことじゃない、というのが感想。

まあ、ぶつかってきたのなら中国がしかけたか?
窮鼠猫を噛む、だったのか?

真相は藪の中・・・・

たんなる偶発事件だったのなら・・・大騒ぎしすぎ。








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注目したい「検察の在り方検討会議」    只今

2010年11月05日 21時08分45秒 | 国内政治・経済・社会問題
 柳田法相は、「検察の在り方検討委員会」の委員として、
検察を批判し続けてきた江川紹子氏や元検事としてその内幕を教示してくれた郷原信郎氏など14名を発表、10日に初会合を開くという。
 
 「身内ばかりを選んでいる」というのは「産経」の評価だが、元警察庁長官、元検事総長も含まれており、問題は経過の公表を含めて結論に至るまでいかに検討内容が公表されるかに関心があります。
 というのは、これまでのこうした委員会は、例えば役所案に反対らしい人3人を入れるが、座長を入れると賛成4人となるという構成にするのが大方であったからです。
 
 このことに関して、故西條八束さんから小生関与の「もくの会通信」にいただいた次のような一節を紹介します。
 =「役所が委員20名を選ぶとき、行政が考えている方向に反対の人2~3人、賛成どちらでもいいという人をそれぞれ三分の一というバランスにしたがる」と、政府の審議会事情に詳しい学者の談話が先日の朝日新聞に載っていましたが、これは私が出た長良川河口堰の委員会の人選傾向によく当てはまります。
 たとえそのような人選であったとしても、それぞれの専門性に立って議論が行えればいいのですが、役所と長い期間親しい関係にある人や研究費などをもらっている人はそれが出来ないようです。
 では、そのような委員会の委員はどのようにして決めるのがいいのでしょうか。
 まず、経歴や選任理由を公開し、委員は自分の専門性に忠実でうあること。
 つまり、多くの人々の監視と評価が必要なのです。=
 
 
 
 
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