アメリカからのこの声が、侵攻が明日にもというばかりにおおいに騒がれてきた。これに対して「責任ある人の言葉ではないのに・・・」とここで何回も批判を繰り返してきたものだ。一司令官の言葉を政府の方針などと観る扱いはおかしすぎるだろう、と。
ところで、2日の新聞に、国防総省次官の下院公聴会発言として、こういう記事が載ったが、これがアメリカの台湾侵攻に対する公式の立場なのだろう。記事の見出しはこういう物。『中国の台湾侵攻「兆候ない」』。というこの記事は、朝日新聞でも13面にあって、実に小さな扱いであった。内容はこういう物なのに。
『米国防総省のカール次官(政策担当)は2月28日、中国が2027年までに台湾に軍事侵攻する可能性をめぐり「中国の習近平国家主席や人民解放軍が『準備ができている』と考えている兆候はない」と述べた』
『「(侵攻を)すると決めたわけではない」と指摘。「準備を加速させるであろう兆候もない」と述べた』
日本にとってとても大事な記事なのに、扱いが小さすぎると考える。