日本会議、ネトウヨ諸君の日本近代史理解における根本的誤りを、その総体として最も簡略にして示してみたい。
① 教育勅語に書いてある教育目標、徳目を「いーことが書いてある」とよく語るが、完全な誤りである。勅語の中のこれら全てが、天皇家の発展のためにこそ国民が身につけるべきことという文脈になっているからだ。勅語の後半、全体の半分以上が、そういう文脈である。
② ①は、「大日本帝国憲法」が国民主権でなく、天皇主権であることに呼応しているということだ。教育勅語を褒めることはこういう「天皇・臣民体制に戻って良い」と述べているに等しい。
③ 南京虐殺は、満州事変・国連脱退以降の大日本帝国が国際法無視確信犯になったことを示した。これほどの大罪は、裁かれるのが当たり前である。
④ 東京裁判を、「東京裁判史観」とか「連合国史観」などと呼んで、一方的かつ不当なもののように言う見方はこうして、これが上記③から裁いた事実を無視してのみ成り立つ暴論である。満州事変・国連脱退に全く触れず、南京虐殺を否定するのは、こういう全く不正義な自己正当化の為と言える。
⑤ こうして、以上全てを推進したA級戦犯を祀ってあるという意味で、靖国神社への政治家参拝に中国などが反発するのは当たりまえだ。そういう政治家は、上のここまで全てを認めないと言動しているに等しいのであるから。
① 教育勅語に書いてある教育目標、徳目を「いーことが書いてある」とよく語るが、完全な誤りである。勅語の中のこれら全てが、天皇家の発展のためにこそ国民が身につけるべきことという文脈になっているからだ。勅語の後半、全体の半分以上が、そういう文脈である。
② ①は、「大日本帝国憲法」が国民主権でなく、天皇主権であることに呼応しているということだ。教育勅語を褒めることはこういう「天皇・臣民体制に戻って良い」と述べているに等しい。
③ 南京虐殺は、満州事変・国連脱退以降の大日本帝国が国際法無視確信犯になったことを示した。これほどの大罪は、裁かれるのが当たり前である。
④ 東京裁判を、「東京裁判史観」とか「連合国史観」などと呼んで、一方的かつ不当なもののように言う見方はこうして、これが上記③から裁いた事実を無視してのみ成り立つ暴論である。満州事変・国連脱退に全く触れず、南京虐殺を否定するのは、こういう全く不正義な自己正当化の為と言える。
⑤ こうして、以上全てを推進したA級戦犯を祀ってあるという意味で、靖国神社への政治家参拝に中国などが反発するのは当たりまえだ。そういう政治家は、上のここまで全てを認めないと言動しているに等しいのであるから。
僕には、標記のことしか思い浮かばない。つまり、愛国に目が眩んでいる、と。対して、僕は思う。自国の醜い過去をきちんと「自己批判」できない人々は、愛国者などと言えないと。誤りのない人間、国など地上のどこにも無いとも言い添えた上で。
「ウダウダ言っているのは、中国と南北朝鮮だけ」て、事実を知らしめないと。
それが当たりまえなんてのは、サヨだけじゃないかな?
文ちゃん、大丈夫?
日本国民一人当たりGDPの歴史的推移を調べてみた。各国比較順位も含めて。1995年、2005年、2015年で、こう推移している。数字は、国連統計だ。
順位は、5位、23位、32位と極端に落ちていく。1人当たり金額も、43,774ドルが34,629ドルにまで落ちた。95年と15年とそれぞれ10位の国との比率を観てみると、その劣化ぶりが分かる。3位であった95年は10位の国の126%だったものが、2015年には57%にまで落ちてしまった。
これが「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれてアメリカまでを買い漁った日本国の末路なのだ。いくら少子高齢化が進んだと言っても、これは酷すぎる。少子化自身が若者の希望の無い将来、希望のない国の現れでもあるのだし。
また、先進国は皆少子化というのも暴論。これは、20世紀末ごろのことで、英米仏などは持ち直して、出生率2を超えている。
こうして、希望のない国こそ、為政者が美化せざるをえないのだと、そういうことだろう。世襲政治家が跋扈し、身内を助け合うだけ・互助会のような官僚組織とあっては、他の99%にとっては薄汚れた、みすぼらしい国というしかないのである。
こんな国を懸命に美化する右の方々、何のためにこんなことに血道を上げるのか。ご苦労様な事である。
日本人の反発は、間違っている!と、
いつもながらの、サヨ論法。
でも、それって、そろそろ通用しなくなっているよ。
アパホテル、満室御礼だってさ。
お答えの主要点がもう誤っている。
『中国様のお怒りは、当然で、御もっとも、日本人の反発は、間違っている!と』
これがもう誤っている。このエントリーに返事を書いたとするならばね。
僕はまず、日本がエントリーのように歴史観を誤っていると書いた。だから中国が怒るのは当然と書いた。これへの返事ならば、日本会議などの上記5点の誤りを「誤っていない」と証明するのでなければならない。それを書かないでは「日本の反発」なんて一体何を語っているんだか?? この場合の反発は向こうでしょとかいてあるのですが・・・。
『南京虐殺史実の決定版 2017年03月13日』
この13日エントリー全体が、正に「決定版」になっているのだから。
この「南京虐殺」とこの上のエントリーでもって、日本右翼の歴史修正主義の誤りはほぼ粉砕出来ているはずだ。また、そうだからこそ、この二つがベスト10に出たり入ったりしてきたのに、反論がないのである。ここはこのブログ題名から、ネトウヨ諸君のアクセスが多いと体験してきたから、アクセスが多くても反論がないというのは、そういうことなのである。
ここに書いたことは、歴史学者にしても思想に携わる学者にしても、ほぼ全員が肯定することのはずだ。それを、政権党中枢が本心としてはほとんど認めていない。異様な光景という他はない。安保法制の時も同じことを感じたものだ。憲法学者のほとんどが違法と語る法律を成立させてしまった。
まーこういう異常な政治時代というものは人類史上常にあったものだが。