今日、皇太子の誕生日。
朝日新聞によると、天皇と皇太子の間には
天皇・皇族について深刻な考えの違いがあるとのこと。
その辺りは、詳しく書いていないので、
詳しい方は教えて下さい。
保阪正康氏は、明治天皇・大正天皇・昭和天皇・平成天皇と
それぞれ、自分の父とは違う天皇になろうとしたと
言っています。
① 明治天皇は、父、孝明天皇の攘夷思想を、開国に変更。
軍国・日本の象徴となりました。
② 大正天皇は、明治天皇の軍人化を嫌っていた。
漢詩や和歌を好み、日本の伝統的な天皇像を追いかけました。
しかし、脳に障害を起こし、側近たちが天皇の座から
降ろしてしまいました。
③ 昭和天皇は、そんな父を嫌い、祖父・明治天皇を尊敬、
軍人としての天皇像を強く意識しています。
敗戦にもかかわらず、基本的には、君主制を捨てておらず、
昭和20年以後も、君主制民主主義と考えていました。
(五箇条のご誓文が民主主義と考えていたようで
これは保守系さんがよく言っていることです)
④ 平成天皇は、明言はしまませんが、保阪さんによれば
君主制民主主義から、民主主義下の君主制に考えを
変えたそうです。
このように、各天皇は、自分の父を乗り越えようとしてきたわけですが、
この流れのなかに皇太子もいるとすれば、
当然、父・平成天皇とは違った考えを持ってもおかしくないわけです。
皇太子は、どんな危険?思想をもっているのでしょうか?
国民に対する天皇一家のイメージを、どう描いていくべきか?
その辺りの違いなのか?
宮内庁長官が諫言したのも、その辺りのことなんでしょうかね。