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中国(戦争)脅威論に  文科系

2015年03月05日 12時42分40秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 コメントでこんな論議があった。私見を加えたい。

『 中国? (文科系)2015-03-01 11:18:30 
(前略)
 中国? 軍事費で言えば、アメリカの15%ほどだろうし、アメリカに8艘もある原子力空母なんて持ってない。侵略性の規模が違うと延べてきた。ピケティや5大投資銀行破綻・国家救済ではないが、金融主義、新自由主義の侵略性でもって世界を悪くしている元凶でもある。(後略)』

『 少なくとも (1970)2015-03-01 13:39:07
 これからは中国が脅威でしょう。
 分かりやすいアメリカよりも。
 安倍日本の危なさよりも中国の方がよほど危ないと思うんだよな。反日デモの焼き討ちとか見ると』

『アメリカと中国と (らくせき)2015-03-02 09:21:43
 どちらが日本にとって脅威なのか? とても興味あるテーマですね。中国と言う人が多いのかもしれませんね。
でも本当でしょうか?
 中国が覇権国家となれるのならば、そうかもしれません。果たして中国はアメリカと同じ道を進むのかな?』

『 Unknown (東西南北)2015-03-05 11:47:11
 とんでもないな。老人ふたりは。中国はアメリカの武力が絶大だから大人しくしているだけだろ? 朝鮮戦争を忘れたのか? 米国政府高官が「朝鮮半島のことには手を出さない(かも)」と発言しただけで北朝鮮・中国合同軍は韓国に攻め入ったのではなかったか』

 第一次世界大戦以降戦争違法化の流れも進み、「総力戦」の被害も大きいこととて大国同士の戦争はなくなってきました。第二次大戦以降は、先ず米ソ冷戦関連の局地戦争。東欧崩壊以降もアメリカはなぜか軍事拡大を続けて、イスラエル関与も含めアメリカ関連の戦争が圧倒的に多くなっています。ユーゴ、アフガン、イラク、シリア、ウクライナなど何故、どのように戦争が仕掛けられたのかまだよく解明されていない戦争も含めて。そういう歴史的現状を見ずに、中国戦争脅威論を、20世紀中頃の冷戦時代の状況を持ち出して論ずるなどのやり方は論外だと思います。

 特に、今の世界金融マネーゲーム時代以降の戦争は、新しい視点が必要と考えます。現代の戦争を見るためには、旧帝国主義時代の戦争が定期的世界大不況に対する資源、市場などを巡って起こされたのとは違った観点が必要なのではないでしょうか。戦争は、例えば人間の闘争本能が起こすというようないつの時代も同じといったものではなく、時代時代の原因があると考えてきました。

 僕は日本という経済・技術大国が世界経済大不況の中で20年の自国の景気停滞を打ち破るのだとばかりに、景気回復と結びつけて武器輸出を解禁する方向に踏み出したことが、非常に怖い気がします。アメリカの産軍政複合体や古くはナチスドイツの例を挙げるまでもなく、後戻りが難しくなって拡大していくばかりと考えるからです。輸出相手国の民生も悪くなることでしょうし。
 また、今フランスがちょっと怖いです。シャルリ事件を待っていたようにこの直後に、アメリカの8艘以外では世界唯一のフランス軍原子力空母が中東に出撃し、イスラム国爆撃に参加し始めました。何故なのでしょうか?
 

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14 コメント

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Unknown (東西南北)
2015-03-05 13:26:09
1、香港民主化デモ参加者の女性(22)に対して村上春樹氏が激励。「民主化のためにあなたがたが行ったことは、決して無駄には終わらないと思います」「一見『何もなかった』ように見えるかもしれませんが、足の下の見えないところで、何かは確実に変わっているはずです」←文科系氏もらくせき氏も大西五郎氏もたまにはこういった記事を拾い、主張してみてはどうか(ウイグルやチベットのことも忘れずにね)。
2、高市早苗「当時、資源封鎖されて抵抗せず日本が植民地になる道がベストだったのか」(日本の「非道」よりも、日本が攻め込んだ「アジア」が、オランダ領だったりアメリカ領だったことのほうが遥かに大きな根本問題である。そのことを不問に付して話を進めるな)
3、左翼思想のおかしさ…アメリカは新自由主義と軍拡(戦争ばかり)で駄目になる。安倍政権の主張は孤立を招き自滅する――駄目になればよいではないか、自滅したその時こそ変革が訪れるだろうに何を恐れているのか。
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反論 (文科系)
2015-03-05 13:56:34
①歴史家でも社会学者でもない、一小説家の言葉に過ぎません。それも、全面的な戦争論でも何でもない、香港事件の一事例。
 関連死含めて50万人が亡くなったイラク戦争が、マスコミぐるみの大々的な嘘の理由で熱狂的に始められたという世界史的事実とは、比べようもないことだ。こんなことを後生大事に掲げて、僕への反論になっているつもり?

②2月20日の拙稿「太平洋戦争開戦経過」でも読んで、お応え下さい。
 資源封鎖されたのは、満州事変以降どんどん国際法違反を重ねていったからだ。その時代の(植民地)規則さえも踏みにじってきた側が、現代の植民地視点から西欧を非難しているわけだ。植民地が悪いというのは今では当たり前だが、当時の論と今の論とを下手に使い分けるなよな!

③「ダメ」という言葉で済めばよいが、戦争行動は例えば上記イラクのように50万人が死に、イスラム国のようなのができる温床になった。こういう悲劇を起こしたくないからいろいろ語るんだよね。君のように言えばこうなるの?
「悲劇はなんでもとことん起これ、やがて納まるだろう」
 こりゃもうむちゃくちゃな論理というか、もう何も語らない方が良い言葉のように思う。そもそもなぜものを語るの? 何故政治を語るの?
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Unknown (東西南北)
2015-03-05 14:29:17
香港民主化デモは無視していいのか。無視すんなよ。
イラクの犠牲者は50万人!?(ウィキリークスやスノーデンが暴露してないから証拠薄弱・虚構なんじゃないかなあ。割りとマジで)……ウイグルチベットの犠牲者も50万人を超えているでしょう。無視すんなよ。
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弱々しい反論 (文科系)
2015-03-05 14:56:12
 南北さんの言は、僕への反論として極めて弱々しいものと言わざるを得ない。このように。

 まず、イラク戦争死者数50万人(以上)の出典をあげておく。天下のナショナルジオグラフィック誌の13年10月17日号で米シアトル大学などの国際チームが調査・公表した数字である。当ブログ拙稿では、13年10月31日にこの報告を書いた。
 あなたのウィグルチベットの数字はどういうものですか? 出典を明示して下さい。

 あと、②③にも是非お応え願いたい。書き逃げは卑怯である。特に③はもう酷い代物と思うから。 
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朝鮮戦争に中国が (らくせき)
2015-03-05 15:46:57
参戦したのはなぜか?
東西南北さんの言っていることは
事実に反しているのでは?

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Unknown (Unknown)
2015-03-05 18:50:33
取り敢えず、軍事費の増大ぶりと、近隣諸国(日本も含む)への「ちょっかい」の出しっぷりを見ると、
アジアで最大の脅威なのは、間違いないのでは?
必死に、目をそらせようとするサヨの動機は何だろう?
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Unknown (Unknown)
2015-03-05 19:16:32
そう言えば、文ちゃんが、チベットやウィグルの事、或いは、フィリピン沖で中国がやらかしている人工島とか、その手の話を書いた事ないよね。
あれだけ、要らん事は書いているのに、何か書いてはいけない理由でもあるのかね。
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アメリカの防衛ライン (東西南北)
2015-03-05 19:52:38
1、文科系氏は連合国側の思想(宣伝)に洗脳されすぎている。200~100年前の欧米列強による侵略戦争・植民地支配は不問に付し、1950~1953年の朝鮮戦争や1962年の中印国境紛争、1969年の中ソ国境紛争や1979年の中越戦争なども不問に付した挙句に「日本の戦争」だけは罪に問おうというのか。
2、宣戦布告が遅れたから卑怯だというのはアメリカのプロパガンダであり、国民の戦意高揚のための論法にすぎない。そもそも、たとえば朝鮮戦争やベトナム戦争に宣戦布告があったのかどうか、調べてみろ!
3、護憲などといいながら米国否定とはおかしくないか。九条をまともに読めば日本は軍隊を持つなと書いてある。では、仮に他国に攻められた際はどうするのか。裏の意味は「その時は米軍が助けてやる」であろう。だから日本のあちこちに米軍基地があるのではないか。そんな国が他にあるか?
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南北さんにお応え (文科系)
2015-03-05 22:11:13
 南北さんにお応えする。
①200年前には戦争違法化関連の国際法はほとんどなかったはず。第一次大戦後に国際連盟ができて飛躍的に進んできたその法律に日本がどんどん違反したという問題と、今から見て植民地が悪であるという問題とは別の話だと僕は語っているのだ。ちょうど戦国時代の「農民殺し」を今の観点で裁断することはできても、当時の法では悪いともいえなかったようなものだと思う。

②真珠湾宣戦布告は遅れたのではなく、わざと遅らせたのである。このように。これは、2月20日のここに書いた事だが。
【 『よく知られているのは、真珠湾への奇襲攻撃である』。開始8日午前3時19分、対米覚書手交4時20分というものだ。この点については従来から、こういう説があった。対米覚書の日本大使館における暗号解読が遅れたとされてきたのだ。これにたいする本書の解明はこうなっている。
『外務省本省は13部に分かれた覚書の最終結論部分の発電をぎりぎりまで遅らせただけでなく、それを「大至急」または「至急」の指定をすることなしに、「普通電」として発電していたことがわかってきた』 】

③については、僕の答えは長くなるので、当ブログの以下をお読み願いたい。11年3月9日「僕の9条堅持論」である。 
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名無しさんにコメント (らくせき)
2015-03-06 09:05:49
取り敢えず、軍事費の増大ぶりと、近隣諸国(日本も含む)への「ちょっかい」の出しっぷりを見ると、
アジアで最大の脅威なのは、間違いないのでは?
必死に、目をそらせようとするサヨの動機は何だろう?

中国が脅威になる可能性が高くなっていることは
誰の目にも明らか。
誰も必死に目をそらせようとしていないのに、
必死にサヨがそうしていると書く動機はなんだろう。


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