TBS議員アンケ 自民「答えないで」(15.7.11 朝日新聞)
自民党が、安全保障関連法案について、TBSのアンケートに答えないよう党国会議員に指示を出していたことが分かった。失言を恐れて議員のテレビ出演も制限しているが、ここまで議員の活動を縛るのはやり過ぎとの批判も出ている。
アンケートは自民議員を対象に配布。与党がめざす今月中旬の衆院採決が妥当か▽国民の理解が十分得られているか▽法案は「違憲」だと思うか――を選択式で問い、最後に安保法案の必要性についての意見を自由記述で求めている。
党関係者によると、棚橋泰文幹事長代理の指示を受けた党職員が「微妙な時期ですから、答えないようにしてください」と各議員の事務所に連絡したという。
ある中堅幹部は「議員を子ども扱いしている」と批判。別の党議員からも「自由な意見が言えないほど余裕がない状態に追い詰められていると認めるようなものだ」との声が漏れる。
谷垣禎一幹事長は10日の記者会見で、指示については「承知していない」と述べた。TBS広報部は「番組制作の過程はお答えできない」としている。
□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□
どの世論調査でも「安保関連法案についての政府の説明が不十分だ」という答えが80%を超え、今国会での法案成立に反対が過半数です。しかし安倍首相と自民党幹部はこのような世論を無視して、7月15日に安保関連法案の特別委員会採決、16日に衆議院本会での採決というスケジュールを予定どおり進めようしていると伝えられます。そのために党の議員が余分なことを言って法案成立のスケジュールに支障を来たさないようにと、議員の口にチャックをかけたということだと思います
自民党では目下の政治の大きな問題となっている議案について、議員が議員としての見解や意見を持つことを禁じ、法案採決時の一票としか議員の価値を認めていないように思えます。
中堅幹部が「議員を子ども扱いしている」と批判したということですが、今の自民党の若手議員は先日の若手議員の勉強会(文化芸術懇話会)でのマスコミ規制発言にも見られたように、民主主義についての認識・理解に欠け、国会議員としての資質を持っていなくて、子ども扱いされても仕方ないようにも思えます。
また、幹事長が「マスコミからのアンケートに答えないように」という指示を、党幹事長代理が党職員を通じて各議員の事務所に連絡したということを「承知していない」と記者会見で答えたといいます。朝日新聞としては「党の幹事長代理がそのような指示を出したことを幹事長としてどう思うか」と追求すべきではなかったでしょうか。
記者会見で質問が出されたというのに、他のマスコミが報じていないのも可笑しなことだと思います。TBSのアンケートは殆どの憲法学者から「違憲」と言われている安全保障関連法案について法案推進の与党議員がどう思っているかを国民に知らせる重要な手段です。マスコミ・ジャーナリズムは「権力の見張り番」といわれます。その役割を果すようにして欲しいと思います。
大西 五郎
自民党が、安全保障関連法案について、TBSのアンケートに答えないよう党国会議員に指示を出していたことが分かった。失言を恐れて議員のテレビ出演も制限しているが、ここまで議員の活動を縛るのはやり過ぎとの批判も出ている。
アンケートは自民議員を対象に配布。与党がめざす今月中旬の衆院採決が妥当か▽国民の理解が十分得られているか▽法案は「違憲」だと思うか――を選択式で問い、最後に安保法案の必要性についての意見を自由記述で求めている。
党関係者によると、棚橋泰文幹事長代理の指示を受けた党職員が「微妙な時期ですから、答えないようにしてください」と各議員の事務所に連絡したという。
ある中堅幹部は「議員を子ども扱いしている」と批判。別の党議員からも「自由な意見が言えないほど余裕がない状態に追い詰められていると認めるようなものだ」との声が漏れる。
谷垣禎一幹事長は10日の記者会見で、指示については「承知していない」と述べた。TBS広報部は「番組制作の過程はお答えできない」としている。
□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□
どの世論調査でも「安保関連法案についての政府の説明が不十分だ」という答えが80%を超え、今国会での法案成立に反対が過半数です。しかし安倍首相と自民党幹部はこのような世論を無視して、7月15日に安保関連法案の特別委員会採決、16日に衆議院本会での採決というスケジュールを予定どおり進めようしていると伝えられます。そのために党の議員が余分なことを言って法案成立のスケジュールに支障を来たさないようにと、議員の口にチャックをかけたということだと思います
自民党では目下の政治の大きな問題となっている議案について、議員が議員としての見解や意見を持つことを禁じ、法案採決時の一票としか議員の価値を認めていないように思えます。
中堅幹部が「議員を子ども扱いしている」と批判したということですが、今の自民党の若手議員は先日の若手議員の勉強会(文化芸術懇話会)でのマスコミ規制発言にも見られたように、民主主義についての認識・理解に欠け、国会議員としての資質を持っていなくて、子ども扱いされても仕方ないようにも思えます。
また、幹事長が「マスコミからのアンケートに答えないように」という指示を、党幹事長代理が党職員を通じて各議員の事務所に連絡したということを「承知していない」と記者会見で答えたといいます。朝日新聞としては「党の幹事長代理がそのような指示を出したことを幹事長としてどう思うか」と追求すべきではなかったでしょうか。
記者会見で質問が出されたというのに、他のマスコミが報じていないのも可笑しなことだと思います。TBSのアンケートは殆どの憲法学者から「違憲」と言われている安全保障関連法案について法案推進の与党議員がどう思っているかを国民に知らせる重要な手段です。マスコミ・ジャーナリズムは「権力の見張り番」といわれます。その役割を果すようにして欲しいと思います。
大西 五郎
そもそも、そんな御大層なものではなかったのでしょう。
と、君流にやれば、どんな議論も楽なもんだ。その代わり、最初から誠実な討論などする気がないこと丸分かりになるけどね。と言うように、君はもう信用がないんだよね。ブログでも信用って大事だよね。
こういう訳で言っておくけど、僕が話さなかったらもう誰も返事をくれないよ。暫くそうだったでしょ。まだ懲りないの?
もっとも、君にまともな答なんか誰ももう求めていないけどね。見透かされたんだよ。口から出任せ人間として、信用が無くなったのね。偽名や、名無しを無数に使ってきたことも丸分かりだしね。この信用をここで取り返すのは、大変なことだと思うね。