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「トランプのポチ」の証明、ノーベル賞推薦   文科系

2019年02月20日 18時49分55秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 阿修羅掲示板に、リテラの記事紹介として、以下の転載が載った。内容は表記のものである。日本国国会において、アメリカにおいてさえ過半数の人々から疑問符が付いてとかく言われているトランプに「敬意を払うべき」と全国会議員に向かってお説教する安倍って、一体どんな人格なのだろう。ごくごく卑近な実利だけ、日本国への他国の通常評価を著しく下げてしまうということも一切考えられない思考の持ち主、ということだろう。文中末尾にあるように、たしかに人間として”カス”なのかも知れぬ。 


【 ■国会質問に「政権を奪取するつもりなら、米国大統領に敬意を払え」

 18日の衆院予算委では、元民主党で無所属(立憲会派)の小川淳也議員が、中距離核戦略全廃条約からの離脱の打ち出しやパリ協定からの離脱、移民排斥の壁の建設など具体的にトランプの暴挙をあげたうえで、「ノーベル平和賞に推薦するなんてことはありえないし、日本国として恥ずかしいことだと思いますが、総理はどう思われますか」と質問。すると、安倍首相はいつもの苛立ったときの調子で、こんな答弁を展開したのだ。

「いま、同盟国の大統領に対して口を極めて批判をされたわけでございますが、米国は日本にとって唯一の同盟国であり、その国の大統領に対しては一定の敬意を払うべきだろうと、私はそのように思うわけであります」

 この後に及んでまだトランプに媚びを売るのかと呆れるが、さらに安倍首相はこう続けた。

「まあ、御党も政権を奪取しようと考えているんであれば、ですね」

 ようするに安倍首相は“日本国の政治をやりたいなら米国大統領の言うことは何でも聞くのが当たり前”と、国会で宣言しているのである。まさに対米ポチ、いや、トランプの奴隷だろう。

 本サイトでもなんども批判してきたように、安倍首相は対日貿易で利益を得たいトランプに要請され、戦闘機やイージス・アショアなどの兵器を大量購入するなど、完全に言いなりになってきた。そして、次はノーベル平和賞である。ジャイアンとスネ夫でもここまで酷い関係ではない。しかも、安倍首相も政府幹部も「トランプ大統領は推薦を秘密にしてくれるはず」との腹づもりだったのだろうが、見事に裏切られたかたちだ。

 これは舐められているというだけではないだろう。商売人のトランプは安倍首相の“ポチ犬根性”を試したのだ。そして、安倍首相はやっぱり、国会で「トランプ大統領に敬意を表せ」といきり立ったように、そのとおりの忠誠心を示した。いやはや救い難い。

 もう一度言おう。こんな人種差別の扇動者でエゴイズムむき出しの人間に頼まれ、「日本の首相」として、あろうことかノーベル平和賞を受賞させるため手紙まで書いて送るその神経。しかもトランプ曰く「日本を代表して推薦した」のだ。保守派は「日本の名誉を傷つける」と見なした者や行為を「反日」と呼ぶ。だったら、目の前にいるこの宰相こそが最大の「反日」として怒るべきではないのか。疑いなく“カス”である。

(編集部)】
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書評『「日米基軸」幻想』  文科系

2019年02月20日 06時31分37秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 詩想社新書から出ているこの本は、進藤榮一、白井聡お二人の対談本である。折しも、安倍首相による「トランプ氏をノーベル賞に推薦」が世界の笑い物になっているような現在である。この本の「終章 破綻した政権と国民 白井聡」を抜粋紹介してみれば、この推薦状が持つ意味というものも日本国民の骨身にしみてよーく分かるというもの。ということをもって、この本の書評に替えたい。

『対談を終えてこのまとめの文章を書いているいまも国際情勢は激変を続けており、何を書けば「これは確実」と言えるのか、きわめて厳しい状況にあります。・・・・2016年9月、安倍晋三首相は訪米の機会をとらえてクリントン候補のもとを訪れ・・・・そして、まさかのトランプ大統領誕生。ある報道によれば安倍晋三氏は「話が違うじゃないか!」と腹立ちまぎれに外務官僚を怒鳴りつけたそうです。そこで安倍氏は、金のゴルフクラブを携えて、すぐにトランプ氏のもとへ跳んで行き、ニューヨークのトランプタワーで会談します。・・・・そしてその後、北朝鮮による核兵器と弾道ミサイル開発の問題が一気に緊迫の度を加えます。米朝指導者間の罵倒合戦に続いて、9月19日の国連での演説にて、トランプ大統領は「北朝鮮の完全な破壊」の可能性を口にして、世界をどよめかせます。・・・・そして年が明け、(2018年)二月に韓国平昌にてオリンピックが始まる前後から、緊迫していた朝鮮半島情勢が一挙に変化し始めます。南北対話が始まるなかで、トランプ政権は早期の米朝直接対話を決断します。・・・・アメリカの圧力強化、強硬路線を宣布する役割を進んで担ってきた日本政府には一切の相談なしにこの決定は下されました。
 このように朝鮮半島を巡る情勢が激変する最中に、トランプ大統領は、貿易赤字削減を目指し、鉄鋼とアルムニウムの輸入に対して、25%の追加関税をかけることを発表しました。しかも、韓国、EU、メキシコ、カナダ、オーストラリア等がこの決定の適用除外に指定される一方、この決定を発表する際には、「安倍晋三首相と話をすると、ほほ笑んでいる。『こんなに長い間、米国を出し抜くことができたとは信じられない』という笑みだ」と延べ、世界で唯一、安倍晋三氏を名指ししたのでした。・・・・ここまでの安倍氏の振る舞いは、まさに「インテグリティ」を欠いたものであり、矢部宏治氏いわく、「インテグリティを欠いていること」は、アメリカ人にとって人間として最も低劣なことにほかならないからです。
 日本の主流派が奉じる「日米同盟基軸」の将来がどのようなものとなるのか、ここからも明らかではないでしょうか。それは伏在していたものが表に出るということにすぎないのでもありますが、「友情と敬意」のオブラートの下に岩盤のように横たわる軽蔑の感情が、今後ますます目につくようになるでしょう。』

 モリカケに顕れた官僚「忖度」文書偽造。日本の基幹統計をさえ改竄してアベノミクスの「成果」を上方に書き替えさせた「問題意識」圧力。内政の追及から逃げ出すためにやっているような「金ばらまき」外交。そういう政治の内実をこんなに大きく、鮮やかに描き出した本は珍しい。それは世界の過去現在を30年単位以上で見る目、学識がさせる技なのだと思ったことだった。「この程度の国民40%に似合った政治」という白井のこんな文言も、いろんな本を読んできた中でも初めて見た気がする。

『この無能かつ腐敗した政権を、国民は相対的に支持しているのです。政権と同程度に国民総体が劣化していると言わざるを得ません。要するに、安倍政権とは、いまの国民の水準に見合った政権であるのでしょう。・・・・安倍政権が倒れたからといって、即座にそのような合理的な転換ができるとは、私には到底思えません。なぜなら、安倍政権が去っても、そこにはそれを長らく支持してきた、安倍政権と同様に、無能かつ不正で腐敗した国民が残るからです』
コメント (2)
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