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随筆 ギターを弾く幸せ  文科系

2013年01月01日 13時36分52秒 | 文芸作品
 随筆 ギターを弾く幸せ  文科系

 こんな随筆を今までにもう何回書いて来たろうか。今ももう2時間近く弾いていたが、去年もまたギター演奏に、文字通り明け暮れてきた。この2ヶ月もこんなふうに。
 ギター界では不朽の名曲、ソルの「モーツアルト”魔笛”の主題による変奏曲」にこの10月25日から過去3度目の挑戦をしてきた。僕の場合、この5つあるバリエーションのうち第1と第4が過去どうしても上手くいかなかった。前者では速いスラー部分が重すぎかつ不均等を直せなかったし、後者は高音旋律に呼応したように弾く低音伴奏のばらつきがなくならない。いずれも左指の力が抜けないのだが、僕の永年の欠陥に起因したものである。ただ、前回「魔笛」をやったのは09年の9月であって、今回71歳というこの歳になってもなんとか上達できるのだとよく分かった。この難曲がなんというか、人前で弾けるかという感じになってきたのである。嬉しかった。

 さて、過ぎた1年はこんな曲をやってきた。
 まず1月12日から、イタリアの名画「ひまわり」の主題歌。編曲が難しすぎて僕の手に余り3年前に中途半端に終わっていた曲への再挑戦だった。今回もこれを2ヶ月粘ったが、まだ「一応弾ける」とも言えないだろう。3月13日からはビセンテ・ゴメスの「悲しみの礼拝堂」で、4月16日からはメルツの「ロマンス」。6月9日から、日本の作曲家による「”さくら”の主題による変奏曲」で、7月14日からはバッハのチェロ組曲第1番のプレリュードをギター用に編曲したもの。編曲者は、デュアルテというイギリスのギター作曲家である。そして、10月25日からが、上に見たようにソルの「モーツアルト”魔笛”の主題による変奏曲」。
 僕は9年前先生についた昔から、2人の作曲家の練習曲集以外には何かの教本を上げるというやり方は一切取っていない。自分の好きな曲だけをその都度選び、暗譜して弾き込むという進み方をしてきた。「ひまわり」や「魔笛」のように手に余った曲なら、暗譜したその状況を苦心して維持していき、以降も何度か挑戦する。好きな曲をいったん苦労して覚えたのに忘れるというのがもったいないとも考えてきたのである。

 ギターは、誰に聴いても「癒される音だ」というようだ。そして、僕もよくやることだが旅行や公園にも持って行ける手軽さだし、大音声のオーケストラ楽器が生まれるずっと前の昔からある室内用楽器だから、夜弾いても近所迷惑にはならない。そして何よりも、ピアノと同じように旋律をいろんな和音で装飾・伴奏しながら一人で弾ける数少ない楽器なのである。これがこの楽器がこれほどに楽しめる最大の理由だろう。普通とは逆に、旋律を低音にして高音の伴奏を付けた曲があったり。伴奏の和音修飾も、アルペジオでやったり普通の重和音でやったり。このように、一曲の旋律の情感に合わせていろんな伴奏がある。一つの曲の一つの山場の和音などを、その日その時の気分に合わせていろんな弾き方、弾き分けを楽しんでみることもある。こんなところからなのだろうが、この楽器の弾き手が2派に分かれるから面白い。子どもによくあるように技術がどんどん上がっていくことを楽しむ人と、一つの曲をいろいろと弾き分けてみたりして曲のいろんな表情、楽しみ方を追求する人と。僕は多分、後者なのだと思っている。何せ、同じ曲をどれだけ弾いても飽かないのだから。

 今年もよろしくお願いいたします。
コメント (1)
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あけましておめでとうございます。   らくせき

2013年01月01日 09時37分54秒 | Weblog
新年あけましておめでとうございます。

いろいろあった2012年。
日本国の明日は安倍さんに。
いろいろありそう・・・

でも言いたいことは言ってストレスをためないように。
2013年も健康に過ごしましょう。

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